開講学期 Course Start |
2013年度 後期 |
授業区分 Regular or Intensive |
週間授業 |
対象学科 Department |
情報電子工学系学科 夜間主コース |
対象学年 Year |
3 |
必修・選択 Mandatory or Elective |
選択 |
授業方法 Lecture or Seminar |
講義 |
授業科目名 Course Title |
システム制御工学 |
単位数 Number of Credits |
2 |
担当教員 Lecturer |
青柳 学 |
教員室番号 Office |
E305-1 |
連絡先(Tel) Telephone |
0143-46-5504 |
連絡先(E-mail) |
maoyagi@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー Office Hour |
情報電子工学系学科掲示板のオフィスアワー一覧,または, {http://www.muroran-it.ac.jp/ie/elec/electronics/elec/undergraduate/officehour.html} を参照してください。 |
授業のねらい Learning Objectives |
対象とする系を、入力と出力の関係・伝達関数でモデル化し、制御する方式を体系化したものが古典制御理論であるとすると、入出力変数に加え、系の内部変数・状態変数をベースにモデル化し制御方法を論じる学問体系を現代制御理論という。 本授業では,現代制御理論に基づく系の記述方法、安定性や解のふるまい、さらに、安定化法について、例題を通して修得する。 |
到達度目標 Outcomes Measured By: |
1.制御する系が与えられたとき,適切に状態・出力方程式を構成し,系をモデル化することができる。(理解力,20%) 2.行列の対角化等に関する基本的な公式を使い,状態方程式に関する各種の数式的な問題を解くことができる。(知識力,計算力,30%) 3.安定性,可制御性・可観測性,さらに安定化の概念や考え方を理解し,正確に説明することができる。(論理力,50%) |
授業計画 Course Schedule |
総時間数: 1.5 時間×16回 = 24 時間 1回目 シラバスの説明、システム制御工学の概要 2回目 数学的準備(線形変換と行列の性質) 3回目 数学的準備(固有値・固有ベクトルと行列の対角化) 4回目 状態方程式による制御系のモデル化(状態変数,状態方程式) 5回目 状態方程式による制御系のモデル化(状態方程式と伝達関数) 6回目 状態方程式による制御系のモデル化(状態変数線図) 7回目 中間試験 8回目 状態方程式の解(同次解,一般解) 9回目 状態方程式の解(状態遷移行列) 10回目 状態方程式の解(系の安定性,代表モード) 11回目 可制御性と可観測性(状態変数の変数変換) 12回目 可制御性と可観測性(対角正準形式,可制御性・可観測性) 13回目 可制御性と可観測性(極・零点消去,隠れたモード) 14回目 安定化の理論(レギュレータ) 15回目 安定化の理論(オブザーバ) 16回目 定期試験 |
教科書 Required Text |
「現代制御の基礎」 田中,石川,浪花 著,森北出版 (1,785円) ISBN978-4-627-91661-6 |
参考書 Required Materials |
「制御基礎理論[古典から現代まで]」 中野、美多 著,昭晃堂 定価(2,600 円+税)# 「システム制御理論入門」小郷、美多 著,実教出版社 定価(2,200 円+税)(図書館に所蔵あり) |
教科書・参考書に関する備考 | |
成績評価方法 Grading Guidelines |
中間試験40点、定期試験60点の100点満点で評価し,60点以上を合格とする。 |
履修上の注意 Please Note |
@オフイスアワーのみならず,空き時間なども随時質問は受け付ける。 A授業の変更や緊急時の連絡は授業中または掲示板で通知をする。 B再試験は行わない。 C不合格者は再履修すること。 ※この科目の履修にあたっては、3学年前期開講の制御工学を履修し,単位を取得しておくことが望ましい。 |
教員メッセージ Message from Lecturer |
本科目は、暗記的な要素はほとんどなく、体系的な理解を要し、すべて前の授業からの積み重ねである。 授業に出席し積極的に不明なところを質問するなど、その都度その都度、授業内容を理解しておくこと。 |
学習・教育目標との対応 Learning and Educational Policy |
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関連科目 Associated Courses |
制御工学 |
備考 Remarks |