開講学期 Course Start |
2012年度 後期 |
授業区分 Regular or Intensive |
週間授業 |
対象学科 Department |
応用理化学系学科 |
対象学年 Year |
2 |
必修・選択 Mandatory or Elective |
選択 |
授業方法 Lecture or Seminar |
講義 |
授業科目名 Course Title |
機械的単位操作 |
単位数 Number of Credits |
2 |
担当教員 Lecturer |
小幡英二 |
教員室番号 Office |
B214 |
連絡先(Tel) Telephone |
0143-46-5761 |
連絡先(E-mail) |
eobataxy@mmm-muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー Office Hour |
木曜日10:00〜12:00 |
授業のねらい Learning Objectives |
化学工業プロセスの構成要素となる基礎的操作は単位操作と呼ばれる。この授業では,単位操作の中から主に相変化を伴わない機械的単位操作に着目し,化学工業における粉粒体の処理技術と工業材料の調整などを取り扱う各操作の原理と基本的用語を理解し,基礎的な化学工業プロセス単位操作設計法を修得する。 |
到達度目標 Outcomes Measured By: |
1.流体中における粒子の挙動などに関する基本的な公式を理解 し、問題を解くことが出来る。(計算力)(25%) 2.現実の問題の中で気体、液体中の粒子の存在を理解し、環境 問題などの概念や考え方などを正確に把握する。(知識力) (25%) 3.粉粒体の概念を正確に理解し、各種要因による複合現象に基 づいた論証を的確に展開できる。(論理力)(25%) 4.現存する計測器や計測原理、小幡等が考えた計測原理などを具体 的な例を挙げて説明できる。(理解力)(25%) |
授業計画 Course Schedule |
総授業時間数は24時間。 講義は板書形式で資料などを使用して行なう。電卓を毎回用意すること。 講義の一部は化学工学実験Bを通して,実験による実習も行う。 講義中に複数回小テストを行うので、予習・復習を心掛けること。 第1週 講義の概要 第2週 粉粒体:定義と存在 第3週 粉粒体による環境汚染と機械的単位操作との関連 第4週 単体分離(破砕、粉砕) 第5週 シックナーの理論 第6週 回分沈降曲線によるシックナーの操作法 第7週 粒子径の定義と表現方法 第8週 分級方法 第9週 粒径分布表示法 第10週 粉粒体計測法 第11週 流動層による粒径分布求め方 (その1) 第12週 流動層による粒径分布求め方 (その2) 第13週 固−液分離:沈降理論、レイノルズ数 第14週 固−液分離:沈降濃縮、遠心分離 第15週 浮力秤量法による粒径分布の求め方 |
教科書 Required Text |
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参考書 Required Materials |
# 水科篤郎、桐栄良三著;「化学工学概論」産業図書 定価3200円+税 # 亀井三郎著;「化学機械の理論と応用」産業図書(附属図書館蔵) # 化学プロセス工学講座編;「化学工学実験B実験指導書」 # 八嶋三郎編 「粉砕と粉砕物性」 培風館 3,900円(附属図書館蔵) 教科書より高度な内容を詳細に解説した参考書として, # 粉体工学研究会編 「粒度測定技術」 日刊工業新聞社(附属図書館蔵) # 三輪茂雄著 「粉粒体工学」 朝倉書店 3,200円(附属図書館蔵) |
教科書・参考書に関する備考 | 授業に使用する必要な資料は適宜プリントとして配布する。 |
成績評価方法 Grading Guidelines |
成績は定期試験80%、小テストと授業態度20%を加味して60点以上を合格とする。 |
履修上の注意 Please Note |
理解力、計算力の向上を目指すため適宜小テストを行う。 授業中の質問などは受け付ける。 板書で見にくいところ等が有れば直ちに連絡して欲しい。 再試験は行わない。ただし、100%出席の努力はしたが不合格のものには何らかの考慮をする。 不合格は次年度に再履修すること。 |
教員メッセージ Message from Lecturer |
身の回りの粉粒体に興味を持って探して欲しい。暗記による知識の習得ではなく、自分自身で問題意識を持って知識を深めて欲しい。オフィスアワーに講義内容の質問に限らず,気軽に教員室を訪ねてください。 |
学習・教育目標との対応 Learning and Educational Policy |
この科目の単位習得は、JABEE基準1(1)の(a)地球的視点から多面的に物事を考える能力、(d)該当する分野の専門技術に関する知識とそれらを問題解決に応用できる能力に対応している。 応用理化学系学科応用化学コースの学習・教育目標のB(専門的知識ー化学工学)の達成に寄与する。 バイオシステムコースの学習・教育目標のB-2(専門的知識ー化学工学)の達成に寄与する。応用物理コースの学習・教育目標のB.問題の本質を理解するに寄与する。 |
関連科目 Associated Courses |
この科目の履修に当たっては化学数学演習、化学工学量論,移動論を履修しておくことが望ましい。 今後の関連科目は設計論、化学工学実験Bである。 |
備考 Remarks |