開講学期 Course Start |
2013年度 後期 |
授業区分 Regular or Intensive |
週間授業 |
対象学科 Department |
情報電子工学系学科 情報システム学コース コンピュータ知能学コース |
対象学年 Year |
3 |
必修・選択 Mandatory or Elective |
選択 |
授業方法 Lecture or Seminar |
講義 |
授業科目名 Course Title |
人工知能 |
単位数 Number of Credits |
2 |
担当教員 Lecturer |
工藤 康生 |
教員室番号 Office |
V408 |
連絡先(Tel) Telephone |
0143-46-5469 |
連絡先(E-mail) |
kudo[at]csse.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー Office Hour |
水曜日16:30〜17:30 |
授業のねらい Learning Objectives |
人工知能は,「知的に振る舞う」システムを実現することを目標とする研究分野であり,その内容は非常に幅広い.本講義では,人工知能に関わる知識情報処理として,「探索による問題解決」と「論理による知識表現と推論」に焦点を絞り,基礎的な概念および手法について学ぶ. |
到達度目標 Outcomes Measured By: |
・探索や論理に関する基礎的な概念・手法を理解する.(50%) ・探索や論理に関する基礎的な概念・手法を,問題解決および知識表現,論理的推論に用いることができる.(50%) |
授業計画 Course Schedule |
総授業時間数:24時間(16回×90分) 1週目 ガイダンス,人工知能の概要と歴史 2週目 問題の表現,問題解決プロセス 3週目 系統的探索:横形探索,縦形探索,反復深化探索 4週目 探索の複雑さ,節点の評価,分岐限定法 5週目 山登り法,最良優先探索 6週目 A*アルゴリズム 7週目 ゲームの木の探索:ミニマックス法,α-β法 8週目 中間試験 9週目 命題論理(1):論理式の構文と意味 10週目 命題論理(2):推論の形式,論理的帰結,形式的証明 11週目 一階述語論理(1):論理式と限量記号 12週目 一階述語論理(2):一階述語論理の意味論,スコーレム標準形 13週目 導出原理(1):エルブラン解釈,エルブランの定理 14週目 導出原理(2):導出原理,導出の制御戦略 15週目 論理プログラミングの基礎 (16週目)期末試験 |
教科書 Required Text |
太原育夫 著,新 人工知能の基礎知識,近代科学社(2800円+税) |
参考書 Required Materials |
・S. Russell, P. Norvig 著, 古川 康一 監訳, エージェントアプローチ人工知能 第2版, 共立出版 ・新田 克己 著,知識と推論,サイエンス社 ・本位田 真一 編, IT Text 人工知能, オーム社 ・荒屋 真二 著, 人工知能概論 第2版, 共立出版 ・小林 一郎 著,人工知能の基礎,サイエンス社 |
教科書・参考書に関する備考 | 教科書に記載がない部分などについては,別途資料を配布する. |
成績評価方法 Grading Guidelines |
・中間試験(50点満点)および期末試験(50点満点)の合計で60点以上を合格とする. ・中間試験と期末試験を両方受験し,かつ不合格だった学生に対して,1回だけ再試験を行う.再試験で合格した学生の成績は60点とする. |
履修上の注意 Please Note |
不合格の場合は再履修すること. |
教員メッセージ Message from Lecturer |
・講義の中で,集合論およびグラフ理論,データ構造など,「情報数学」および「データ構造とアルゴリズム」で学んだ内容を用いる.必要な部分の説明は講義の中で行うが,あらかじめ復習しておくことが望ましい. ・ほとんどの回で,その回のまとめとなる演習課題を課す. |
学習・教育目標との対応 Learning and Educational Policy |
この授業科目は情報電子工学系学科の情報システム学コースとコンピュータ知能学コース の学習目標の以下の項目に対応している. [コンピュータサイエンス]情報工学の基礎知識と応用能力を身につける。 |
関連科目 Associated Courses |
・「情報数学」および「データ構造とアルゴリズム」の内容を習得していることが望ましい. ・「人工知能応用演習」に本講義に関連した演習がある. |
備考 Remarks |