開講学期
Course Start
2014年度 後期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
建築社会基盤系学科土木工学コース
対象学年
Year
2
必修・選択
Mandatory or Elective
必修
授業方法
Lecture or Seminar
講義および演習
授業科目名
Course Title
水理学U
授業科目名(英語)
Course Title
[授業科目名(英語)]
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
木村克俊
教員室番号
Office
D312
連絡先(Tel)
Telephone
0143-46-5269
連絡先(E-mail)
E-mail
kimura@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー
Office Hour
月曜 12:00〜12:30   木曜 12:00〜12:30
授業のねらい
Learning Objectives
人の生活にとって必須物質である水を利用・制御するため、水の運動に関する力学的諸原理と基礎法則を学習する。その後、洪水災害や水質汚染など現実の課題を解く能力を高めるため、演習問題を通して理解力と洞察力を養う。
到達度目標
Outcomes Measured By:
1.定常流・不定流、常流・射流等の流れの分類に関する用語を理解する。
2.常流と射流を区分する限界水深を理解し、式の導出ができる。
3.運動量の意味を理解し、跳水前後の水深や流速の計算ができる。
4.不等流方程式を導出し、水面形の計算ができる。
5.ダルシー則を理解し、地下水の運動を表す式を導出できる。
6.水面波の波動理論を理解し、その変形に関する基本的特性を理解する。
授業計画
Course Schedule
講義(試験を含む)24hr、演習11.25hr、合計35.25hr
1週目 開水路の流れの分類
2週目 比エネルギー
3週目 限界水深、限界勾配
4週目 跳水(1):運動量方程式、比力、共役水深
5週目 跳水(2):エネルギー損失
6週目 漸変流の基礎式と水面形
7週目 実用平均流速式、通水能
8週目 地下水の流れ(1):ダルシー則、流動方程式
9週目 地下水の流れ(2):不圧・被圧地下水、井戸の水理
10週目 相似則(1):幾何学的相似則、力学的相似則、運動学的相似則
11週目 相似則(2):フルード相似則、レイノルズ相似則
12週目 波動理論(1):分散関係式
13週目 波動理論(2):微小振幅波理論
14週目  波動理論(3):波浪変形
15週目 まとめ
16週目 定期試験
教科書
Required Text
玉井信行・有田正光共編「水理学」オーム社 定価(2800円+税)
参考書
Required Materials
林泰造著「基礎水理学」鹿島出版 定価(3600円+税)(図書館に所蔵あり) 
教科書・参考書に関する備考
成績評価方法
Grading Guidelines
定期試験70%、レポート30%で評価する。
60点以上を合格とする。不合格者に対して再試験を実施し、60点以上を合格とする。再試験に不合格の場合には再履修とする。
各到達度目標の評価方法は、次のように行う。
目標1.定期試験で記述式問題を出題し、達成度を評価する。
目標2.レポートt(その1)および定期試験で計算問題を出題し、達成度を評価する。
目標3.定期試験で計算問題をを出題し、達成度を評価する。
目標4.レポート(その2)および定期試験で計算問題をを出題し、達成度を評価する。
目標5.定期試験で計算問題を出題し、達成度を評価する。
目標6.レポート(その3)および定期試験で計算問題を出題し、達成度を評価する。
履修上の注意
Please Note
流れの力学、水理学Iの単位を取得していることが望ましい。
教員メッセージ
Message from Lecturer
本授業は、演習問題を通して理解を深める方法をとっている。単に数式の使用法を憶えるのではなく、適用すべき理論や計算法を自分自身が納得して使用することが、実用問題の解決に不可欠となる。
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
土木コースの学習・教育目標との関係
○(C)将来能力
◎(D)土木専門基礎
○(E)実験演習
○(F)環境防災
関連科目
Associated Courses
流れの力学、水理学I を習得していることが望ましい。水理学Uでは、後年次の水文・水資源学、流域環境工学、海岸・海洋工学、港工学などの専門科目の履修に必要な基礎的事項の習得をめざします。
備考
Remarks