開講学期
Course Start
2013年度 後期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
機械航空創造系学科
対象学年
Year
2年
必修・選択
Mandatory or Elective
必修
授業方法
Lecture or Seminar
講義
授業科目名
Course Title
材料力学U
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
藤木裕行
教員室番号
Office
B304
連絡先(Tel)
Telephone
0143-46-5323
連絡先(E-mail)
E-mail
fujiki@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー
Office Hour
水曜日13:30-14:30,17:00-18:00
授業のねらい
Learning Objectives
材料力学は,材料,機械及び構造物の強度や変形に関する基礎的学問であり,機械や構造物の設計の基礎として広く他の工学分野に関連している.材料力学II では,材料力学Iの基礎事項の理解の上に,材料及び構造物の強度や変形に関する種々の現象及び理論的取り扱い等に関する理解と応用を修得する.
到達度目標
Outcomes Measured By:
1. 材料力学に関する基本的な用語と内容が理解できる.
2. 軸,梁及びそれらの組合された構造部材に生ずる応力や変形に関する力学的現象を理解し,力学的解析ができる.
3. 機械及び構造物の安全強度設計ができる.
授業計画
Course Schedule
総授業時間数(実時間):24時間
1. 材料力学Iの復習
2. 種々の梁の曲げ変形と不静定梁(はりのたわみの式)
3.種々の梁の曲げ変形と不静定梁(片持ちはりのたわみ1)
4.種々の梁の曲げ変形と不静定梁(片持ちはりのたわみ2)
5.種々の梁の曲げ変形と不静定梁(単純支持はりのたわみ1)
6.種々の梁の曲げ変形と不静定梁(単純支持はりのたわみ2)
7.種々の梁の曲げ変形と不静定梁(不静定はりのたわみ1)
8.種々の梁の曲げ変形と不静定梁(不静定はりのたわみ2)
9. 中間試験
10. ひずみエネルギ−とエネルギ−原理(ひずみエネルギー)
11. ひずみエネルギ−とエネルギ−原理(エネルギー原理とカスティリアノの定理)
12. ひずみエネルギ−とエネルギ−原理(最小仕事の原理)
13. ひずみエネルギ−とエネルギ−原理(各種はりのたわみ)
14. 長柱の座屈
15. まとめ
16. 定期試験
・毎週持ち帰り自習用の課題を課し,翌週に解答を配布します。
教科書
Required Text
「基礎から学ぶ材料力学」,臺丸谷政志・小林秀敏 著,森北出版(2,600円+税)
参考書
Required Materials
「材料力学」,S.P. チェモシェンコ 著,鵜戸口・国尾 訳,東京図書#
「材料力学」,桜井忠一 著,産業図書#
「Elements of Strength of Materials」,S.P.Timoshenko & D.H.Young, Maruzen Co. Ltd.# 
教科書・参考書に関する備考 上掲の参考書はすべて本学附属図書館に所蔵
成績評価方法
Grading Guidelines
成績評価は中間試験と定期試験により行い,中間試験50点+定期試験50点の100点満点or定期試験100点満点のよい方の点数が60点以上を合格とする.
履修上の注意
Please Note
実施講義回数の2/3以上の出席を単位取得の必要条件とする.
前期開講の材料力学Iを履修していること.
不合格者には再試験を実施する.再試験の合格基準(成績評価方法)は上記定期試験と同様である.
再試験に不合格の場合は次年度に再履修すること.
教員メッセージ
Message from Lecturer
材料力学Iと併せて,強度設計の基本になる重要な科目です.公式,問題解法パターンを暗記するのではなく,力学的感覚の習得を目指して下さい.力学的感覚さえ身に付けば後は応用で解け,覚えなければならないことはそれほど多くありません.材料力学Iの内容が基礎になっているので,材料力学Iを理解していない場合は復習が必要です.

また授業を聞いているだけで内容を理解し,試験に合格するのは難しいです。授業で習った内容を元に自分で多くの問題を解いてみて,やっと内容が理解できる科目です。なので可能な限り材料力学演習IIと並列して履修をして下さい。過年度の学生で演習の単位は既に取ってしまっている学生も,演習で問題を解くことは非常に勉強になるので,単位に関係なく演習の授業を受けることを勧めます。

疑問点があれば,いつでも質問に来て下さい.先生のところには行きにくいという学生もおりますが,先生に聞きに行くのが一番の近道です.オフィスアワーは上記の通りですが,これ以外でも在室していればいつでも構いません.
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
機械システム工学コースの学習・教育到達目標との対応
(C) 工学専門知識の修得
・機械工学に関する専門知識を駆使して、工学システムにおける課題を解決できる。
・エネルギー・環境、ものづくり、ロボットに関する技術的課題に挑むことができる。
関連科目
Associated Courses
○この科目を履修する上で必要な主要科目
  解析,工業数学,物理学,材料力学I

○この科目の履修を必要とする主要科目
  材料力学演習II,機械システム工学実験I,II,弾塑性学,卒業研究I,II
備考
Remarks