開講学期 Course Start |
2013年度 後期 |
授業区分 Regular or Intensive |
週間授業 |
対象学科 Department |
建築社会基盤系学科(建築学コース) |
対象学年 Year |
3 |
必修・選択 Mandatory or Elective |
必修 |
授業方法 Lecture or Seminar |
講義 |
授業科目名 Course Title |
基礎構造 |
単位数 Number of Credits |
2 |
担当教員 Lecturer |
土屋 勉 |
教員室番号 Office |
D321 |
連絡先(Tel) Telephone |
電話 0143-46-5215 |
連絡先(E-mail) |
e-mail tsuchi@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー Office Hour |
火曜日 12:10〜12:40 火曜日 12:10〜12:40 |
授業のねらい Learning Objectives |
既に履修した「土の力学」および「建築構造力学」の知識を土台として,上部構造物の応力を安全かつ合理的に地盤に受け渡す基礎構造の考え方について理解を深める. |
到達度目標 Outcomes Measured By: |
1.基礎と地盤に関する用語を覚え,建物と地盤との関わりについて理解を深める. 2.地盤の有効応力理論に基づいて,土の圧密とせん断強さを理解できる. 3.直接基礎の支持力理論と沈下算定の考え方を身につける. 4.杭基礎の種類と特徴を理解すると共に,支持力機構を理解する. 5.擁壁や山留めの種類や特徴を知ると共に,側圧(土圧,水圧)の考え方を理解する. 6.戸建て住宅の敷地性状を把握でき,それに応じた適切な基礎を計画できる. |
授業計画 Course Schedule |
総授業時間数:24時間 第1週(10/7) シラバスの説明,序 (教科書pp.1-14) 第2週(10/17)土質と地下水 (教科書pp.15-30) 第3週(10/21)土の圧縮と圧密 (教科書pp.31-44) 第4週(10/28)土のせん断強さと土圧 (教科書pp.45-62) 第5週(11/5) 地中応力 (教科書pp.63-76) 第6週(11/11)地盤調査 (教科書pp.77-90) 第7週(11/18)直接基礎の設計 (教科書pp.91-102) 第8週(11/25)直接基礎の鉛直支持力 (教科書pp.103-114) 第9週(12/2) 直接基礎の沈下 (教科書pp.115-128) 第10週(12/9)基礎フ―チングの設計法 (教科書pp.129-138) 第11週(12/16)杭基礎の分類 (教科書pp.139-150) 第12週(1/20) 鉛直方向荷重に対する杭基礎の設計 (教科書pp.151-166) 第13週(1/27) 杭基礎の鉛直支持力における問題 (教科書pp.167-180) 第14週(1/29)水平方向荷重に対する杭基礎の設計擁壁 (教科書pp.181-198) 第15週(2/3) 擁壁および土留め壁 (教科書pp.199-220) 第16週 定期試験 |
教科書 Required Text |
冨永晃司・他「建築基礎構造」,オーム社,定価(3,500円+税) |
参考書 Required Materials |
「建築基礎構造設計指針」,日本建築学会,定価(5,400円+税) |
教科書・参考書に関する備考 | 教科書の他に,ビデオ,スライド,プリントを補助教材として使用する. |
成績評価方法 Grading Guidelines |
定期試験で60点以上を合格とする.定期試験では,ノートや電卓等の持ち込みは不可. |
履修上の注意 Please Note |
1) 不合格者には一度のみ再試験を実施するが,それでも不合格の者は再履修が必要である. 2) 授業中の質問は大歓迎. 3) オフィスアワー以外でも質問OKなので来室されたい. |
教員メッセージ Message from Lecturer |
竣工した建物にトラブルが発生して係争に持ち込まれる例の多くは,地盤に関する知識の欠如が原因となっている.特に住宅等の小規模建物にそのようなトラブルが多い傾向があるので,将来は構造系の仕事を目指す者はもちろんであるが,住宅設計等を志す者も真剣に取り組んで欲しい. |
学習・教育目標との対応 Learning and Educational Policy |
この授業の単位修得は,学科(建築学コース)の学習・教育目標の, (F):実験や実習を重視した教育により,建築の環境・生産に関する基礎的知識と応用力を修得する,(G):構造演習や実験を重視した教育により,建築の構造に関する基礎的知識と応用力を修得する,(H)積雪寒冷地に適した建築を設計・施工する能力を身につける,に対応する。 |
関連科目 Associated Courses |
この科目の履修にあたっては,1年次開講の「土の力学」,2年次開講の「建築構造力学I」と「建築構造力学II」を履修していることが望ましい.今後の関連科目は,4年次前期開講の「基礎構造演習」である. |
備考 Remarks |