開講学期 Course Start |
2012年度 後期 |
授業区分 Regular or Intensive |
週間授業 |
対象学科 Department |
建設システム工学科 |
対象学年 Year |
2 |
必修・選択 Mandatory or Elective |
選択 |
授業方法 Lecture or Seminar |
講義 |
授業科目名 Course Title |
建築環境工学B |
単位数 Number of Credits |
2 |
担当教員 Lecturer |
岸本嘉彦 |
教員室番号 Office |
D316 |
連絡先(Tel) Telephone |
0143-46-5208 |
連絡先(E-mail) |
kisimoto@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー Office Hour |
火曜日12:00-12:30 |
授業のねらい Learning Objectives |
建築空間は、音、光、熱、空気等といった様々な要素によって構成されている。優れた建築空間を創造するため、本授業では音や光の工学的な扱い方を習得する。 |
到達度目標 Outcomes Measured By: |
1. 建築音響、建築照明の基本的な用語やルールを理解する。 2. 音や光の性質を理解し、音や光を数値化して扱うことができる。 3. 簡単な音響設計を行うことができる。 4. 隣り合う室の間の騒音防止対策を行うことができる。 5. 各光源および色の特性を理解した採光計画を行うことができる。 |
授業計画 Course Schedule |
総授業時間数(実時間);24時間 建築音響分野 1-2週目:音の性質と生理的・心理的効果 3-4週目:振動と音の物理 5-6週目:吸音と遮音 7-8週目:騒音評価 9週目:室内音響計画(残響) 10週目:建築音響分野試験 建築照明分野 11週目:光と視覚,測光量と単位 12週目:採光照明の計画条件 13週目:採光照明の光源 14週目:照度の計算 15週目:人工照明計画 講義の回数が少なく、1回毎の講義の密度が高くなります。予習や復習に取り組み、学んだ事柄を一つずつ着実に身につけてほしいと思います。 |
教科書 Required Text |
松浦邦夫,高橋大弐 「エース建築工学シリーズ 建築環境工学T -日照・光・音-」 朝倉書店 3200円 ISBN4-254-26862-9 |
参考書 Required Materials |
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教科書・参考書に関する備考 | |
成績評価方法 Grading Guidelines |
合否判定は、建築音響分野(50点満点),建築照明分野(50点満点)のどちらかの評価が30点未満だった場合、不合格とする。 両分野とも30点以上だった場合,合計得点を科目の評価として用いる。 どちらかの分野のみ合格となった場合、単位取得のためには不合格となった学習範囲についての再履修を要する。 欠席は,両分野ともに2回までとする。2回を超えた場合,その分野を不合格とする。 再試験は行わない。 |
履修上の注意 Please Note |
@再試験は行わない。 A講義開始時に毎回出席をとる。 B遅刻2回につき、欠席1回としてカウントする。 C公的理由があって遅刻、欠席をする場合には、事前連絡をすること。 D講義中に飲み物を飲むことは認める。 E質問、意見があれば、教員に遠慮無く伝えること。 |
教員メッセージ Message from Lecturer |
建築において光も音もない環境は存在しない。音楽ホールや劇場など特別な建築でなくとも、すべての建築は音や光に配慮して設計されている。そういった興味を持ち、自分の生活に身近な建築を見つめ直して欲しい。 また、音も光も目に見えないが「波」の一種である。高校物理において学習した「波」の特性がそのまま適用可能となる。知識と興味を併せて本講義にのぞむと、複雑な数式も便利なツールに見えてくるはずである。 どんなに複雑な現象も、単純な現象の積み重ねであることを忘れずに。 |
学習・教育目標との対応 Learning and Educational Policy |
この授業の単位習得は、学科(建築学コース)の、(E)建築設計演習を重視した教育により、建築の設計・計画に関する基礎的知 識を応用力を習得する、「(F)実践や実習を重視した教育により、建築の環境・生産に関する基礎的知識と応用力を習得する」に対応している。 |
関連科目 Associated Courses |
関連科目は、1年次開講の空間の環境、2年次開講の建築環境工学A、3年次開講の都市環境計画、及び建築設備である。 |
備考 Remarks |
昨年まで,音響分野を岸本教員が担当し、照明分野を武田教員が担当していたが,本年度からは両分野とも岸本が担当する。 |