開講学期 Course Start |
2013年度 後期 |
授業区分 Regular or Intensive |
週間授業 |
対象学科 Department |
情報電子工学系学科 |
対象学年 Year |
2、3年 |
必修・選択 Mandatory or Elective |
選択 |
授業方法 Lecture or Seminar |
講義 |
授業科目名 Course Title |
マルチメディア工学 (2年) |
単位数 Number of Credits |
2 |
担当教員 Lecturer |
渡部 修 |
教員室番号 Office |
R308 |
連絡先(Tel) Telephone |
0143-46-5421 |
連絡先(E-mail) |
watanabe@csse.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー Office Hour |
木曜16:30-17:30 |
授業のねらい Learning Objectives |
文字、音声、グラフィック(静止画、動画)などの複数の情報伝達媒体(メディア)を統合して扱うマルチメディア技術は、社会の至る所で目にすることができる。本講義では、マルチメディアシステムを実現するための個々の要素技術や、情報の提示法に加え、情報の受け手(人間)の知覚心理についても概観する。 |
到達度目標 Outcomes Measured By: |
1.マルチメディアの要素技術(音声、画像の圧縮技術、認識技術など)について理解を深める(理解力)。 2.情報の受け手(人間)の知覚特性について理解を深め、マルチメディア技術との関連を説明できる(知識力)。 |
授業計画 Course Schedule |
総授業時間数(実時間);24時間 第1回 マルチメディアとはなにか 第2回 文字情報処理(符号化と復号化、デジタルとアナログ) 第3回 音声情報処理(1)(音声情報の要素、PCM、データ量) 第4回 音声情報処理(2)(圧縮1:DPCM、ハフマン符号、DCT) 第5回 音声情報処理(3)(圧縮2: DCT) 第6回 音声情報処理(4)(ファイル形式) 第7回 音声情報処理のまとめ 第8回 画像情報処理(1)(画像情報の要素、データ形式、デジタル化) 第9回 画像情報処理(2)(データ量、ファイル形式:JPEG) 第10回 画像情報処理(3)(ファイル形式:その他) 第11回 画像情報処理(4)(画像処理と画像解析:概論) 第12回 画像情報処理(5)(狭義の画像処理技術) 第13回 動画像情報処理 第14回 画像・動画像情報処理のまとめ(1) 第15回 画像・動画像情報処理のまとめ(2) (第16回 定期試験) |
教科書 Required Text |
「マルチメディア ビギナーズテキスト 第2版」、松本 紳・小高和己 著、東京電機大学出版局 |
参考書 Required Materials |
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教科書・参考書に関する備考 | ・その他、必要な資料を適宜講義中に配布する。 |
成績評価方法 Grading Guidelines |
・定期試験(70点)と中間テスト(30点)の結果によって評価する。 ・上記の合計点が、100点満点中60点以上の場合に合格とする。 |
履修上の注意 Please Note |
・指定した教科書を必ず持参すること。 ・不合格の場合は再履修すること。 |
教員メッセージ Message from Lecturer |
・マルチメディアは非常に進展の速い分野です。このため、本講義の目的は多岐に渡るマルチメディア関連用語を暗記することではなく、マルチメディア技術の考え方に対する理解を深め、将来新たな技術が確立されたときにも対応できる本質的な力を身につけることにあります。 ・マルチメディア技術は、情報の送り手の意図通りに、受け手が理解・操作できなければ意味がありません。このため、実際にユーザインタフェースの開発や、音声・画像データの情報圧縮などの研究を行う際には、情報の受け手(人間)の動作・知覚特性を理解することが重要です。本講義では、各マルチメディア要素技術と人の知覚特性との関わりについても解説します。 ・試験では記憶力よりもむしろ、資料を調べる力、および調べた情報を統合して論述する力を評価しますので、マルチメディア技術の「考え方」を身につけられるよう講義に臨んで下さい。 |
学習・教育目標との対応 Learning and Educational Policy |
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関連科目 Associated Courses |
履修の必須要件となる科目はないが、講義「プログラミング」の内容(Cプログラミング)を理解していることが望ましい。また、音声・画像情報処理の具体的方法に関しては、講義「ディジタル信号処理」の内容(離散フーリエ変換、標本化定理)と密接に関連している。 |
備考 Remarks |