開講学期
Course Start
2012年度 後期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
応用理化学系学科
対象学年
Year
1
必修・選択
Mandatory or Elective
必修
授業方法
Lecture or Seminar
講義
授業科目名
Course Title
解析B (応理前半)
単位数
Number of Credits
3
担当教員
Lecturer
長坂行雄(非常勤講師)
教員室番号
Office
Q305 (火曜日のみ在室)
連絡先(Tel)
Telephone
内線:5814 (火曜日のみ)
連絡先(E-mail)
E-mail
hidenori@mmm.muroran-it.ac.jp 桂田英典(窓口教員)
オフィスアワー
Office Hour
講義のある火曜日の5~10限の講義の前後
授業のねらい
Learning Objectives
微分積分学のうち1変数の積分法および、多変数関数にかかわる内容を講義する。1変数の積分法を理解する.。平面の位相を理解する。また、多変数関数の極限・連続性・偏微分法を理解する。
到達度目標
Outcomes Measured By:
1.1変数関数の置換積分法、部分積分法及び広義積分を理解し、求めることができる。
2.多変数関数の連続性を理解することができる。
3.多変数関数の極限や偏導関数を理解し求めることができる。
4.多変数関数の極値を求めることができる。
5.定理を表現する論理を身につけ、それを用いて説明することができる。
授業計画
Course Schedule
 総授業時間数 36時間

 1週目 シラバスの説明、積分の定義
 2週目 積分の性質
 3週目 不定積分
 4週目 積分の計算
 5週目 有理関数の積分
 6週目 広義積分の定義
 7週目 広義積分の計算
 8週目 中間試験
 9週目 2変数関数の極限の定義と性質
10週目 2変数関数の連続性
11週目 偏微分の定義と性質
12週目 全微分の定義と性質
13週目 高階偏導関数とTaylorの定理
14週目 2変数関数の極大・極小(1)
15週目 2変数関数の極大・極小(2)
      定期試験

毎週演習を行い、受講者に概念を理解させるとともに微積分の運用能力を身につけさせる。
教科書
Required Text
・教科書「理工系の微分・積分」(学術図書出版社) 溝口宣夫・五十嵐敬典・桂田英典 他4名 (定価1900円+税)#
・演習書「微分・積分の要点と演習」
参考書
Required Materials
 
教科書・参考書に関する備考 参考書は特に指定しない。参考書についての相談があれば応じます。
演習書「微分・積分の要点と演習」は前期「解析A」で配布されたものを引き続き用いる。
成績評価方法
Grading Guidelines
試験を中間試験(30点満点)および定期試験(40点満点)の2回行い、さらに講義中の演習の評価(30点満点)を加えてそれらの合計点を成績とする。100点満点で60点以上を合格とする。
履修上の注意
Please Note
・ 再試験は行わない。不合格者は再履修となる。
・ 追試験の実施には、欠席届を提出していることが前提で、正当な理由があって試験を欠席したと判断できるときのみ行う。また、正当な理由による欠席届を提出して講義中の演習を欠席した場合には、その点数分のレポートを課し、その点数を用いて評価する。
・ 中間試験などの掲示には注意すること。
・ 毎週演習を行うので(試験のある週を除く)、講義で扱った内容に関する教科書・演習書の問題を継続して解いておくこと。
教員メッセージ
Message from Lecturer
講義内容や教科書・演習書の例題・問などで質問がある場合には、オフィスアワーに質問に来てください。
この科目では高校で学習した内容を別の視点から学習します。そのため、高校の内容を完璧に理解していたとしても、予習・復習を怠るとすぐに講義内容に追いつけなくなる可能性もあります。十分注意してください。
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy


(1)この授業は、本学の教育目標 「幅広い教養と基礎科学及び工学に関する専門知識を教授する総合的な理工学教育を行う」と対応している.

関連科目
Associated Courses
関連科目は、解析Aと解析Cである。
備考
Remarks
高校数学の教科書の内容(特に数学III「積分法」)とは十分理解しておくことが前提となる。手元にそれらの教科書など参照できるものを用意しておくと、各自で予習・復習をする際に役に立つはずである。また、解析Aを学んでいることも前提として講義を進める。