開講学期 Course Start |
2013年度 後期 |
授業区分 Regular or Intensive |
週間授業 |
対象学科 Department |
機械航空創造系学科 |
対象学年 Year |
2 |
必修・選択 Mandatory or Elective |
選択 |
授業方法 Lecture or Seminar |
講義を基本とし,理解度を確認するため演習,豆テスト,レポートを適宜行う. |
授業科目名 Course Title |
機構学 |
単位数 Number of Credits |
2 |
担当教員 Lecturer |
齊當建一(窓口 松本大樹) |
教員室番号 Office |
齊當(A318-1 共用教員室) (松本 (B207)) |
連絡先(Tel) Telephone |
松本 46-5333 |
連絡先(E-mail) |
齊當 kensaito@mmm.muroran-it.ac.jp (松本 h_matsu@mmm.muroran-it.ac.jp) |
オフィスアワー Office Hour |
松本(火曜日 16:00〜18:00) |
授業のねらい Learning Objectives |
機械工業の進歩とともに,機械が自動化され,一見非常に複雑な動きをする機械が多くなっている.しかし,これらの機械の運動も基本的な動作に分類してみると,ある法則性にもとづく単純な機構の組み合わせから成り立っていることがわかる.したがって,この授業では,基本的な構造と運動に注目し,それらの性質を理解することに重点がおかれている. |
到達度目標 Outcomes Measured By: |
1. 回り対偶をもつ多節連鎖機構について,その運動が限定か不限定か判定できること. 2.瞬間中心の概念を理解し,これを用いて機構の速度を求めること. 3.すべり接触運動の基本的性質を理解し,これが摩擦伝動,カム,歯車の共通の理論的基礎になっている ことを理解し、応用できるようになること. 4.カムの設計の基礎を理解すること. 5.歯車のかみ合いにおける緒元を計算できること. 6.ねじ機構の力学的特徴と応用例を理解すること. |
授業計画 Course Schedule |
総授業時間数:24時間 1.履修上のガイダンス 本教科に関わる最近のトピックス.アンケート 2.機械の概念,種類.機構の外部構造と内部構造.機構を構成する要素 3.機構の自由度,限定状態の判定,演習 4.演習の講評,機構の瞬間中心 5.3瞬間中心の定理,瞬間中心の求め方,演習 6.演習の講評,機構の速度(速度の相似則,分速度,相対速度) 7.すべり接触運動(一般的性質の誘導) 8.ころがり接触運動 9.カム機構(解析的設計) 10.カム機構(総合的設計) 11.歯車の歴史,歯車の種類と各部の名称 12.歯形の必要条件,インボリュート歯形の創成と特徴,インボリュート 関数 13.ねじ機構,ねじの力学,ねじの応用例 14.まとめと例題の解説 (1) 15.まとめと例題の解説(2) 16.定期試験 |
教科書 Required Text |
最新機械工学シリーズ1 「機構学」 小川潔,加藤功 共著 森北出版 定価(2100円) |
参考書 Required Materials |
「機構学」 森田 鈞著 サイエンス社 定価(1650円)# 「よくわかる 機構学」 鈴木秀人ほか3名共著 オーム社 定価(2800円)# 「機構学」 重松洋一,大高敏男共著 コロナ社 定価(2600円)# 「新版 機構学入門」 野飼享ほか4名共著 日新出版 定価(2100円)# |
教科書・参考書に関する備考 | 教材: 必要に応じて適宜配布する資料およびビデオ教材の上映など. |
成績評価方法 Grading Guidelines |
原則として出席率が授業実施回数の4/5以上の者を合格対象者とする. 定期試験を70%,演習を30%の重みで評価し,これらの合計を100点満点 に換算して60点以上を合格とする. |
履修上の注意 Please Note |
不合格者については,1回に限り再試験を行い,100点満点で60点以上を合格とする. 不合格者は再履修すること. |
教員メッセージ Message from Lecturer |
・講義への出席率が良い学生が,必ずしも試験の成績が良好とはいえないが,出席率の悪い学生で成績良好な学生は現在までのところ目にしていない,というのが経験的事実. ・教科書の数式は鵜呑みにしない,自分で導くという姿勢で臨んでほしい. |
学習・教育目標との対応 Learning and Educational Policy |
機械システム工学コースの学習・教育到達目標との対応 (C) 工学専門知識の修得 ・機械工学に関する専門知識を駆使して、工学システムにおける課題を解決できる。 ・エネルギー・環境、ものづくり、ロボットに関する技術的課題に挑むことができる。 |
関連科目 Associated Courses |
車のサイエンス,ロボティクスの基礎,航空宇宙機の基礎,機械システム工学実験,卒業研究T,卒業研究U,機械力学T,機械力学U,機械システム設計学,機械科学実験,機械科学設計法 |
備考 Remarks |