開講学期 Course Start |
2012年度 前期 |
授業区分 Regular or Intensive |
週間授業 |
対象学科 Department |
応用理化学系学科 |
対象学年 Year |
2 |
必修・選択 Mandatory or Elective |
選択 |
授業方法 Lecture or Seminar |
講義 |
授業科目名 Course Title |
計測工学 |
単位数 Number of Credits |
2 |
担当教員 Lecturer |
空閑良壽 |
教員室番号 Office |
H308 |
連絡先(Tel) Telephone |
46-5765 |
連絡先(E-mail) |
kuga@mmm.muroran-it.ac.jp 連絡の際はまずは,研究室を訪ねてください。 |
オフィスアワー Office Hour |
月 13:00〜15:00。 上記以外の時間も対応しますから気軽に訪ねてください。 |
授業のねらい Learning Objectives |
化学工学・物理・化学実験における,測定データの解析に必須となる,誤差解析について丁寧に学ぶ。測定データの不確かさの程度,誤差の伝播などの基礎概念を学び,さらにデータの統計的取扱い法の理解に重点を置き,実験レポートのデータ解析を論理的に行うための基礎力を身につける。 |
到達度目標 Outcomes Measured By: |
1. 実験レポートのデータ解析に必須の,誤差解析に関する基礎的概念を理解する。(20%) 2.誤差の伝播則を理解し,使い方を習得する。(30%) 3. 誤差解析の統計的取扱い法を含めた使い方を習得する。(30%) 4. ヒストグラムと分布の概念を理解し,取扱い法を習得する。(20%) |
授業計画 Course Schedule |
総時間数(実時間)24 時間。 講義には主に教科書と配布プリントを使用し,パワーポイント形式で行なう。講義中に複数回演習を行う予定であり,電卓や作図を要する問題を解く機会も多いため,必ず電卓と定規を毎回用意すること。 演習は採点して,返却しますので,かならず復習して理解度を確認してください。 第1週 誤差解析とは何か (教科書第1章) 第1週 実験レポートにおける誤差評価の使い方(1)(教科書第2.1―2.4章) 第2週 実験レポートにおける誤差評価の使い方(2)(教科書第2.5―2.6章) 第3週 実験レポートにおける誤差評価の使い方(3)(相対誤差) 第4週 誤差の伝播 (1)平方根則 (教科書第3章) 第5週 誤差の伝播 (2)和と差,積と商 (教科書第3章) 第6週 誤差の伝播 (3)独立な誤差,一般式 (教科書第3章) 第7週 これまでのまとめ1 第8週 ランダム誤差の統計的取扱い(1) (教科書第4.1--4.3章) 第9週 ランダム誤差の統計的取扱い (2)(平均値の標準偏差) 第10週 ヒストグラム (1)(教科書第5章) 第11週 ヒストグラム (2)(教科書第5章) 第12週 正規分布(教科書第5章) 第13週 測定値の受容の可能性(教科書第5章) 第14週 データの棄却(教科書第6章) 第15週 最小2乗法によるあてはめ(教科書第8章) 定期試験 |
教科書 Required Text |
#John R. Taylor 著,林・馬場 訳 「計測における誤差解析入門」 東京化学同人 \4410 [附属図書館蔵] |
参考書 Required Materials |
#谷口修 「計測工学 第2版」 森北出版[附属図書館蔵] #William C. Hinds 「Aerosol Technology 2nd Ed.」 John Willey & Son Co. Ltd. [附属図書館蔵] |
教科書・参考書に関する備考 | 講義中に適時, 予習・復習用のプリントを配布します。 |
成績評価方法 Grading Guidelines |
60点以上を合格とする。その成績は定期試験(70%),授業中に10回程度行う演習(30%)で評価する。到達度目標1は,演習を主に,定期試験を副として評価する。到達度目標2,3,4は定期試験と演習で評価する。 |
履修上の注意 Please Note |
本講義は全出席と予習,復習を十分行なうことを前提としている。やむ得ない事情で欠席した場合は,次回までに十分な準備をして臨むこと。 再試験は行わない。 |
教員メッセージ Message from Lecturer |
実験レポート作成に必要なデータの取り扱い方,誤差解析を丁寧に学ぶこと。化工実験A,Bでも,その成果を試す機会がある。講義で直接的に取り扱うことができないが,パソコンを用いたエクセルなどの表計算,統計解析について自主的に学んで欲しい。これについては,化工実験Bでも,その成果を試す機会がある。 |
学習・教育目標との対応 Learning and Educational Policy |
応用化学コース・バイオシステムコース) (B−1)(専門基礎知識)の達成 (応用物理コース) (D)理工学基礎 技術者としての素養および応用物理を理解するための基礎として,数学,自然科学,情報科学を修得する。 |
関連科目 Associated Courses |
化学工学実験A,B,物理化学実験,物理実験,化学実験,化学工学基礎,拡散単位操作など |
備考 Remarks |