開講学期
Course Start
2013年度 前期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
情報電子工学系学科
情報システム学コース
コンピュータ知能学コース
対象学年
Year
2
必修・選択
Mandatory or Elective
必修
授業方法
Lecture or Seminar
講義
授業科目名
Course Title
情報数学
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
塩谷 浩之
教員室番号
Office
V605
連絡先(Tel)
Telephone
5436
連絡先(E-mail)
E-mail
shioya ( at) mmm dot muroran-it dot ac dot jp
オフィスアワー
Office Hour
Wed. 11:00-12:00
授業のねらい
Learning Objectives
この授業ではコンピュータの数学の基礎としての離散数学を学ぶ,論理,証明,グラフ理論にして例題を交えながら平易に解説を行う.
到達度目標
Outcomes Measured By:
1.集合,論理,証明手法などに関する考えを理解し,記号が使える.
2.証明の基本手法を習得することができる.
3.グラフ理論における基本概念を理解することができる.
授業計画
Course Schedule
1) ガイダンス
2) 情報数学入門
3) 数の表現1
4) 数の表現2
5) 命題と論理演算1
6) 命題と論理演算2
7) 集合と写像1
8) 集合と写像2
9) 2項関係と順序1
10) 2項関係と順序2
11) 述語と数学的帰納法1
12) 述語と数学的帰納法2
13) 情報数学総論1
14) 情報数学演習2
15) 定期試験
教科書
Required Text
森北出版 「情報数学の基礎」 幸谷・國持(著)

(注意) H24年度までと担当が変わります.再履修の学生は,
新たに,上記の教科書を購入してください!!!!!!



参考書
Required Materials
1.GRAHAM/KNUTH/PATASHNIK著,有澤 誠,安村 通晃,萩野 達也,石畑 清訳, 「コンピュータの数学」, 共立出版(世界的な名著)(室工大図書館にある)

2.Discrete Mathematics and Its Applications, 5th Edition
Author: Kenneth H. Rosen,Publisher: McGraw Hill, 2004
(電話帳くらいの厚さであるが,薦めできるテキストである)

3. 情報数学入門 赤間 世紀 (著), 長田 康敬 (著), 玉城 史朗 (著)  共立出版

 
教科書・参考書に関する備考 教科書は,かなり易しい内容で,高校2年数学レベルで理解が可能である.
通常の情報工学系の学生では,参考書3くらいをこなせることが求められます.
成績評価方法
Grading Guidelines
100点満点の定期試験1回において,60点以上を合格.
不合格者で40点以上を再試験対象者とします.
がんばりましょう!!

履修上の注意
Please Note
期末試験に関しては,再試験を一回のみ行う. ただし,
再試験の対象者は成績が40点以上の者に限ります.
教員メッセージ
Message from Lecturer
コンピューター(計算機)は数学によって生み出された人類歴史上,大きな発明です.数学を避けて,この分野を学ぶことも,理解することもできません.情報の分野でが「原理から理解できる」大学生になりましょう.

「講義」とは何か? 
講義とは,自分でその学問分野を考えていく,道しるべにすぎません.概念を感じ,理解していくのは,学生さん自身です.自分の数理思考の可能性を信じ,それを広げましょう.

学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
この授業科目は情報工学科の学習目標の以下の項目に対応している.
情報技術者[情報基礎]数学と自然科学の基礎知識を身につける.
関連科目
Associated Courses
数学全般科目
(本授業で扱う内容は,多くの基礎事項については,共通の授業科目の数学で教わってきている内容です)

データ構造とアルゴリズム
備考
Remarks
基礎知識・概念を身に付けてこそ,工学の専門の内容が面白くなります.
2年生の科目は,スポーツでいうと,基礎のランニングなどの苦しい基礎
トレーニングに相当します.