開講学期 Course Start |
2013年度 後期 |
授業区分 Regular or Intensive |
週間授業 |
対象学科 Department |
建築社会基盤系学科 土木工学コース |
対象学年 Year |
2 |
必修・選択 Mandatory or Elective |
必修 |
授業方法 Lecture or Seminar |
講義及び演習 |
授業科目名 Course Title |
土木構造力学U |
単位数 Number of Credits |
2 |
担当教員 Lecturer |
栗橋祐介 |
教員室番号 Office |
D206, D207 |
連絡先(Tel) Telephone |
0143-46-5225 |
連絡先(E-mail) |
kuri@news3.ce.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー Office Hour |
月,火曜日:12:00〜12:30 |
授業のねらい Learning Objectives |
単独柱,トラス構造,不静定梁構造の概念およびそれらの解法を理解することをねらいとする.さらに,学生自身が設計・製作したトラス模型の耐荷力を競うトラスコンテストを実施し,エンジニアリングデザイン能力の向上を図る. |
到達度目標 Outcomes Measured By: |
1. トラス構造およびその解法を理解し,各部材に作用する部材力を算定できる. 2. トラス構造の部材力に関する影響線を求めることができる. 3. 偏心圧縮を受ける短柱あるいは塊体の任意点に生ずる応力を求めることができる. 4.核の概念を理解し,任意断面の核を求めることができる.Middle-thirdの考え方を理解する. 5. 長柱の座屈現象を理解して,オイラーの長柱に関する座屈理論を理解し誘導することができる. 6. 任意境界を有する長柱の座屈方程式を誘導することができる. 7. 不静定梁の概念を理解し,静定基本形を用いて断面力を算定できる. 8. 梁の微分方程式を用いて,不静定梁の各断面力を算定できる. 9. 三連モーメント式の考え方を理解し,連続梁,固定梁等の反力,断面力を算定できる. |
授業計画 Course Schedule |
授業総時間数(実時間);58.5 時間 第1週:講義の概要説明,静定トラスの概念,トラスの安定 第2週:節点法による部材力の算定,断面法による部材力の算定,部材力の影響線の求め方 第3週:柱の概念,偏心圧縮を受ける短柱の応力算定式の誘導-1 第4週:偏心圧縮を受ける短柱の応力算定式の誘導-2,核点と核の概念 第5週:任意断面に関する核の決定法,核点の求め方 第6週:核モーメントの誘導,単純な断面の核点の求め方 第7週:塊体の安定と核の関係,middle-thirdの解説 第8週:長柱の座屈現象の解説,オイラーの座屈荷重の誘導 第9週:任意境界を有する長柱の座屈荷重の簡易算定法 第10週:任意境界を有する長柱の座屈方程式の誘導 第11週:不静定梁の説明,不静定梁の解法に関する概説 第12週:静定基本形を用いた不静定梁の解法 第13週:微分方程式による不静定梁の解法 第14週:三連モーメント式の誘導 第15週:三連モーメント式を用いた連続梁,固定梁等の解法の原理の解説,影響線の求め方 第16週:定期試験 トラスコンテストは,11月中旬に実施する.なお,実施要領等の詳細については別途説明する. |
教科書 Required Text |
能町純雄著「構造力学I」朝倉出版 定価(4500円+税) |
参考書 Required Materials |
崎元達郎著,構造力学[上]森北出版 定価(2500円+税) # 崎元達郎著,構造力学[下]森北出版 定価(2900円+税) |
教科書・参考書に関する備考 | |
成績評価方法 Grading Guidelines |
1) 定期試験は60点以上で合格とする. 2) 定期試験は20点以下で再履修とする. 3) 定期試験前にノートの確認を行う. 4) 60点に満たない場合には1度だけ再試験を実施する. 5) 演習は完全解答の提出で出席とする. 6) 単位修得には90%以上の演習出席を条件とする. 7) トラスコンテストの上位入賞者(グループ)には,成績評価時にボーナス点を与える. |
履修上の注意 Please Note |
1) 80%以上の出席が必要(未満の場合は非履修とみなす). 2) 知識力,理解力,計算力などの向上を目指すために,毎週演習を実施するので十分復習しておくこと. 3) 授業中の質問は大歓迎,オフィスアワーなどでの質問も受け付ける. 4) 講義の変更や緊急時の連絡は講義中または掲示板で通知をする. 5) 不合格者は再履修すること. |
教員メッセージ Message from Lecturer |
常に考え方を理解するように心がけること.問題の解答のみを暗記しても合格しないし,社会に出ても通用しない. |
学習・教育目標との対応 Learning and Educational Policy |
対応する土木工学コースの学習・教育目標: ○(C) 未来に対する深い洞察力をもって高い視点から問題に対処し,将来にわたって豊かな能力を身に付ける(将来能力) ◎(D) ジェネラルコントラクタ−(総合建設業)・コンサルタント(設計会社)・官公庁などで働く技術者に必要とされる工学基礎の修得(土木専門基礎) ○(E) 実験・実習・演習や,現地視察・実務に携わる人々からの講義などを重視した実践力の修得(実験実習) |
関連科目 Associated Courses |
この講義の履修にあたっては,1学年開講の材料の力学,2学年開講の土木構造力学Tを履修しておくことが望ましい. 今後の関連科目は3学年開講の土木鋼構造学T,U,土木鉄筋コンクリート構造学T,U,土木実験,4学年開講の構造設計演習である. |
備考 Remarks |