開講学期
Course Start
2012年度 後期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
機械航空創造系学科 材料工学コース
対象学年
Year
3
必修・選択
Mandatory or Elective
選択
授業方法
Lecture or Seminar
講義
授業科目名
Course Title
表界面科学
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
澤口直哉
教員室番号
Office
Y607
連絡先(Tel)
Telephone
0143-46-5673 (内線5673)
連絡先(E-mail)
E-mail
nasawa@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー
Office Hour
木曜日 8:45〜12:00
授業のねらい
Learning Objectives
物質の表面や界面が呈する特性は物質内部とは異なり、これらは材料の特性に影響を及している。本講では表面・界面の物理現象を中心に、表面・界面の理解に必要な基礎事項を学ぶ。 
到達度目標
Outcomes Measured By:
1) 表面・界面の定義を説明できる。
2) 表面・界面の重要性をバルクとの比較で説明できる。 
3)  固体表面の基本的な構造を、専門用語を用いて説明できる。
4) 表面張力について熱力学的な説明できる。
5) 摩擦の原理を説明できる。
6) 表面・界面に関わる代表的な分析手法について説明できる。
授業計画
Course Schedule
総授業時間数(実時間): 22.5 時間
1週目 ガイダンス、表界面の定義と歴史
2週目 基礎知識 1 − 化学結合
3週目 基礎知識 2 − 結晶構造
4週目 表界面の構造 1
5週目 表界面の構造 2
6週目 表界面の物性 1 ― 表面張力(1)
7週目 表界面の物性 2 ― 表面張力(2)
8週目 中間試験
9週目 表界面の物性 3 ― ぬれ、吸着、接着 (中間試験解答)
10週目 表面積測定、トライボロジー(1)
11週目 トライボロジー(2) 
12週目 反応速度論の基礎、触媒
13週目 表面の分析 1 ― 組成分析
14週目 表面の分析 2 ― 特性解析
15週目 表界面の応用
(16週目 定期試験) 
教科書
Required Text
『アトキンス 物理化学(上)、(下)』 第8版、東京化学同人、ISBN978-4807906956, ISBN978-4807906963(図書館に2冊ずつあり)
参考書
Required Materials
 
教科書・参考書に関する備考 ・特に教科書の11,18,20,22,25章が関連する。
・ハンドアウトを配布する。
・参考書は講義中に随時紹介する。
成績評価方法
Grading Guidelines
時間内に回収する小レポートを適宜課す。
小レポート(15%)、中間試験(40%)、定期試験(45%)の重みで計100点に換算し、60点以上を合格とする。
履修上の注意
Please Note
1) 授業の変更や緊急時の連絡は授業中または掲示板で通知する。
2) 授業中の入室、退室は認めない。
3) 再試験は行わない。不合格者は再履修すること。
教員メッセージ
Message from Lecturer
講義で触れる内容は広範にわたるが、それらの根本となる概念や解釈を理解し、応用できる知識として習得されることを望んでいる。
受講前に以下について復習しておくこと。
 ・ 化学結合
 ・ 結晶の基礎知識
 ・ 原子の構造と電子軌道
また、予習・復習内容を提示することがあるので、積極的に対応されたい。
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
この授業は、材料工学コースの学習目標: (D) 材料工学の専門能力に対応している。また、材料工学コースのJABEE基準1(1)の(d)(1)に対応している。
関連科目
Associated Courses
熱力学Tと結晶構造学、物理化学A、固体化学を履修済と仮定して講義を進める。
固体物性論基礎、セラミックス材料学に関連している。 
備考
Remarks