開講学期 Course Start |
2012年度 後期 |
授業区分 Regular or Intensive |
週間授業 |
対象学科 Department |
情報電子工学系学科 情報システム学コース コンピュータ知能学コース |
対象学年 Year |
2 |
必修・選択 Mandatory or Elective |
必修 |
授業方法 Lecture or Seminar |
講義 |
授業科目名 Course Title |
ソフトウェア工学 |
単位数 Number of Credits |
2 |
担当教員 Lecturer |
佐藤和彦 |
教員室番号 Office |
V502 |
連絡先(Tel) Telephone |
0143-46-5414 |
連絡先(E-mail) |
kazu@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー Office Hour |
木曜日 13:00-15:00 (V502室) |
授業のねらい Learning Objectives |
ソフトウェア工学は、ソフトウェアの開発・運用・保守に関する技法を体系的に扱う学問である.オブジェクト指向プログラミングの登場によって、ソフトウェア開発技法にも新たなパラダイム(価値観、考え方)が生まれている. 本講義では、従来の基本的なソフトウェア工学の手法を学び、さらには最近注目されている新たな手法についても知識を得ることを目的とする. |
到達度目標 Outcomes Measured By: |
1.基本的なソフトウェア開発プロセスを理解し,各工程について簡単に説明することができる. 2.オブジェクト指向なソフトウェア開発技法について理解し,代表的な開発モデルを説明することができる. 3.モデル化技法の基本を理解し,小規模なソフトウェアの仕様を自分でモデル化することができる. 4.プロジェクト管理の基本を理解する. |
授業計画 Course Schedule |
総授業時間数(実時間):24時間(90分×16週=1440分) 第 1週 ソフトウェアとソフトウェア工学 第 2週 ソフトウェアの開発プロセス 第 3週 ソフトウェア工学の新たなパラダイム 第 4週 開発計画と要求分析 第 5週 構造化分析技法 第 6週 ソフトウェアの設計(1) 第 7週 ソフトウェアの設計(2) 第 8週 ソフトウェアの実装と開発環境 第 9週 テストと保守 第10週 プロジェクト管理と品質管理 第11週 再利用と規模見積もり 第12週 オブジェクト指向ソフトウェア開発(1) 第13週 オブジェクト指向ソフトウェア開発(2) 第14週 オブジェクト指向ソフトウェア開発(3) 、総まとめ 第15週 特別講義 「スマートフォンアプリのビジネスモデルおよびアジャイル開発の実践的な手法について」(予定) 講師: 森英寿(元株式会社フライトシステムコンサルティング・プロジェクトマネージャー/現フリーエンジニア) ※この講義は本学の就学力向上の一環として外部講師を招聘し特別講義を実施するものである。 ※本特別講義の日程は講師のスケジュールと調整し、11月〜12月のどこかで実施する。 ※通常の講義時間とは異なる時間で開催することもある。詳しくは講義内で通知する。 第16週 定期試験 |
教科書 Required Text |
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参考書 Required Materials |
【ソフトウェア工学に関する参考書】 ‐鰺坂恒夫著「ソフトウェア工学入門」サイエンス社(定価1700円+税) ‐松本啓之亮著「ソフトウェア工学」森北出版 (定価2400円+税) ‐小泉寿男、他共著「ソフトウェア開発」オーム社 (定価2800円+税) ‐玉井哲雄著「ソフトウェア工学の基礎」岩波書店 (定価3400円+税) -駒谷昇一、他共著「ずっと受けたかったソフトウェアエンジニアリングの授業1・2」翔泳社(定価各2000円税込) 【ソフトウェア開発技術に関する参考書】 ‐Robert C. Seacord著(和訳本)「C/C++セキュアコーディング」ASCII出版(定価3800円+税) ‐川端光義、他共著「バグがないプログラムのつくり方」翔泳社(定価2800円+税) -牛尾 剛、他共著「オブジェクト脳のつくり方」翔泳社(定価2800円+税) この他にもソフトウェア工学に関する書籍は数多く出版されている. 知識を深めるためにも1冊は手に入れて読むことを勧める. |
教科書・参考書に関する備考 | 授業に使用する必要な資料は適宜プリントとして配付する. |
成績評価方法 Grading Guidelines |
定期試験(100点満点)で成績を評価する. 60点以上を合格とする. 定期試験の不合格者に対して再試験を1度に限り実施する. ただし再試験で合格した者は成績の上限を「可」とする. |
履修上の注意 Please Note |
1)C言語などのプログラミング言語の基本を習得し,簡単なプログラム作成ができることが望ましい. 2)授業の変更や緊急時の連絡は授業中またはV棟掲示板で通知をする. 3)再試験は定期試験を受験しない者は対象外とする. |
教員メッセージ Message from Lecturer |
本講義で扱う内容は、将来、ソフトウェア開発に関する職、例えばプロジェクトマネージャ(PM)やシステムエンジニア(SE)、プログラマー(PG)などを目指す場合には必須となる知識です.ぜひ、この授業でその基礎を習得してください.他学科の学生でIT職を目指そうとする学生さんも歓迎します. |
学習・教育目標との対応 Learning and Educational Policy |
この授業科目は情報工学科の学習目標の以下の項目に対応している。 情報技術者[情報システム]情報システムの基礎知識と構築・運用能力を身につける. |
関連科目 Associated Courses |
この授業科目は情報工学科の科目に関連している. 情報工学PBL:システム開発演習 卒業研究 |
備考 Remarks |
平成23年度に引き続き,本年度も本学のマイクロ・インサーションの取組みとして外部講師を招聘した 特別講義を1回開催する。 スマートフォンアプリ開発などソフトウェア開発分野の最新動向について講義して頂く予定である。 IT産業への進路を考えている学生にとっては非常に有意な講義であるので積極的な参加を望む。 |