開講学期
Course Start
2013年度 前期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
<思考と文化>コース
対象学年
Year
2年
必修・選択
Mandatory or Elective
選択
授業方法
Lecture or Seminar
講義
授業科目名
Course Title
言語の哲学
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
長谷川吉昌
教員室番号
Office
Q301(Q棟3F非常勤講師室)
連絡先(Tel)
Telephone
窓口担当:若菜博0143-46-5818
連絡先(E-mail)
E-mail
窓口担当:若菜博 wakana@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー
Office Hour
窓口担当(若菜):月曜日13:00~14:30
授業のねらい
Learning Objectives
私たちが普段なにげなく行使している言語運用能力は、理論的考察の対象としてさまざまな説明困難な問題をはらんでいる。本講義では過去一世紀ほどの哲学の成果のうちで、言語哲学上の主要な課題に直接かかわる論点を概括する。
到達度目標
Outcomes Measured By:
講義で紹介された言語哲学の諸問題を理解し、もって社会現象としての言語への関心を深める。
授業計画
Course Schedule
[総授業時間:(45分/60分)×2×15=22.5時間]
 1 授業概要
 2 言語哲学ってなんだろう
 3 意味と指示の区別
 4 記述理論
 5 固有名をめぐる問題
 6 意味についての検証主義
 7 意味についての懐疑論と翻訳の不確定性
 8 サピア=ウォーフの仮説
 9 プラグマティックス
10 言語行為論
11 言語とコミュニケーション
12 私的言語論
13 言語的知識とは
14 言語の体系的研究は可能か
15 総括
教科書
Required Text
とくに指定しない。
参考書
Required Materials
#服部裕幸『言語哲学入門』勁草書房
#野本和幸・山田友幸(編)『言語哲学を学ぶ人のために』世界思想社
#飯田隆『言語哲学大全』勁草書房、全4巻
#丹治信春『言語と認識のダイナミズム』勁草書房
#W.G.ライカン『言語哲学 入門から中級まで』勁草書房 
教科書・参考書に関する備考
成績評価方法
Grading Guidelines
講義内容をどの程度理解しているか、その度合いを試験によって評価する。
100点満点中60点以上を合格とする。
履修上の注意
Please Note
成績不良者を対象とした再試験は予定していない。
教員メッセージ
Message from Lecturer
哲学上の問題を理解するために芸術的感性や独創的なひらめきが特に必要ないのは、一般に学問をするうえでユーモアのセンスや信仰心が特に必要ないのと同様です。そうではなく、大事なことは、他人と問題関心を共有したうえで、あくまで合理的にその問題を解こうとする粘り強い知性と探究姿勢をもつことです。この機会にそのような知的探求の醍醐味をぜひ味わってみてください。
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
JABEE基準1(1)「(a):地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養」に対応。

機械システム工学コースの学習・教育到達目標との対応
(A) 多面的考察力の修得
関連科目
Associated Courses
認識の哲学、自己理解のサイエンス、ゼミナール「思考と数理」A
備考
Remarks