開講学期 Course Start |
2012年度 前期 |
授業区分 Regular or Intensive |
週間授業 |
対象学科 Department |
建築社会基盤系学科 土木工学コース |
対象学年 Year |
2 |
必修・選択 Mandatory or Elective |
必修 |
授業方法 Lecture or Seminar |
講義・演習 |
授業科目名 Course Title |
水理学T |
単位数 Number of Credits |
2 |
担当教員 Lecturer |
中津川 誠 |
教員室番号 Office |
D310 |
連絡先(Tel) Telephone |
0143-46-5276 |
連絡先(E-mail) |
mnakatsu@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー Office Hour |
月曜 12:00〜12:30 火曜 12:00〜12:30 |
授業のねらい Learning Objectives |
水理学は河川,海岸,上下水道などの水に関する防災・環境技術を学ぶための重要な科目である.本講義では,管水路を中心にその基本原理に重点を置き,基礎式の誘導とその適用性について講述し,演習を通して理解を深める. |
到達度目標 Outcomes Measured By: |
1.「静水力学」の原理を理解し,静水圧と作用点,浮力,浮体の安定条件,相対的静止で生じる水圧や水面形が計算できる. 2.「運動量保存」の原理を理解し,流体が及ぼす力が計算できる. 3.「エネルギー保存」の原理(ベルヌーイの定理)を理解し,管路を流れる水の流速,圧力等が計算できる. 4.「流れの抵抗」の原理を理解し,抵抗で生じる力が計算できる. 5.エネルギー保存に摩擦抵抗や形状変化を考慮した実際的な「管水路の流れ」の原理を理解し,流速,圧力,エネルギーの変化等が計算できる. |
授業計画 Course Schedule |
総授業時間数(実時間);24+11.25=35.25時間 第1週 序論 第2週 静水力学(その1) 静水圧 第3週 静水力学(その2) 浮力と浮体の安定, 相対的静止 第4週 ベルヌーイの定理(その1) 基礎原理 第5週 ベルヌーイの定理(その2) 応用(ピトー管, ベンチュリ管) 第6週 ベルヌーイの定理(その3) 応用(オリフィス, せき) 第7週 運動量の定理(その1) 基礎原理 第8週 運動量の定理(その2) 応用(湾曲部への作用, 平板部への作用) 第9週 流れと抵抗(その1) 形状抵抗と表面抵抗 第10週 流れと抵抗(その2) 層流の摩擦抵抗 第11週 流れと抵抗(その3) 乱流の摩擦抵抗 第12週 管水路の流れ(その1) 摩擦損失 第13週 管水路の流れ(その2) 形状損失 第14週 管水路の流れ(その3) 単線管水路の水理, サイフォン 第15週 水理学の応用,まとめ 第16週 定期試験 |
教科書 Required Text |
玉井信行・有田正光共編「大学土木 水理学」オーム社 |
参考書 Required Materials |
荻原能男「水理学の基礎」東海大学出版会 |
教科書・参考書に関する備考 | |
成績評価方法 Grading Guidelines |
履修には80%以上の出席率(=出席回数/講義回数)を必要とする. 成績は60点以上を合格とする.ただし,評価は以下のようにする. 演習レポート:30%, 定期試験:70% 60点未満の者には再試験を課し,再試験が60点未満の者は再履修とする. |
履修上の注意 Please Note |
「流れの力学」を履修していること. |
教員メッセージ Message from Lecturer |
将来技術者として活用できるように水理現象の基礎知識及び応用能力を身につけよう. |
学習・教育目標との対応 Learning and Educational Policy |
土木コースの学習教育目標との関係 ○(C)将来能力 ◎(D)土木専門基礎 ○(E)実験・実習 ○(F)環境保全・防災 |
関連科目 Associated Courses |
「流れの力学」の知識が本科目の基礎となる.本科目の知識が「水理学II」に連動発展していく. |
備考 Remarks |