開講学期 Course Start |
2013年度 前期 |
授業区分 Regular or Intensive |
週間授業 |
対象学科 Department |
情報電子工学系学科 |
対象学年 Year |
1年 |
必修・選択 Mandatory or Elective |
必修 |
授業方法 Lecture or Seminar |
UNIXコンピュータとネットワークを用いた演習 |
授業科目名 Course Title |
情報リテラシー演習 (情電後半) |
単位数 Number of Credits |
1 |
担当教員 Lecturer |
渡部 修、白浜 公章 |
教員室番号 Office |
R308(渡部) V604(白浜) |
連絡先(Tel) Telephone |
0143-46-5421(渡部) 0143-46-5488(白浜) |
連絡先(E-mail) |
watanabe@csse.muroran-it.ac.jp(渡部) shirahama@mmm.muroran-it.ac.jp(白浜) |
オフィスアワー Office Hour |
火曜16:30-17:30(渡部) 月曜16:00-17:00(白浜) |
授業のねらい Learning Objectives |
コンピュータ及びネットワークの利用法に関する基礎的な素養(情報リテラシー)を、実習を通して習得する。特に本演習では、システム開発・サーバ運用・科学計算などの分野で主要なシステムである、UNIXシステムの利用技術に的を絞る。具体的には、情報電子工学系学科に設置されている学生計算機演習室の端末を利用して情報の収集・交換・処理を行うとともに、技術レポートの形で自ら情報を整理し発表するための基礎的な技法を習得する。また、共同作業を伴う技術レポート作成を通じて、段取り力とチームワーク力を養う。 |
到達度目標 Outcomes Measured By: |
1.UNIXシステムの基本的な操作方法を習得する(知識力)。 2.エディタやUNIXツールを用いて文章、グラフ、及び図のデータを作成する要素技法を習得するとともに、これらのデータをLaTeXシステムを用いて統合し、一つの技術レポートを共同で作成する方法を習得する(応用力)。 |
授業計画 Course Schedule |
総授業時間数(実時間);22時間30分 1.UNIXシステムの操作 第1回 UNIXワークステーションの概要 第2回 MacOSXシステムの操作 第3回 UNIXコマンドの使い方(1) 第4回 UNIXコマンドの使い方(2) 第5回 UNIXコマンドの使い方(3) 2.UNIX環境上での技術文書作成 第6回 エディタ操作と日本語入力(1) 第7回 エディタ操作と日本語入力(2) 第8回 エディタ操作と日本語入力(3) 第9回 グラフ描画ツールの利用 第10回 作図ツールの利用 第11回 LaTeXを用いたレポート作成技法(1) 第12回 LaTeXを用いたレポート作成技法(2) 第13回 LaTeXを用いたレポート作成技法(3) 第14回 LaTeXを用いたレポート作成技法(4) 第15回 LaTeXを用いたレポート作成技法(5) ・講義時間外には演習室を開放しています。この開放時間の主体的な利用(UNIXシステムの習熟、レポート作成等)を期待します。 |
教科書 Required Text |
九州工業大学情報科学センター(編)、「Linuxで学ぶコンピュータ・リテラシー」、朝倉書店(3,000円+税) |
参考書 Required Materials |
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教科書・参考書に関する備考 |
・手引き書として、次の一冊を演習中に配布する。 ○ 室蘭工業大学情報電子工学系学科(編),「情報リテラシー演習の手引き」 ・その他演習に必要な情報は、Webを利用した講義テキスト作成支援システム「はたおり虫」で随時提供する。 ・UNIX、Emacs、gnuplot、LaTeXなどに関する参考書を「情報リテラシー演習の手引き」および「はたおり虫」で紹介するので、演習の進行に合わせて各自に適した参考書を見つけること。 |
成績評価方法 Grading Guidelines |
・提出されたレポートにより成績を評価する(100点満点で60点以上を合格とする)。 ・レポート内容について学生からの質問を受け付ける機会を用意する。 ・レポート内容の仮評価を行い、学生がレポートの改善を行える機会を用意する。 |
履修上の注意 Please Note |
・指定した教科書、および配布した手引き書を必ず持参すること。 ・予め指定する期日までにレポートの提出がないものは、成績評価の対象とせず自動的に不合格とする。 ・不合格の場合は再履修すること。 ・コンピュータ端末数の都合により、履修者は原則として情報電子工学系学科昼間コースの学生に限定する。 |
教員メッセージ Message from Lecturer |
・密度の濃い演習ですので、演習の時に初めて教科書や手引き書を読み始めていては内容をこなせません。必ず事前に内容を理解してから演習に臨んで下さい。 ・コンピュータの操作には慣れが必要です。演習の時間外にも、演習室の開放時間を積極的に利用して操作に親しんで下さい。 ・入学前までにパソコンの操作に慣れ親しんでいない学生には、敷居が高く感じることもあるかもしれません。しかし、あきらめずに時間をかけてじっくり取り組めば、情報電子工学系学科で必要とされる最小限のコンピュータ操作技術を確実に習得できます。一方、既にコンピュータに精通している学生も、奥深い UNIXシステムの利用法を極める契機となりますので、真剣に取り組んで下さい。 ・この演習は、単にコンピュータの使い方を覚える演習ではありません。コンピュータの発展的な使い方を自ら学んでゆく力と姿勢を身に着けて下さい。また段取り力とチームワーク力を発揮してレポート作成の共同作業にあたって下さい。 |
学習・教育目標との対応 Learning and Educational Policy |
○ この授業科目は「情報システム学コース」および「コンピュータ知能学コース」の学習目標の以下の項目に対応している。 ・人[チームワーク力]他者と共同して仕事を進める能力を身につける。 ・情報技術者[情報基礎]数学と自然科学の基礎知識を身につける。 ○ この授業科目は「電気電子工学コース」および「情報通信システム工学コース」の学習目標の以下の項目に対応している。 B.(専門知識)電気電子工学分野の技術の基礎となる知識を習得する に付随的に関与する。 |
関連科目 Associated Courses |
本演習は、引き続き行われる演習科目(プログラミング演習など)の「基礎」にあたり、UNIXツールが道具として使えるようになることを目指します。今後の演習では、UNIXツールが問題なく使えることを前提に、より高度な内容を扱うことになります。従って、分からない点は積極的に質問し、本演習中に解決するようにしてください。 ○ 情報システム学コースならびにコンピュータ知能学コース: プログラミング演習(1年後期)、情報システム学演習(2年前期)、コンピュータ知能学演習(2年前期)、情報工学PBL:システム開発演習(2年後期)、など ○ 電気電子工学コースならびに情報通信システム工学コース: プログラミング演習(1年後期)、プログラミング応用演習(2年前期)、計算機工学I(2年前期)、計算機工学II(2年後期) |
備考 Remarks |