開講学期 Course Start |
2013年度 前期 |
授業区分 Regular or Intensive |
週間授業 |
対象学科 Department |
情報電子工学系専攻 |
対象学年 Year |
1 |
必修・選択 Mandatory or Elective |
選択 |
授業方法 Lecture or Seminar |
講義 |
授業科目名 Course Title |
電磁気学特論 |
単位数 Number of Credits |
2 |
担当教員 Lecturer |
川口秀樹 |
教員室番号 Office |
F207 |
連絡先(Tel) Telephone |
0143-46-5510 |
連絡先(E-mail) |
kawa@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー Office Hour |
水曜日 16時〜17時,18時〜19時 |
授業のねらい Learning Objectives |
静電場・静磁場,渦電流場,電磁波など,電磁現象を統一的に扱う理論体系としての電磁気学を理解し,それらが産業応用で現れる具体例について修得する. |
到達度目標 Outcomes Measured By: |
1. 電磁場の問題に直面したとき,その現象を適切な電磁場の方程式を用いて記述することができる.(60%) 2.系を記述する電磁場の方程式を,適切な近似のもとに解析的に解くことができる(40%) |
授業計画 Course Schedule |
1週目 シラバスの説明、クーロンの法則・遠隔作用と場の概念 2週目 数学的補足(ベクトル公式,ポアンカレの補題,ヘルムホルツの定理) 3週目 静電場(ガウスの法則,保存場,ポアソン方程式,静電場の体系) 4週目 静磁場(ビオ・サバールの法則,湧き出しなし場) 5週目 静磁場(ベクトルポアソン方程式,静磁場の体系,ポアソン方程式の特解) 6週目 ポアソン方程式の特解,計算例(クーロンの法則,ガウスの法則,ポアソン方程式) 7週目 境界値問題(グリーンの定理,境界積分方程式) 8週目 電磁誘導(ファラディーの法則,電磁誘導,渦電流) 9週目 電磁誘導(渦電流の方程式,渦電流応用) 10週目 電磁力(ローレンツ力方程式,荷電粒子の運動の例) 11週目 電磁力(電流に働く力,マクスウェル応力) 12週目 電磁波(変位電流,波動方程式,電磁波の伝搬) 13週目 電磁場(電磁ポテンシャル,非斉次波動方程式) 14週目 電磁波(遅延ポテンシャル,電磁波の放射) 15週目 電磁気学の体系と延長上の理論(3次元分布定数回路,幾何光学,量子力学) 定期試験 |
教科書 Required Text |
|
参考書 Required Materials |
# パノフスキー,フィリップス 著「電磁気学(上,下)」(林,西田 訳)吉岡書店 定価(2,600 円+税) # J.D.Jackson, Classical Electrodynamics (2nd Ed.), Wily |
教科書・参考書に関する備考 | |
成績評価方法 Grading Guidelines |
定期試験60点,レポート40点の合計100点満点で評価し,60点以上を合格とする. 到達度目標1を定期試験,レポートで、目標2をレポートで評価する。 |
履修上の注意 Please Note |
@オフイスアワーなどでの質問も適宜受け付ける A授業の変更や緊急時の連絡は授業中または掲示板で通知をする。 B不合格者は再履修すること。 |
教員メッセージ Message from Lecturer |
本科目は、暗記的な要素はほとんどなく、体系的な理解を要し、すべて前の授業からの積み重ねである。 授業に出席し積極的に不明なところを質問するなど、その都度その都度、授業内容を理解しておくこと。 |
学習・教育目標との対応 Learning and Educational Policy |
|
関連科目 Associated Courses |
学部レベルの電磁気学の内容を理解していることが望ましい |
備考 Remarks |