開講学期
Course Start
2013年度 後期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
機械航空創造系学科
対象学年
Year
1
必修・選択
Mandatory or Elective
必修
授業方法
Lecture or Seminar
講義
授業科目名
Course Title
基礎物理B (機航)
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
柴山義行
教員室番号
Office
K304
連絡先(Tel)
Telephone
0143-46-5612
連絡先(E-mail)
E-mail
yshibaya@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー
Office Hour
火曜日 15:00〜17:00
他の時間帯での質問etcも大歓迎ですので,お互い都合のよい時間帯をe-mail等で打ち合わせしましょう.
授業のねらい
Learning Objectives
〔力学〕
基礎物理Aでは,質量のみを持ち大きさを持たない質点の力学を学びました.一方現実の物体には大きさも存在します.基礎物理Bの前半では質点の多体問題の初歩,及び剛体の力学を学び,多粒子からなる物体の力学を理解するための基礎を習得します.
〔電磁気学〕
自然界における4種の基本的相互作用の1つに電磁相互作用があります.この電磁相互作用を扱う学問が電磁気学です.基礎物理Bの後半では電磁気学の基礎である場(電場と磁場)という概念,電磁気現象の基本法則を学び,身のまわりで見られる電磁気現象を理解するための基礎を習得します.
到達度目標
Outcomes Measured By:
〔力学〕
多粒子系の重心運動と相対運動について理解し,代表的な問題を解くことができる.
運動量保存則と角運動量保存則について理解し,代表的な問題を解くことができる.
剛体の慣性モーメントについて理解し,簡単な系の慣性モーメントを計算することができる.
固定軸のまわりの剛体の運動について理解し,代表的な問題を解くことができる.
〔電磁気学〕
経路積分や面積分の計算ができる.
電場や電位の概念,クーロンの法則やガウスの法則を理解し,これにより簡単な系の電場や電位を考察することができる.
電流の作る磁場やアンペールの法則を理解し,代表的な問題に適用して考察することができる.
授業計画
Course Schedule
:総授業時間数(実時間);24時間
〔力学〕
第1週     ガイダンス,基礎物理Aの復習(力のモーメントと角運動量)と中心力
第2週     2体問題の復習と多体問題の初歩
第3,4週   剛体の力学と慣性モーメント
〔電磁気学〕
第5週     クーロンの法則
第6週     電場
第7〜9週   ガウスの法則とその応用
第10,11週 電位
第12週    コンデンサーと電場のエネルギー
第13週    磁場と磁場のガウスの法則
第14,15週 アンペールの法則
第16週    定期試験
教科書
Required Text
加藤潔,『理工系物理学講義』,改訂版,培風館,東京,2007.(ISBN978-4-563-02279-2)
参考書
Required Materials
長岡洋介,『電磁気学I 電場と磁場』(物理入門コース3),岩波書店,東京,1982.(ISBN978-4000076432)#
今井功,『電磁気学を考える』,サイエンス社,東京,1990.(ISBN978-4-7819-0572-2)#
野英明 他,『基礎物理演習2013』#
野英明 他,『基礎物理ハンドブック2013』 
教科書・参考書に関する備考 教科書・参考書は図書館に蔵書していますので活用して下さい.
成績評価方法
Grading Guidelines
定期試験で行います.再試験を1度行います.定期試験,再試験とも100点満点中60点以上を合格とします.
履修上の注意
Please Note
再試験を不合格になった者は再履修してください.
必要に応じて課題を課しますので,自習してください.
教員メッセージ
Message from Lecturer
物理学,特に電磁気学は難しい学問です.講義に出てその場ではよく理解した気になっても,いざ問題を解こうとすると何から手をつけてよいか判らないことが多いでしょう.講義でも時間の許す限り演習を行いますが,皆さんも様々な問題に触れ,その考え方を身につけるようにしてください.
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
関連科目
Associated Courses
この科目の履修にあたっては,1学年前期開講の「基礎物理A」を履修しておくことが望ましい.
備考
Remarks