開講学期
Course Start
2012年度 後期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
全学科
対象学年
Year
1
必修・選択
Mandatory or Elective
選択
授業方法
Lecture or Seminar
講義
授業科目名
Course Title
日本の憲法 (1年)
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
清末愛砂
教員室番号
Office
Q510
連絡先(Tel)
Telephone
0143-46-5816
連絡先(E-mail)
E-mail
akiyosue@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー
Office Hour
水曜日13:00〜14:00
授業のねらい
Learning Objectives
本授業では、国家という枠組みにおける憲法の意義、現行の日本国憲法の成立過程、日本国憲法の基本原理、日本国憲法上の権利と義務、および立法・司法・行政の仕組みを学んでもらいます。単なる立法過程に関する歴史や条文の説明ではなく、受講生にとって身近なトピック・判例を事例として挙げながら、解説を加えていきます。
到達度目標
Outcomes Measured By:
(1)憲法の意義、近代憲法と現代憲法の特徴、立憲主義について理解する。
(2)日本国憲法の成り立ち、国民主権、平和主義の内容について理解する。
(3)日本国憲法が保障する基本的人権の内容について理解する。
(4)日本国憲法上の国会の地位、衆議院の解散と内閣総辞職の関係、国会の権限、国会議員の特権について理解する。
授業計画
Course Schedule
総時間数=24時間
1 .イントロダクション−憲法とは何か
2. 日本国憲法の成立と日本国憲法の原理(1)
3. 日本国憲法の成立と日本国憲法の原理(2)
4. 平和的生存権と戦争の放棄
5. 権利と義務1−基本的人権とは
6. 権利と義務2−個人の尊重、法の下の平等
7. 権利と義務3−思想・良心の自由、信教の自由
8. 権利と義務4−集会・結社の自由、表現の自由、学問の自由
9. 権利と義務5−家族とジェンダー問題
10. 権利と義務6−生存権
11. 権利と義務7−教育を受ける権利、勤労の権利と義務
12. 権利と義務8−経済的自由
13. 権利と義務9−刑事手続上の権利
14. 国民主権、国民代表制、国会議員の特権、国会の地位について
15.議員内閣制、衆議院の解散と内閣総辞職、国会の権限について
教科書
Required Text
小沢隆一編『クローズアップ憲法 [第2版]』(法律文化社、2012年)
参考書
Required Materials
 
教科書・参考書に関する備考 必要な資料を適時配布します。また、関連する憲法の条文や関連法の条文を探すことができるように、たとえば『ポケット六法』(有斐閣、2011年)や『mini六法』(自由国民社、2011年)などの六法を用意しておくことを強くおすすめします。なお、 参考書は授業の際に、別途紹介します。
成績評価方法
Grading Guidelines
到達度目標(1)〜(4)すべてにおいて、授業内に書いてもらうミニレポート(40%)と期末試験(60%)で評価し、合計100点満点中60点以上を合格とします。

履修上の注意
Please Note
この授業を履修するにあたっては、以下の点に注意してください。

(1)この授業は憲法の初学者を対象とするものです。中学校の公民の授業や高校の現代社会で学んだ知識を今一度思い出してもらえると、日本国憲法の成り立ちやその概要をより理解しやすくなると思いますので、手元に中学校、高校時代の教科書がある人は読み返してみてください。
(2)新聞等のメディアの報道や書籍を通して、時事問題に関連する知識を身につけるようにしておくとよいでしょう。
(3)再試験は行いません。

教員メッセージ
Message from Lecturer
憲法は基本的人権を保障し、法治社会を支える最も重要な法ですので、そのことを認識して、授業に臨んでください。また、理解できないことがあれば、授業内や授業後に質問してください。
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
JABEE基準
(a)地球的視点から多面的に物事を考える能力
(b)技術者が社会に対して負っている責任に関する理解
関連科目
Associated Courses
平和と憲法、基本的人権論、ゼミナール「市民と公共」
備考
Remarks