開講学期
Course Start
2013年度 前期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
応用理化学系学科
対象学年
Year
3
必修・選択
Mandatory or Elective
必修
授業方法
Lecture or Seminar
実験
授業科目名
Course Title
化学工学実験A (応化コース)
単位数
Number of Credits
1.5
担当教員
Lecturer
島津昌光、山中真也
教員室番号
Office
N311(島津)、H312(山中)
連絡先(Tel)
Telephone
46-5769(島津)、46-5747(山中)
連絡先(E-mail)
E-mail
simazu(at)mmm.muroran-it.ac.jp(島津)
syama(at)mmm.muroran-it.ac.jp(山中)
オフィスアワー
Office Hour
応用化学科HPを確認してください
授業のねらい
Learning Objectives
化学工学実験Aでは熱力学、化学工学基礎、化学システム工学、反応工学、移動論、計測工学、拡散単位操作で扱う内容を中心に実験を行う。実験を通して現象を化学工学的に探求する能力を育てる。また、基本的概念や理論を実験系に適用し、これまでに習得した概念、理論並びに化学工学的手法について理解を深める。
到達度目標
Outcomes Measured By:
1. 実際の現象に対して、これまでに学習した化学工学の基礎と物質,熱,運動量収支の概念を適用できる。(25%)
2. 実験で使用する基本的用語の意味を理解し,使用することができる。(25%)
3. 実験装置の構成を理解し、実際に操作することができる。(25%)
4. レポートの構成を理解し、レポートを書くことができる。(25%)
授業計画
Course Schedule
総授業時間:33.75時間

第1週
 実験概要、レポート作成・提出方法の説明及び安全教育
第2〜15週
1)液滴の生成
 吸収,抽出等の基本的事項を学ぶ(主な関連講義:化学システム工学)
2)物性値の測定
 密度,粘度,表面張力の測定法を学ぶ(主な関連講義:移動論)
3)ガス吸収
 ガス吸収の基本理論を検証する。(主な関連講義:拡散単位操作)
4)単蒸留
 蒸留の基本理論を検証する。(主な関連講義:拡散単位操作)
5)二重管型熱交換器の総括伝熱係数
 対流伝熱による熱交換操作の基本理論を検証する。(主な関連講義:移動論)
6)反応装置の混合特性
 装置内の流れについて基本理論を検証する。(主な関連講義:反応工学)

最終週にアンケート調査を行う。

<注意>
・実験装置数の関係上、班分け・グループ分けをしてローテーションを組む。必ずしも1)から実験するとは限らない。
・安全に実験を行うため、前もって必ず実験テキストを読んでおくこと。
教科書
Required Text
化学工学実験A「実験指導書」(第1週目の実験説明会で配布する)
参考書
Required Materials
実験レポートを執筆する上で、これまでに使用した教科書に必要な情報が書かれている。また、教科書で調べきれない情報を収集するには下記文献が有用である。
化学工学会「化学工学便覧」、丸善 (図書館所蔵)#
亀井三郎「化学機械の理論と計算」、産業図書 (図書館所蔵)#
化学工学会「化学工学辞典」、丸善 (図書館所蔵)#
徂徠道夫 他「学生のための化学実験安全ガイド」、東京化学同人 (図書館所蔵)#
化学装置研究会編「図解で学ぶ装置の原理と機器の構造」、オーム社 (図書館所蔵)#
大西清「JIS標準化学工業製図」、オーム社# 
教科書・参考書に関する備考
成績評価方法
Grading Guidelines
出席率100%,全ての小テスト・アンケート,全ての実験に関する実験実施報告書,執筆指定した全てのレポート提出者を対象とし、レポート・口頭試問により評価する。
履修上の注意
Please Note
1. 不合格者は翌年以降再履修とする。 
2. 1回でも無断欠席すると成績評価はしない。
3. 部活・サークル活動等の公的理由や病気等で実験を欠席する場合、それを証明する書類を持参すれば別途実験日を設定する。この場合、教務課に欠席届を必ず提出すること。連絡・欠席届の提出がない場合は無断欠席として扱う。
4. レポートは3通全てを提出しないと成績評価しない。
5. レポート提出時に簡単な口頭試問を行う。質問内容は実験について理解度を確認するためのものであり、反応工学,化学工学量論,化学システム工学,移動論,計測工学、熱力学、拡散単位操作で履修する内容と同レベルである。
教員メッセージ
Message from Lecturer
全員に単位を修得してもらうことを前提に指導しています。不合格にするための指導は一切行っておりませんが、毎年不合格になる人がいます。「提出期限を守らない」,「レポートを出さない」,「途中から実験に来なくなった」という身勝手な行動にでた人たちばかりで、自分自身に甘えているからです。「指導が厳しい」などの文句を言う前に自分自身の行動を再確認してください。
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
応用化学科の教育目標、B-2(専門的知識−化学工学)、C(継続的学習)、E(人と自然の調和)、F(プレゼンテーション能力)の達成に寄与する。
関連科目
Associated Courses
熱力学、化学工学基礎、化学システム工学、反応工学、移動論、計測工学、拡散単位操作
備考
Remarks