開講学期
Course Start
2012年度 前期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
機械航空創造系学科
航空宇宙システム工学コース
対象学年
Year
3年次
必修・選択
Mandatory or Elective
選択
授業方法
Lecture or Seminar
講義
授業科目名
Course Title
航空機ダイナミクス
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
上羽 正純
教員室番号
Office
B202
連絡先(Tel)
Telephone
0143-46-5346
連絡先(E-mail)
E-mail
ueba@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー
Office Hour
毎週火曜日 13時〜15時
授業のねらい
Learning Objectives
大気中を飛行する航空機およびロケットといった飛翔体の運動においては、空気の存在により様々な力、モーメントが作用する。本授業においては、これら力・モーメントのダイナミクスへの寄与メカニズム及びそれらのダイナミクスへの影響を定性的に理解するともに、解析するための手法を習得する。
到達度目標
Outcomes Measured By:
(1) 動座標系でのベクトル表記を理解し、それに基づき航空機の6自由度運動方程式が導出できること。
(2) 空力安定微係数の意味を把握し、安定に大きく影響する係数を説明できること。
(3) 航空機特有の運動モードを理解していること。
授業計画
Course Schedule
総授業時間数:24時間
第1、2週  航空機の運動方程式
第3、4週  空気力
第5週  小テスト
第6、7週  微小擾乱の運動方程式
第8,9週  安定微係数の推算
第10週  小テスト
第10,11週 操舵応答と運動モード
第12、13週 縦の安定
第14、15週 ロケットの運動方程式
第16週  期末試験
教科書
Required Text
なし。
参考書
Required Materials
加藤寛一郎他、「航空機力学入門」、東京大学出版
#前田 弘、「飛行力学」、養賢堂
#片桐亮二、 「航空機の飛行力学と制御」、森北出版
#冨田信之、「宇宙システム入門」、東京大学出版
#Etkins and Reid, 「Dynamics of Flight: Stability and Control」, John Wiley & Sons Inc.
#William Tyrrell Thomson,「Introduction to Space Dynamics」, Dover 
教科書・参考書に関する備考 自作資料を必要に応じて配布
成績評価方法
Grading Guidelines
式の導出力の習得と知識の定着を目的として、小テスト(20点×2回)と定期試験(60点)にて評価。合計100点満点中60点以上を合格とする。小テストは式の導出問題、期末試験は基本原理・しくみについて説明を求める文章問題を予定。
履修上の注意
Please Note
不合格者に対しては、再試験は行わない。
教員メッセージ
Message from Lecturer
航空宇宙の制御を目指す場合、運動方程式が自分で導けることが必須。そのために必要な手法・知識について、特に空気力の影響を受ける飛翔体である航空機とロケットを対象に講義。多くの数式を紹介するが、それらの意味をまず理解し、次に自分でも同様に導出・確認をすることが必須。
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
航空宇宙分野の飛翔体を扱うために必須な理数系基礎力、工学系基礎力の習得を目指す。
関連科目
Associated Courses
航空制御工学, 宇宙航行力学、機械力学
備考
Remarks