開講学期 Course Start |
2012年度 後期 |
授業区分 Regular or Intensive |
週間授業 |
対象学科 Department |
<思考と数理>コース |
対象学年 Year |
2年 |
必修・選択 Mandatory or Elective |
選択 |
授業方法 Lecture or Seminar |
講義 |
授業科目名 Course Title |
科学と倫理 |
単位数 Number of Credits |
2 |
担当教員 Lecturer |
吉田省子 |
教員室番号 Office |
Q301(Q棟3F非常勤講師室) |
連絡先(Tel) Telephone |
窓口担当:二宮 0143-46-5822 |
連絡先(E-mail) |
yoseikoy@vmail.plala.or.jp |
オフィスアワー Office Hour |
窓口の二宮教員を通して連絡してください。 |
授業のねらい Learning Objectives |
科学技術史の視点から「科学者とは何か(誰か)」を問いながら、倫理的ジレンマに陥る現代の科学技術者が置かれている状況を理解する。学生諸君には、物事を多面的に考えてもらい、自らの問題として考える習慣をつけてもらいたい。 |
到達度目標 Outcomes Measured By: |
(1)職業としての科学者が登場してくる背景を理解する。 (2)研究活動とその成果に起因するジレンマについて多面的にとらえる。 (3)そのジレンマを我が身に起こったこととして考えることができるようにする。 |
授業計画 Course Schedule |
第1週 シラバスの説明 イントロダクション(科学者と技術者) 第2週 サイエンティストのルーツを辿る 第3週 19世紀:科学者という職業の誕生 第4週 科学者とは何か/科学者とは誰か 第5週 アトムの探求 第6週 アインシュタインからフェルミへ ―――ビデオ鑑賞(30分) 第7週 アラモゴードから広島へ ―――ビデオ鑑賞(30分) 第8週 科学者の社会的責任論 ―――ビデオ鑑賞(30分)/作文・批判的検討 第9週 生命観の歴史(1) 第10週 生命観の歴史(2) 第11週 フランケンシュタインの隠喩 ―――関連ビデオ(30分) 第12週 遺伝子操作 ―――関連ビデオ(30分) 第13週 どこまで許される?自然への挑戦 ―――関連ビデオ(30分)/作文・批判的検討 第14週 科学活動の成果/科学の民主化 第15週 科学者の行動規範 総授業時間=22.5時間 |
教科書 Required Text |
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参考書 Required Materials |
#山崎茂明『科学者の不正行為』丸善(2002) #内井惣七『科学の倫理学』丸善(2002) #北海道技術者倫理研究会『技術者倫理』共立出版(2007) |
教科書・参考書に関する備考 | 教科書は、授業に使用する必要な資料として配布する。 |
成績評価方法 Grading Guidelines |
批判的検討の作文2本(25点×2)とレポート(50点満点)をもとに総合的に判断する。60点以上で合格とする。 |
履修上の注意 Please Note |
(1)2本の小論は授業時間内に作成する。レポートは学期末に提出する(期間は授業時に指示する)。全ての提出が単位取得の必要条件である。 (2)授業の変更や緊急時の連絡は授業中または掲示板で通知をする。 (3)不合格者は翌年再履修すること。 (4)レポート課題は11月中旬に通知する。 |
教員メッセージ Message from Lecturer |
ビデオ教材を分割して鑑賞するが、そのつどメモをし、メモをもとにまとめる訓練をする。批判的に検討した「作文」を2本提出してもらう。レポートは,いわゆる「コピペ」と「友人からの盗用」が認められた場合には、0点とする。 |
学習・教育目標との対応 Learning and Educational Policy |
この授業の単位習得はJABEE基準1(1)の(b)と(a)に対応(b>a)する。 (b) 技術が社会や自然に及ぼす影響や効果,および技術者が社会に対して負っている責任に関する理解 (a) 地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養 なお(f)の一部にも対応している。 (f) 日本語による論理的な記述力 |
関連科目 Associated Courses |
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備考 Remarks |