開講学期 Course Start |
2012年度 前期 |
授業区分 Regular or Intensive |
週間授業 |
対象学科 Department |
全専攻 |
対象学年 Year |
1 |
必修・選択 Mandatory or Elective |
MOT必修 |
授業方法 Lecture or Seminar |
講義/討論 |
授業科目名 Course Title |
技術開発基礎論 |
単位数 Number of Credits |
1 |
担当教員 Lecturer |
窓口担当教員: 鈴木 雍宏(SUZUKI, Yasuhiro) 担当教員 清水 一道(SIMIZU Kazumichi) |
教員室番号 Office |
A227 |
連絡先(Tel) Telephone |
0143-46-5651 |
連絡先(E-mail) |
ysuzuki@mmm.muroran-it.ac.jp shimizu@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー Office Hour |
(授業日に合わせ設定) |
授業のねらい Learning Objectives |
近年日本の科学技術の国際競争力の低下が著しい。 現在の日本の国際競争力低下の原因について理解し、その上で、研究者や技術者として活躍が期待される諸君が、将来、企業において置かれる立場により、技術開発し事業化するためにどのようにとり進めていくか、実際の例を紹介しながら、ともに議論していきたい。 研究開発や技術開発時のスタッフ、サブリーダー、リーダー等立場の違い、研究場所が企業と政府の機関との違い、インフラ整備,新材料の開発や用途展開,情報の伝達と処理および制御,システムの設計や品質管理,顧客情報管理など多様な場面を考えられるが、製造業の中からは、鉄鋼と自動車産業等を抜粋し、研究開発対象分野としては、近年注目されている環境分野として排水処理、エネルギー分野としてバイオマスアルコール、エマルジョン燃料、電力貯蔵の開発事例を取り上げ実践的な講義を目指す。 |
到達度目標 Outcomes Measured By: |
@日本の産業競争力の低下に結びついている日本の産業の問題点を理解し、その中で若手技術者がなすべきことを理解する。 A技術開発で必要な目標設定と、それを実現するための方法論を環境とエネルギー分野を例に学び、他の分野にも水平展開できることを理解する。 B技術開発において最も必要な着眼点と粘りと、実用化に向けてのプロジェクト体制の作り方および、事業化に向けて異分野の技術者との刷り込みが大切であることを理解する。 C研究支援において、実用化に向けての目標設定および研究マネージメントについて理解すると共に、世界に通用する技術を作り出すためにはあるべき技術者の姿を浮き彫りにする。 |
授業計画 Course Schedule |
第1回:ガイダンス 技術開発の重要性 第2回:鉄鋼産業の歴史と技術開発事例 第3回:自動車産業の歴史と技術開発事例 第4回:ケーススタディ1およびレポート作成 :到達度試験 第5回 ケーススタディー2(環境技術、廃水処理技術開発例) 企業に於けるプロジェクトメンバーとしての技術開発例 第6回:ケーススタディー3(エネルギー1.バイオマスエネルギー開 発例)政府研究機関に於ける技術開発リーダーとしての開発事例 続きとレポート作成(各自) 第7回:ケーススタディー4(新エネルギー・エマルジョン燃料と電力貯 蔵用電池の開発例)企業に於ける技術開発リーダー、ナショナル プロジェクトのリーダーとしての開発事例 続きとレポート作成 第8回:予備日 授業は、4月より開講し、1回2講分(90分)づつ行う。講義は2名の講師が分担して行い、6月には終了予定。 |
教科書 Required Text |
授業は、パワーポイントによるプレゼンと討論がメイン、実践的な開発事例を多く取り扱う |
参考書 Required Materials |
なし |
教科書・参考書に関する備考 | |
成績評価方法 Grading Guidelines |
二人の教員がそれぞれレポート2回程度のレポート課題により採点する。 各50点計100点,(100点満点)、60点以上が合格 |
履修上の注意 Please Note |
@ 80%以上の出席が必要(未満の場合は、未履修とみなす) A 1単位であるので、基本的には90分8コマの授業である。技術開発基礎論は1日90分 8回の講義を行う。 B 再試験は行わない C 前年度と異なり、集中講義ではなく、4月より開講予定。 |
教員メッセージ Message from Lecturer |
グローバルに通用する技術を開発するためには、鋭い感性と明確な目標設定、幅広い知識と人脈による、技術の摺り合わせが必要である。加えて最後までやり抜く信念が求められる。自身の置かれている立場によりどのような開発手法がとれるか、実践的な講義を行いたい。意欲的な学生諸君の参加を望みたい。また、在学中に若手技術者のあるべき姿を学習し、就職活動並びに将来の技術者としてのモチベーション (若手技術者のやりがいと社会的責任の理解) を高めてもらいたい。 |
学習・教育目標との対応 Learning and Educational Policy |
MOT開設伴う、イノベーション関連科目の学習。 |
関連科目 Associated Courses |
なし |
備考 Remarks |