開講学期
Course Start
2013年度 後期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
応用理化学系学科応用物理コース
対象学年
Year
2年次
必修・選択
Mandatory or Elective
必修
授業方法
Lecture or Seminar
講義
授業科目名
Course Title
固体物理A
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
川島利器
教員室番号
Office
K-707
連絡先(Tel)
Telephone
0143-46-5616
連絡先(E-mail)
E-mail
kawasima@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー
Office Hour
金曜日 15:00〜17:00
授業のねらい
Learning Objectives
金属、半導体、磁性体、誘電体などの各種材料物性の基礎を固体物理Aと固体物理Bにおいて学習する。
固体物理Aでは固体材料における原子分子の周期的配列である結晶格子とその結合力の機構、また、結晶構造を理解して、X線回折現象実験解析の方法を学習する。
到達度目標
Outcomes Measured By:
1、固体における原子の結びつきを理解する。
2、結晶の構造を理解し,X線回折による結晶構造解析法を理解する。
3、格子振動を理解する。
授業計画
Course Schedule
総授業時間数(実時間);24時間
1週目 シラバスの説明、固体物理Aの概要pp.1-2(教科書)
2週目 固体物理の基礎となる知識(量子論 概説)pp.3-36
3週目 固体物理の基礎となる知識(量子論 概説) pp.3-36
4週目 固体物理の基礎となる知識(気体分子運動 概説)pp.37-54
5週目 固体物理の基礎となる知識(気体分子運動 概説) pp.37-54
6週目 原子を結びつける力pp.55-67
7週目 原子を結びつける力pp.55-67
8週目 結晶の構造 結晶の対称性pp.68-51
9週目結晶の構造 結晶の対称性pp.68-51
10週目結晶の構造 X線回折pp.68-101
11週目結晶の構造 X線回折pp.68-101
12週目 格子原子の振動 pp.102-117
13週目 格子原子の振動pp.102-117
14週目 格子原子の振動 pp.102-117
15週目 固体物理Aのまとめ
16週目 定期試験
自己学習の確保を促すための記述をするために,各授業において,前もって,教科書の講義内容を紹介する。授業においては,前回の講義内容の復習を行うが,十分,各自で教科書を良く良く読んでくること。また現象を記述するための数学的な表記を勉強するが,それらの内容を理解するためには自ら確認することが必要である。期末試験ではそのことを確認する問題を課す。
教科書
Required Text
応用物性論 青木 昌治著、基礎工業物理講座6 朝倉書店)
参考書
Required Materials
物理学(小出昭一郎著) #宇野良清他共訳 「キッテル固体物理学入門(上)(下)」第7版 丸善
(3,400円+税)(図書館に所蔵あり)
 
教科書・参考書に関する備考 授業は教科書を中心に行う。各自教科書を十分に読むこと。教科書以外の参考書については授業時間内に必要に応じて説明する。
成績評価方法
Grading Guidelines
100点満点で定期試験で評価する。100点満点で60点以上を合格とする。なお、再試験を実施する場合には、定期試験での成績評価方法を変更する。
履修上の注意
Please Note
1) 講義を休まないで出席してください。
2) テキストを一読また講義を聞いただけで理解される簡単な内容を持つ講義ではない。各自がテキストおよび講義を受講し記録しているノートに基づき、十分に予習復習を行なう必要がある。そのことが、各自の知識力、
理解力、物事について思考力を向上させる。
3) 授業中の質問は大歓迎。オフイスアワーなどでの質問も適宜受け付ける。
4) 授業の変更や緊急時の連絡は授業中または掲示板で通知をする。
5) 必要に応じて、再試験の実施を考える。
6) 不合格者は再履修すること。
教員メッセージ
Message from Lecturer
固体物理学は、力学、波動論,電磁気学、熱力学、量子論、統計力学などの物理学また、ベクトル解析ならびに微分方程式などの物理数学の知識、化学結合などの化学の基礎知識など、多くのことが理解する上で必要
です。なかなか、難しい内容があります。テキストを良く勉強して、講義にちゃんと出席してください。
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
この授業の単位修得は、JABEE基準1(1)の(d):該当する分野別要件
(2能力 各領域に対するプログラムの設定目標実現に必要な専門科目を系
に修得した専門知識及び専門技術、に対応している。
学科の学習・教育目標の、 (F):応用物理専門能力 に対応している。
関連科目
Associated Courses
物理数学、振動波動論、電磁気学、量子論、統計熱力学等の科目と密接に関係し、固体物理B、磁性体,超電導,半導体物理学,誘電体物理学の基本となっている。
備考
Remarks