開講学期 Course Start |
2013年度 前期 |
授業区分 Regular or Intensive |
週間授業 |
対象学科 Department |
機械航空創造系学科 航空宇宙システム工学コース |
対象学年 Year |
2年 |
必修・選択 Mandatory or Elective |
選択 |
授業方法 Lecture or Seminar |
演習 |
授業科目名 Course Title |
航空宇宙工学基礎演習 |
単位数 Number of Credits |
1 |
担当教員 Lecturer |
境 昌宏(構造・材料力学担当)…取りまとめ 湊 亮二郎(熱・推進工学担当) 杉山 弘(空気力学担当) |
教員室番号 Office |
境:B307,湊: B204,杉山:A318-1 |
連絡先(Tel) Telephone |
境:5377,湊:5378,杉山:5364 ※外線からかける場合は前に0143-46-を付けて下さい |
連絡先(E-mail) |
境:msakai @ mmm.muroran-it.ac.jp 湊::r-minato @ mmm.muroran-it.ac.jp 杉山:sugiyama @ mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー Office Hour |
境:月曜日15:00-17:00 湊:特に設けない(白老エンジン試験場で試験する機会が多く、オフィスアワーを設けることが困難なため) 杉山:木曜日13:00-15:00 |
授業のねらい Learning Objectives |
航空宇宙工学の基盤分野の中から、1) 空気力学、2) 熱・推進工学、3) 構造・材料力学の3分野の基礎部分に関する演習問題を行う.これにより高度な専門科目を学ぶ基礎力の充実を図る. |
到達度目標 Outcomes Measured By: |
(1) 理想流体力学から物体まわりの流れの様子を学び,揚力発生機構の原理を習得する. (2) 理想的な熱サイクルの性能計算と化学平衡を学び,エンジンサイクルの基礎を理解する. (3) 材料の強度計算に必要な概念である応力,ひずみについて理解でき,材料に加わる力の種類(引張り・圧縮,せん断,ねじり,曲げ)に応じて,その材料の強度計算が正しく出来る。 |
授業計画 Course Schedule |
総授業時間数;1.5時間×15回 = 22.5時間 授業計画 3週間で3分野を1回ずつ順番に授業を行う. A)空気力学分野(教室、1, 2回N301, それ以降C309) 1回目 流れの基礎 2回目 ベルヌーイの定理 3回目 理想流体流れの基礎 4回目 円柱まわりの流れ 5回目 クッタ・ジュコフスキーの定理 B) 熱・推進工学分野(教室C309) EXCEL シートを用いた,熱力学サイクルシミュレーション 1回目 Carnot サイクル,Ottoサイクル 2回目 Diesel サイクル,Braytonサイクル 3回目 Stirling サイクル 4回目 Ericcson サイクル 5回目 化学平衡計算(定温・定圧条件,エンタルピー・圧力一定条件)及びまとめ C) 構造・材料力学(教室N301) 1回目 引張りと圧縮@(静定問題,骨組み構造) 2回目 引張りと圧縮A(不静定問題,熱応力) 3回目 せん断とねじり 4回目 はりの曲げ@(せん断力線図と曲げモーメント線図) 5回目 はりの曲げA(断面係数,断面二次モーメント,はりに働く曲げ応力) |
教科書 Required Text |
特定の教科書は使用しないが,「空気力学基礎理論」,「推進工学基礎理論」,「構造力学基礎理論」で使用する教科書を持参のこと |
参考書 Required Materials |
杉山弘・遠藤剛・新井隆景、「流体力学」、森北出版株式会社(1995) #工業熱力学基礎編 河野通方 岡島敏 角田敏一 氏家康成 監修 東京大学出版会 ( 2004 ) #Thermodynamics: An Engineering Approach 6th Edition, Yunus, Cengel, Michael Boles ( 2006 ) #「機械工学入門講座別巻 材料力学演習」,村上敬宜,森和也共著,森北出版株式会社 |
教科書・参考書に関する備考 | |
成績評価方法 Grading Guidelines |
各分野それぞれレポート(100点満点)で採点し,その平均点で評価する。平均点が100点満点中60点以上であれば合格とする。無断欠席は大幅な減点となるので注意。 |
履修上の注意 Please Note |
1)出席重視 2)演習課題によって教室が異なるので注意すること.事前に掲示板,e-mail等で通知するので掲示板,e-mailをよく見ておくこと 3)演習の順番は1)構造・材料力学、2)熱・推進工学、3)空気力学の順番で3週間ごとにローテーションを組んで授業を行う.ただし教員の出張等の都合で、このローテーションの順番を入れ替えることがある.その場合も掲示板,e-mailで通知するので、よく見ておくこと. 4)航空宇宙システム工学コース2年前期開講の「構造力学基礎理論」,「推進工学基礎理論」,「空気力学基礎理論」を受講中か受講済みである方が望ましい。 5)不合格者は再履修すること |
教員メッセージ Message from Lecturer |
航空宇宙工学を学ぶ上で、最も基本となる科目・分野のみを抽出して演習課題を行います. 選択科目ですが、今後の糧になることは間違いないので、履修してしっかり勉強して下さい. |
学習・教育目標との対応 Learning and Educational Policy |
・航空宇宙システム工学コースの学習・教育目標との対応: B) 航空宇宙システム工学分野に必要な様々な知識,技術の習得 (航空宇宙工学基盤知識「専門分野の基礎と応用能力」を身につける) |
関連科目 Associated Courses |
関連科目 [必要とする主要科目] 熱力学I,線形代数、解析A,解析B,物理学A, 物理学B,空気力学基礎理論,推進工学基礎理論,構造力学基礎理論 [今後、関連のある主要科目] 航空宇宙システム工学コース:圧縮性流体力学、粘性流体力学、ロケット工学、ジェットエンジン、伝熱・燃焼工学、航空宇宙構造力学T,U |
備考 Remarks |