開講学期
Course Start
2014年度 後期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
機械航空創造系学科
対象学年
Year
3
必修・選択
Mandatory or Elective
選択
授業方法
Lecture or Seminar
講義
授業科目名
Course Title
熱機関
授業科目名(英語)
Course Title
[授業科目名(英語)]
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
媚山政良  窓口:河合秀樹
教員室番号
Office
B219(河合)
連絡先(Tel)
Telephone
Tel. 0143-46-5305(媚山), Tel.0143-46-5304 (河合)
連絡先(E-mail)
E-mail
jrc98@mmm.muroran-it.ac.jp(媚山), hdkawai0@mmm.muroran-it.ac.jp(河合)
オフィスアワー
Office Hour
12:00-15:00(木曜日)
授業のねらい
Learning Objectives
  熱機関(エンジン)は熱エネルギーを運動エネルギーに変換する機関であり,その開発は今後も益々重要度を増すと考えられる.また熱機関の逆サイクルは作業機械(冷凍機関,ヒートポンプ)であって,これらの機関は空調工学の要であり,環境問題が益々重要視される中,この知識の修得は極めて大事である.ここでは,この両者について基本的な概念を学ぶ.
到達度目標
Outcomes Measured By:
 本授業では、機械工学を学ぶ学生に必要な熱エネルギー工学の具体的な応用分野である熱機関についてその歴史的な発展を論じ、ボイラー、蒸気機関車、蒸気タービン、内燃機関さらにガスタービン等の諸形態における作動原理と仕事率などの理解、機関固有のトルク、仕事、出力、熱効率、実効率、燃料消費率などの機械工学エンジニャとして必要な基本事項の理解・習熟する.
また,空調工学としての基本概念を習得し,蒸気線図と湿度の関係ず等の理解ができるようにする.
授業計画
Course Schedule
総授業時間数(実時間):24時間
1 内燃機関とその分類
2 空気サイクル・燃料空気サイクル
3 実際機関
熱機関 4 指圧計・動力計
工学 5 ピストンとクランクとの機構
6 給気および排気 4サイクル機関
7      同     2サイクル機関
8 [[試験]]

1 空調の基本システムと関連機器
2 湿り空気と線図および操作
3 空気の状態変化と空調プロセス
空調 4 空調負荷と設計外界条件
工学 5 補1:熱発生設備と太陽集熱
6 補2:積雪寒冷地と地中
7 補3:最先端のデータセンターの冷房
8 [[試験]]
教科書
Required Text
参考書
Required Materials
原動機各論、浅沼  強 著、朝倉書店 #
熱機関工学、西脇 仁一 著、朝倉書店#
内燃機関、坂田 勝、田坂秀紀、森北出版 
教科書・参考書に関する備考 ・教科書は使用せず、適宜参考資料を配布する。
成績評価方法
Grading Guidelines
到達度目標に関しては,自己学習を促すため授業中に出す課題の理解度と,定期試験によって達成度を判断する.定期試験は100点満点中60点以上が合格である.評価は前半の熱機関工学と後半の空調工学の点数の平均とする.したがって授業中に課す課題は必ず提出のこと.
履修上の注意
Please Note
1.出席率2/3で定期試験の受験を認める.
2.再試験は行わない。 不合格となった学生は翌年の本試験を受けること。
3.授業中の質問は歓迎する。教員側から講義中に質問することも授業効果を引き出すので多用する。
4.授業の変更は授業中に通知する。
教員メッセージ
Message from Lecturer
熱機関の原理を主軸に、熱工学(熱力学、伝熱工学、燃焼工学)と流体力学、振動工学などを現実問題として関連づけてシステマッチクな講義を努力している。従って、講義に出ないで試験のみで履修することを考える学生は甘いと言わざるを得ない。書物からは解読することは時間と能力が必要で、講義聴講の重要性がある。
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
機械システム工学コースの学習・教育到達目標との対応
(C) 工学専門知識の修得
・機械工学に関する専門知識を駆使して、工学システムにおける課題を解決できる。
・エネルギー・環境、ものづくり、ロボットに関する技術的課題に挑むことができる。
関連科目
Associated Courses
この科目の履修にあたっては、1,2年時開講の熱力学、流体力学、2年次開講の振動工学、3年次開講の伝熱工学、燃焼工学などを履修しておくことが望ましい。逆に、本履修により上述の基本科目の重要性を認識できるので、必ずしも履修しておく必要はない。
備考
Remarks