開講学期
Course Start
2014年度 後期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
機械航空創造系学科 
機械システム工学コース
(ロボティクストラック)
対象学年
Year
3
必修・選択
Mandatory or Elective
必修
授業方法
Lecture or Seminar
演習
授業科目名
Course Title
ロボティクス演習
授業科目名(英語)
Course Title
[授業科目名(英語)]
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
風間俊治(取り纏め),花島直彦,船水英希;相津佳永,湯浅友典,成田幸仁
教員室番号
Office
B319(風間),B312(花島),B203(船水)
連絡先(Tel)
Telephone
46-5349(風間)
連絡先(E-mail)
E-mail
kazama@mmm.muroran-it.ac.jp(風間),hana@mmm.muroran-it.ac.jp(花島),
funamizu@mmm.muroran-it.ac.jp(船水);y-narita@mmm.muroran-it.ac.jp(成田)
オフィスアワー
Office Hour
(月) 15:30-16:30 (風間),(火) 13:00-14:25 (花島),(火) 14:00-16:00 (船水),(木) 13:30-15:30 (成田)
授業のねらい
Learning Objectives
ロボット工学において,「計測」,「制御」,「設計」は礎となる3技術分野である.3分野の知識を駆使して,機械システムを設計,機能させるためには,機械系エンジニアにおいてもコンピュータ言語の修得が強く望まれる.各回授業の主に前半では,コンピュータを用いた演習を通して,必要とされるプログラミング技術の基礎を学ぶ.後半では,3分野の事例について理解するために,「プレ卒研」として4年開講の卒業研究I,II あるいは関連した事柄の内容や手法の基礎を学ぶ.さらに,プレ卒研を通したキャリア形成について熟思する.
到達度目標
Outcomes Measured By:
・数値計算やハードウェアとのデータ入出力などに広く用いられているC言語の基礎と応用を修得できる(知識力).C言語を用いて,「計測」,「制御」,「設計」分野のプログラム作成に必要な基本的事項(構想したものを図,文章,式,プログラム等で表現する能力を含む)を修得できる(実践力). ・卒業研究I,II に関連するテーマの内容および手法について基礎的な事項を理解し,説明できる(理解力,知識力).自己のキャリアデザインについて説明できる(構想力).
授業計画
Course Schedule
総授業時間数(実時間);24時間
[プログラミング技術に関する部分]
【第1〜5回】<C言語の基礎>ガイダンス,授業の概要説明,計算機利用環境の整備,データ型と関数,標準入出力関数と演算子,分岐処理と繰り返し処理,数値計算(方程式の求解)[レポート課題1]
【第6〜10回】<C言語の応用>配列,記憶クラスとプリプロセッサ,ポインタ,ファイル操作[レポート課題2]
【第11〜15回】<C言語の活用と実践>ロボットプログラムの導入,ライントレースの原理とプログラム・障害物回避のセンシング,C言語の構造体[レポート課題3(毎回提出)]
【第16回】定期試験
[プレ卒研に関する部分]
【第1回】ガイダンス,各研究室の紹介
【第2回】研究室希望調査,割当
【第3〜14回】各研究室等における学習・実習・演習.キャリアデザインの構想など
【第15回】レポート提出(学習・実習・演習の説明.キャリアデザインの説明など)
※毎回,課題等が与えられるので,自己学習を怠らないこと
※概ね,プログラミング技術に関する部分は1〜2限,プレ卒研に関する部分は3〜4限に開講するが,事情や状況等により,変更される場合がある
教科書
Required Text
田中敏幸著「C言語プログラミング入門―C99対応―」コロナ社(2,700円(税込)、平成26年現在)
参考書
Required Materials
【ソフトウェア】
杉江日出澄・鈴木淳子共著,「C言語と数値計算法」,培風館.[附属図書館蔵,007.64]#
杉江日出澄・鈴木淳子共著,「Cプログラミングの学習」,培風館.[附属図書館蔵,1Fシラバス007.64]#
B.W.カーニハン,D.M.リッチー共著,「プログラミング言語C」,共立出版.[附属図書館蔵,007.64]#
ハーバートシルト著,「独習C」,翔泳社.[附属図書館蔵,007.64]#
【ハードウェア】
米田完・坪内孝司・大隈久共著,「はじめてのロボット創造設計」,講談社.[附属図書館蔵,421888]#
横山直隆著,「C言語によるH8マイコンプログラミング入門」,技術評論社.[附属図書館蔵,007.64]# 
教科書・参考書に関する備考 教科書を除く教材等は,必要に応じて,別途,配布・提供 (Web site への upload を含む).
成績評価方法
Grading Guidelines
成績は,プログラミング技術に関するレポート課題(20+20+20=)60点満点および期末テスト(定期試験)20点満点,プレ卒研に関するレポート課題20点満点の計100点満点で評価する(全てのレポート課題の提出とテストの受験が必要).無断欠席,遅刻,途中退席ならびにレポート提出日の遅延は減点対象となる.合格点に達しない場合(60点未満)は不合格(再履修).出席率が授業実施回数の4/5未満の者は単位認定されない.(特別な理由のない限り)再試験は行わない.
履修上の注意
Please Note
・本授業は,ロボティクストラックの「ロボティクス設計法」の導入編にも位置づけられる内容です.次年度に「ロボティクス設計法」を履修する予定の方は,必ず受講して下さい. ・プレ卒研における研究室割当は,「卒業研究I,II」の研究室配属に引き継がれます.研究室は,4月に卒研着手できなかった場合も変更はありません(卒研着手は,その要件を満たした場合のみ可).研究室毎に受け入れ可能人数(枠)が決まっています.希望者数がこの枠を越えた場合は,話し合いあるいは成績を加味して割り当てられます.
教員メッセージ
Message from Lecturer
1.演習を主としますので毎回の出席が原則です.自ら積極的に取り組む姿勢を期待します.教科書,ノート,筆記用具を持参して下さい.2.情報メディア教育センターの端末を使用します.開講日までに操作や手順の復習ならびにIDとパスワードの確認などを済ませておいて下さい.3.授業の内容に関する質問や授業に対する意見,希望などがありましたら,各単元担当教員のオフィスアワーを利用して下さい.全体に関する質問等については風間までお問合せ下さい.4.急病や事故など,止むを得ない事情が生じた場合には,できる限り早く,メール,電話,来室,友人等への言付けなどで担当教員に連絡して下さい.連絡のない場合,無断欠席や履修取下げと判断されます.5.第1回はC棟3階の端末室にお集まり下さい.授業の場所が変更になるときがあります.授業中にアナウンス致しますので,注意して下さい.
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
機械システム工学コースの学習・教育到達目標との対応
(D) デザイン能力の修得
・創造性を発揮しつつ自発的かつ継続的に取り組み、機械システムを設計、製作、評価できる。
・様々な与条件のもとに解決すべき課題を認識、整理し、作業を計画的に進め、結果をまとめることができる。
関連科目
Associated Courses
情報メディア基礎,ロボティクス設計法,卒業研究I,II(テーマ毎)
備考
Remarks
機械システム工学科 機械情報コース の過年度生(機械情報演習の未修得者)は本授業を履修して下さい.