開講学期 Course Start |
2012年度 前期 |
授業区分 Regular or Intensive |
週間授業 |
対象学科 Department |
機械システム工学科 |
対象学年 Year |
4 |
必修・選択 Mandatory or Elective |
選択 |
授業方法 Lecture or Seminar |
講義 |
授業科目名 Course Title |
振動・騒音 |
単位数 Number of Credits |
2 |
担当教員 Lecturer |
松本大樹 |
教員室番号 Office |
B207 |
連絡先(Tel) Telephone |
0143-46-5334 |
連絡先(E-mail) |
h_matsu@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー Office Hour |
火曜日 16:00〜17:30 |
授業のねらい Learning Objectives |
本講義では,工場騒音をはじめとするさまざまな環境騒音問題の現状,騒音規制法,および騒音に関する基礎事項についての理解を深めることをねらいとする。騒音の原因である振動に関する基礎知識の理解を深め,音波に関する基礎事項を理解する。さらに,騒音対策上重要な機械騒音の発生源を知り,それらに対する消音機構の諸原理を理解する。 |
到達度目標 Outcomes Measured By: |
1.環境騒音問題の現状を知り,どのような法的な対策がなされているかを理解する。 2.機械の騒音源の諸特性について理解する。 3.騒音の評価方法について理解する。 4.多自由度系,連続体の振動を理解する。 5.音波に関する基礎事項を理解する。 6.消音機構の諸原理を理解する。 |
授業計画 Course Schedule |
総授業時間数(実時間)24時間 1 騒音問題の現状と騒音規正法の体系,音の発生機構と機械の騒音源(1週) 2 多自由度系の振動(2週) 3 連続体の振動の概論(1週) 4 音波の基礎理論(3週) 5 板振動による音の放射および音場の予測(2週) 6 騒音の評価量および騒音計測(1週) 7 デシベルの加法,平均,減法,増減量のパーセント表示(1週) 8 消音機構,騒音制御(1週) 9 演習(3週) 10 定期試験(1週) ・授業時間内に小テストを実施ことがあるので、復習を充分に行うこと。 |
教科書 Required Text |
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参考書 Required Materials |
機械工学のための振動・音響学 鈴木浩平,西田公至,丸山晃市,渡辺武共著 サイエンス社 定価(2369円) # 振動工学 振動の基礎から実用解析入門まで 藤田勝久,森北出版 # 機械音響工学,鈴木昭次,西村正治,雉元信哉,御法川学共著,コロナ社 定価(2800円) # 基礎音響学 振動・波動・音波,吉川茂,藤田肇共著,講談社サイエンティフィク 定価(3800円) # 騒音と騒音防止,守田栄,オーム社 定価(3600円) |
教科書・参考書に関する備考 | 適宜プリントを配布する |
成績評価方法 Grading Guidelines |
期末試験100点満点中60点で合格とする。 |
履修上の注意 Please Note |
・履修要件 物理学A,解析I,解析II,工業数学,機械力学を理解していること 上記に加え,機械力学演習,物理学Cを履修していることが望ましい。 ・不合格者には再試験を行い,100点満点中60点以上を合格とする。 |
教員メッセージ Message from Lecturer |
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学習・教育目標との対応 Learning and Educational Policy |
・学科の学習・教育目標との対応 (A)-3 物理等の自然科学に関する知識とそれらの応用能力 (A)-4 機械システム工学に関する知識とそれらを問題解決に応用できる能力 ・JABEEの学習・教育目標との関連 (b)技術が社会や自然に及ぼす影響や効果,および技術者が社会に対して負っている責任に関する理解 (c)数学,自然科学および情報技術に関する意識とそれらを応用できる能力 (d)-2 機械工学の主要分野のうち各プログラムが重要と考える分野に関する知識と,それらを問題可決に応用できる能力。 |
関連科目 Associated Courses |
機械力学 卒業研究I,II |
備考 Remarks |