開講学期
Course Start
2012年度 後期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
情報電子工学系学科
情報通信システム工学コース
対象学年
Year
3
必修・選択
Mandatory or Elective
選択
授業方法
Lecture or Seminar
講義
授業科目名
Course Title
無線伝送工学
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
長谷川弘治
教員室番号
Office
Y403
連絡先(Tel)
Telephone
連絡に電話を使用しないでください.講義時間あるいはオフイスアワーに連絡してください.
連絡先(E-mail)
E-mail
khasegaw @mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー
Office Hour
水曜日 5,6時限,
月曜日 12:00〜13:10
授業のねらい
Learning Objectives
アンテナ工学の基礎理論を習得する
到達度目標
Outcomes Measured By:
以下の事項を説明できる。
1.電磁波と伝送線路の基礎知識(20%)
2.微小電気ダイポールからの電磁波の放射特性(10%)
3.アンテナの諸特性(50%)
4.電波伝搬(20%)
授業計画
Course Schedule
24時間(16週×1.5時間)
1週 シラバスの説明,電磁波概論,計算法の復習(複素表示,外積),Maxwellの方程式
2週 電磁波の基礎(平面波,波数ベクトル,電力,偏波,境界条件と等価定理)
3週 微小電気ダイポールからの放射
4週 伝送方程式と給電線路
5週 反射係数,VSWR,整合,スミスチャート
6週 基本的なアンテナ,放射ベクトル,指向性,アンテナ利得
7週 入力インピーダンス,放射電界強度,実効長
8週 中間試験
9週 試験解答と前半の講義のまとめ(課題レポート)
10週 アンテナの等価回路,実効面積,開口効率
11週 フリスの伝達公式,アンテナの不整合損, 各種線状アンテナ
12週 開口アンテナ,アレーアンテナ
13週 電波伝搬(概要,平面大地)
14週 電波伝搬(大気中の伝搬),後半のまとめ
15週 定期試験
16週 試験解答と講義のまとめ(課題レポート)

講義中に課す問題を解くことは,講義内容の理解に必須です.
かならず講義時間外に解くようにしてください.
教科書
Required Text
伊藤,岩ア,岡田,長谷川著,実用理工学入門講座 基礎からの電磁波工学,日新出版(2500円+税)
参考書
Required Materials
安達三郎、佐藤太一著、電波工学、森北出版(2400円+税) #
徳丸仁,基礎電磁波,森北出版(2600円+税)#
鹿子嶋憲一著、光・電磁波工学、コロナ社(3300円+税)#
小柴正則著,波動解析基礎,コロナ社(2600円+税)

 
教科書・参考書に関する備考 安達先生の本は,教科書よりも簡潔な内容です.
徳丸先生の本は,本格的な電磁波の本です.将来,電波関係の仕事をする方には,読むことを進めます.
鹿子嶋先生の本は,図を多用した説明がわかりやすい本です.
小柴先生の本は,厳密な記述があり,とくにマイクロ波,光波の等価回路理論を学ぶのに役立ちます.
成績評価方法
Grading Guidelines
中間試験(40%),2回の課題レポート(20%),定期試験(40%)により100点満点で評価する.60点以上を合格とする.再試験は行わない.目標1,2ならびに3の一部は,中間試験,課題レポートにおいて計算問題ならびに定義等に関する記述問題を出題して評価する.目標3の一部は,定期試験において計算問題ならびに定義等に関する記述問題を出題して評価する.目標4については,定期試験において,穴埋め問題ならびに計算問題を出題して評価する.
履修上の注意
Please Note
再試験は行わない.不合格者は,再履修となる.
なお,授業計画あるいは成績評価方法に変更がある場合には,講義中に連絡する.
教員メッセージ
Message from Lecturer
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
学習・教育目標の(B)に付随的に関与する
関連科目
Associated Courses
基礎電磁気学、電磁気学I,電磁気学II,電磁気学III,光エレクトロニクス
備考
Remarks