開講学期 Course Start |
2012年度 前期 |
授業区分 Regular or Intensive |
週間授業 |
対象学科 Department |
応用理化学系学科 |
対象学年 Year |
3 |
必修・選択 Mandatory or Elective |
選択 |
授業方法 Lecture or Seminar |
講義 |
授業科目名 Course Title |
微生物科学 |
単位数 Number of Credits |
2 |
担当教員 Lecturer |
菊池慎太郎 |
教員室番号 Office |
U-407 |
連絡先(Tel) Telephone |
0143-46-5741 |
連絡先(E-mail) |
shintaro@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー Office Hour |
原則として木曜日を除く平日の午後1時から午後5時 |
授業のねらい Learning Objectives |
現代バイオテクノロジーの基幹を成す微生物科学の歴史、理論並びに基礎技術について講義し、微生物の基礎と応用についての理解を図る。併せて微生物科学の最新事例を紹介して微生物の工学的応用についても紹介する。 |
到達度目標 Outcomes Measured By: |
1.微生物科学における基本的技術用語を理解し、使用することができる。(20%) 2.微生物の科学的特性について理解し、応用することができる。(20%) 3.微生物の反応特性に基づく反応システムを構築することができる。(20%) 4.微生物の科学的機能改変について理解し、応用することができる。(20%) 5.微生物の科学的多様性について理解し、微生物応用の概念を理解することができる。(20%) |
授業計画 Course Schedule |
総授業時間数(実時間):22.5時間 1週目:微生物学の歴史と背景(教科書第1講1.1 pp.1-4)、 2週目:微生物をグループにわける(教科書第1講1.2 pp.4-10) 3週目:微生物細胞の構造:細胞壁(教科書第2講2.1 pp.11-12)、 4週目:微生物細胞の構造:グラム陽性菌とグラム陰性菌(教科書第2講2.2 pp.12-17)、 5週目:微生物細胞の構造:細胞膜(教科書第3講3.1 pp.18-21)、 6週目微生物細胞の構造:運動器官(教科書第3講3.2 pp.21-23)、 7週目:微生物の増殖と栄養源:増殖と培地(教科書第4講4.1 pp.24-25)、 8週目:微生物の増殖と栄養源:栄養源(教科書第4講4.2 pp.25-30)、 9週目:微生物の増殖と環境因子:酸素分圧(教科書第5講5.1 pp.31-35)、 10週目:微生物の増殖と環境因子(教科書第5講5.2及び5.3 pp.35-37)、 11週目:微生物操作法:滅菌と無菌操作(教科書第6講6.1 pp.38-42)、 12週目:微生物操作法:微生物の単離(教科書第講6.2 pp.42-45)、 13週目:微生物操作法:微生物の保存と培養(教科書第7講7.1,7.2及び7.3 pp.46-52)、 14週目:増殖曲線と増殖速度論:増殖曲線(教科書第8講8.1 pp.53-55)、 15週目:増殖曲線と増殖速度論:増殖速度論(教科書大8講8.2 pp.55-58) (16週目 定期試験) |
教科書 Required Text |
教科書:菊池慎太郎編著「微生物の科学と応用」(三共出版) なお,この教科書は平成24年3月20日から発売予定です. |
参考書 Required Materials |
特に提示しませんが、本学図書館蔵の微生物関連図書には教科書に記載されている事項が詳細に解説されていますので参考とすることを薦めます。 |
教科書・参考書に関する備考 |
1.教科書を補足する資料(プリント)を配布することがある. 2.上に示した教科書(菊池慎太郎編著「微生物の科学と応用」、三共出版)は、3年後期の「微生物工学」でも使用する。 |
成績評価方法 Grading Guidelines |
100点満点中、60点以上を合格とする。 100点満点で中間試験40点、定期試験40点、小テスト20点の割合で評価する。 各到達度目標の評価方法は、次のように行う。 目標1.目標2.目標3.及び目標4.:微生物科学分野で頻出する専門語句の内容と概念を確認するため、小テストは選択問題によって達成度を評価する。 目標1.目標2.目標3.及び目標4.:中間試験、定期試験においては、微生物科学分野で頻用される英語技術語句を和訳し、またそれらの概念に関する論述問題を出題し、達成度を評価する。 目標1.及び目標2.:中間試験、定期試験において論述問題を出題し、達成度を評価する。 目標3.及び目標4.:中間試験、定期試験において論証問題を出題し、達成度を評価する。 |
履修上の注意 Please Note |
1.備考欄に記載の追試験及び再試験に不合格の者は再履修とする。 2.レポート等の提出は課さないが,不定期に行う小テストあるいは中間テストに向けて自学自習することを課題とする。 2.授業の変更連絡等は掲示で行なう。 |
教員メッセージ Message from Lecturer |
多くの諸君は、この講義までに系統的に微生物科学を学んだ経験がありません。微生物科学は、高校までに学んだ生物学とは全く異なる学問と認識し、「高校で生物を選択したから・・・」という安易な姿勢で取り組まないことを勧めます。 |
学習・教育目標との対応 Learning and Educational Policy |
この授業の単位修得は、各プログラムの学習・教育目標のB.生物工学に関する専門的知識を身につける E.広く世界に情報を求め、人と自然の調和を考えた科学技術を展開できる、に対応している |
関連科目 Associated Courses |
3年後期開講 微生物工学 3年後期開講 環境生物工学 3年後期開講 生物工学実験 |
備考 Remarks |
1.やむを得ない事情で定期試験を欠席した者で、担当教員が「正当な理由」と認め、かつ小テストと中間試験の合計得点が36点以上の者には追加の定期試験を実施する(40点満点,小テストと中間テスト の得点を加算して60点以上を合格とする)。 2.やむを得ない事情で中間試験を欠席した者で、担当教員が「正当な理由」と認め、かつ小テストの合計得点が12点以上の者には追加の中間試験を実施する(40点満点)。 3.小テスト、中間試験及び定期試験の合計得点が60点以上の者を合格とする。 4.小テストの合計得点が12点以上、かつ中間試験の得点が24点以上の者で、小テスト、中間試験、定期試験の合計得点が59点以下の者には、再度、定期試験を実施する(40点満点,小テストと中間テスト の得点を加算して60点以上を合格とする)。小テストあるいは中間試験のいずれか一方、あるいは両方が基準得点に達しない者は再定期試験受験資格がない。 5.なお追加定期試験あるいは再定期試験のいずれも、「追試験受験希望届」あるいは「再試験受験希望届」を担当教員に提出しなければならない(届けの提出がない場合はいかなる理由であっても受験を認めない)。 |