開講学期 Course Start |
2012年度 前期 |
授業区分 Regular or Intensive |
週間授業 |
対象学科 Department |
情報電子工学系学科(電気電子工学コース及び情報通信システム工学コース) |
対象学年 Year |
2 |
必修・選択 Mandatory or Elective |
必修 |
授業方法 Lecture or Seminar |
講義 |
授業科目名 Course Title |
計算機工学T |
単位数 Number of Credits |
2 |
担当教員 Lecturer |
長谷川弘治 |
教員室番号 Office |
Y403 |
連絡先(Tel) Telephone |
電話を使用せず,講義の前後あるいはオフイスアワーに直接連絡してください. |
連絡先(E-mail) |
khasegaw @mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー Office Hour |
月曜日12:00〜13:15 水曜日8,9時限 |
授業のねらい Learning Objectives |
計算機工学I,IIにより、計算機のハードウエア構成の基礎知識を習得する。計算機工学Iでは、計算機の構成要素としての論理回路の基礎知識を習得する。 組み合わせ論理回路ならびに順序論理回路の動作を理解できるようになる。 |
到達度目標 Outcomes Measured By: |
次の項目の習得を目標とする。 1.数のr進数表現と四則演算 (10%) 2.組み合わせ論理回路の設計法 (40%) 3.基本的なフリップフロップ回路の動作(15%) 4.順序回路の解析法ならびに設計法(35%) |
授業計画 Course Schedule |
24時間(90分×16回) 1.計算機の構成の概略,N進数と進数変換、N進数の四則演算 2.ブール代数(公理,論理関数) 3.ドモルガンの定理,展開定理,論理関数の標準形 4.カルノー図,2分決定図,超立方体 5.組み合わせ回路とその設計 6.論理関数の最適化とクワイン・マクラスキー法 7.カルノー図を用いた簡単化 8.組合わせ回路の設計例 9.中間試験 10.中間試験返却と解答,組み合わせ回路と順序回路の違い 11.フリップ・フロップ(SR,T,D,JK) 12.順序回路の解析 13.同期式順序回路の設計 14.順序回路の設計例 15.非同期式順序回路,授業評価アンケート 16.定期試験 |
教科書 Required Text |
高木直史編著 論理回路 オーム社,2300円(税抜き) |
参考書 Required Materials |
藤井信生著、デジタル電子回路、昭晃堂 # 富川武彦著、例題で学ぶ論理回路設計、森北出版(2200円+税)# 高木直史著,論理回路,昭晃堂(3000円+税)# 笹尾勤著,論理設計,近代科学社(2800円+税)# 柴山潔著,コンピュータサイエンスで学ぶ論理回路とその設計,近代科学社 |
教科書・参考書に関する備考 |
教科書について 教員による補足説明を前提とした本なので,独学する場合は,参考書を併用してください. 参考書について 演習問題が豊富なのが,富川先生の本です.手を動かしながら理解したい場合, あるいは理解を確認するのに使用できます. 厳密に書かれているのが,高木先生と笹尾先生の本です.直観的な説明から, 定義を考え直すのに有用です. 藤井先生の本は要領良く説明がされています.短時間で理解を確認したいときに有用です. 柴山先生の本は,教科書として賞を受けた本です.ある程度理解してから改めて読むと良い本です. |
成績評価方法 Grading Guidelines |
中間試験(50点満点)と定期試験(50点満点)の合計点(100点満点)で評価し,60点以上のものを合格とする.再試験は実施しない. 到達度目標は、次のように評価する。 目標1は、中間試験において計算問題を出題して到達度を評価する。 目標2は、中間試験において、標準形、簡単化に関する計算問題ならびに組合わせ回路の設計問題を出題して評価する。 目標3は、定期試験において、状態表、遷移図、タイムチャートに関する問題を出題して到達度を評価する。 目標4は、定期試験において、順序回路の解析ならびに設計問題を出題して到達度を評価する。 |
履修上の注意 Please Note |
授業計画に変更がある場合は、原則として講義中に連絡する.とくに中間試験の日時ならびに教室に十分注意すること.再試験は実施しない.不合格者は,再履修となる. |
教員メッセージ Message from Lecturer |
組合わせ回路までの範囲(中間試験前)は後半の順序回路に比べると簡単です. 後半部分は定義を確実に覚え,問題練習しておくと難しくありません. この科目は,基本となる考え方を理解して,計算練習をしておくことが必要です. 問題の解法を覚えるだけで済ませようとすると難しい科目です. 講義では,考え方と計算手順を簡潔に説明し,実際に手順に沿って演習を行います. 演習の時間は,できるだけ自分の手を動かして,理解してください. |
学習・教育目標との対応 Learning and Educational Policy |
学習・教育目標の(B)に主体的に関与する |
関連科目 Associated Courses |
情報リテラシー演習,情報メディア基礎、プログラミング演習,プログラミング応用演習,計算機工学II |
備考 Remarks |