開講学期 Course Start |
2013年度 後期 |
授業区分 Regular or Intensive |
週間授業 |
対象学科 Department |
機械航空創造系学科航空宇宙システム工学コース |
対象学年 Year |
3年生 |
必修・選択 Mandatory or Elective |
選択 |
授業方法 Lecture or Seminar |
講義 |
授業科目名 Course Title |
ジェットエンジン |
単位数 Number of Credits |
2 |
担当教員 Lecturer |
湊 亮二郎 |
教員室番号 Office |
B204 |
連絡先(Tel) Telephone |
5378 |
連絡先(E-mail) |
r-minato @ mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー Office Hour |
木曜15:00-17:00 |
授業のねらい Learning Objectives |
ジェットエンジンに関する熱力学的なサイクルを理解して、その性能を計算できること ジェットエンジンに関わる、基礎科目、要素技術を学び、それを高度なシステムとして統合する技術について学ぶ.それにより物事を多面的に見て製品を設計する、システム志向の Philosophy を身につける。 その他、圧縮機やタービンなど,ジェットエンジンを構成するターボ系要素の空気力学に関する分野も講義する. |
到達度目標 Outcomes Measured By: |
ジェットエンジンに関する工学的素養を身につけるには、空気力学、伝熱工学、燃焼工学、構造振動、材料強度、制御工学等の幅広い分野について学ぶ必要があるが、あまりにも膨大であるため、本講義では、ジェットエンジンの基本的なサイクル原理を熱力学的見地から考察し、性能計算ができることを第一の目標とする. |
授業計画 Course Schedule |
総授業時間数:24時間 第 1週 ジェットエンジンの歴史・概論 第 2週 熱力学の復習 第 3週 空気力学の復習 第 4週 理想的なジェットエンジンのサイクル計算(ラムジェット) 第 5週 理想的なジェットエンジンのサイクル計算(単純ターボジェットエンジン) 第 6週 理想的なジェットエンジンのサイクル計算(アフターバーナ付き単純ターボジェット) 第 7週 理想的なジェットエンジンのサイクル計算(単純ターボジェットのサイクルの特徴) 第 8週 理想的なジェットエンジンのサイクル計算(ターボファンジェットエンジン) 第 9週 ジェットエンジンの要素性能(インテーク、圧縮機) 第10週 ジェットエンジンの要素性能(燃焼機、タービン、ノズル) 第11週 実際のジェットエンジンのサイクル計算(ターボジェットエンジン) 第12週 実際のジェットエンジンのサイクル計算(アフターバーナ, ターボファン) 第13週 Off-Design性能1 第14週 Off-Design性能2 第15週 まとめと復習 第16週 期末試験 |
教科書 Required Text |
特に使用しない。 資料を配布する。 |
参考書 Required Materials |
1. 吉中司 ジェットエンジンの仕組み 工学からみた原理と仕組み ブルーバックス講談社 #2. J.D. Mattingley, et. al. Aircraft Engine Design 2nd Ed. AIAA Educational Series #3. J.D. Mattingley, Elements of Propulsion Gas Turbines and Rockets. AIAA Educational Series #4. G. D. Oates Aerothermodynami |
教科書・参考書に関する備考 |
資料を配布する. 授業は、上記の参考文献3をベースにして行う。 授業を受ける前に、参考図書1を読んでおくことが望ましい。 ホームワークは参考図書2〜4から出題する予定。 |
成績評価方法 Grading Guidelines |
定期試験及びホームワークで成績を評価する. 評価の重み付けは次のとおり 定期試験 75% ホームワーク 25% 上記の重み付けで点数をつけて、100点満点で60点以上を合格とする. |
履修上の注意 Please Note |
1 ホームワークを出しますが、提出期限は厳守のこと。提出期限に遅れた場合は採点しない。 2 ただし他人の授業を受ける権利を妨害する学生は即時退室を命ずる。 |
教員メッセージ Message from Lecturer |
出席は必要ではない. 勉強したい学生のみが出席すること 教員は授業する義務がありますが、学生諸君は授業を受ける権利があります. ただし学生に授業に出席する義務はありません。 ホームワークを提出して、(提出しなくても) 定期試験で一定以上の成績を修めれば単位は差し上げます。 |
学習・教育目標との対応 Learning and Educational Policy |
・航空宇宙システム工学コースの学習・教育目標との対応: B) 航空宇宙システム工学分野に必要な様々な知識,技術の習得 (航空宇宙工学基盤知識「専門分野の基礎と応用能力」を身につける) |
関連科目 Associated Courses |
推進工学基礎理論を履修済みであることが望ましい。 ロケット工学 伝熱・燃焼工学 航空宇宙工学演習V |
備考 Remarks |