開講学期
Course Start
2012年度 後期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
数理システム工学専攻
対象学年
Year
1
必修・選択
Mandatory or Elective
選択
授業方法
Lecture or Seminar
講義
授業科目名
Course Title
応用数理工学特論B
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
加藤正和
教員室番号
Office
Q404
連絡先(Tel)
Telephone
0143-46-5809
連絡先(E-mail)
E-mail
mkato@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー
Office Hour
木曜日 13:00 - 15:00
授業のねらい
Learning Objectives
本講義では、リッカチ方程式の対称性と求積可能性の関係を学ぶ。リッカチ方程式の対称性を理解するために微分方程式の不変量、射影変換、1径数変換群、リーの定理などを学ぶ。
到達度目標
Outcomes Measured By:
1.1径数群や1径数変換群の不変関数について理解できる。
2.射影変換の定めるベクトル場について理解できる。
3.リーの定理やリー群について理解できる。
4.リッカチ方程式の対称性と求積可解性について理解できる。
授業計画
Course Schedule
総授業時間数(実時間):22.5時間
第1週: リッカチ方程式の不変量
第2週: 射影変換と複比
第3週: リッカチ方程式の対称性
第4週: 行列の指数関数
第5週: 1径数群
第6週: ベクトル場
第7週: ベクトル解析
第8週: 完全微分方程式
第9週: 1径数変換群の不変関数
第10週: リーの定理
第11週: 不変微分方程式
第12週: 岩澤分解
第13週: 射影変換とベクトル場
第14週: リー型微分方程式
第15週: リッカチ方程式の求積可能性
教科書
Required Text
特に指定しない
参考書
Required Materials
「リッカチのひ・み・つ 解ける微分方程式の理由を探る」、井ノ口順一 著、日本評論社#
「入門微分積分」、三宅敏恒 著、培風館#
「入門線形代数」、三宅敏恒 著、培風館#
「明解 微分方程式 改訂版」、長崎憲一・中村正彰・横山利章 著、培風館#
「電磁場とベクトル解析」、深谷賢治 著、岩波書店]#
「ルベーグ積分と関数解析」、谷島賢二 著、朝倉書店#
「改訂 関数解析入門」、洲之内治男 著、サイエンス社 
教科書・参考書に関する備考 特になし
成績評価方法
Grading Guidelines
複数回レポートを課し、100点満点中60点以上を合格とする。不合格の場合は再履修すること。
履修上の注意
Please Note
微分方程式、線形代数学、ベクトル解析を理解していることが望ましい。
教員メッセージ
Message from Lecturer
講義での疑問点等は、そのままにせずに気軽に質問して下さい。
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
本専攻の学習・教育目標
(1) 数学に関する高度な専門知識、工学分野の基礎的素養、及び特定の分野に 偏らない分野横断的な思考の修得
(2) 数学の幅広い素養と数学を基にした数式処理・数値実験等の専門的知識の修得
(3) 数理科学の2つのふへんせい(普遍性、不変性)の重要性を理解し、物事 を統一的な視点から眺め、処理する能力の修得
(4) 数学的知識と数理的思考により専門知識を活用・応用し、学際的な諸問題 の解決と新技術の創生に貢献できる能力の修得
関連科目
Associated Courses
解析A、解析B、解析C、線形代数、線形空間入門、応用数理工学、形の数理
備考
Remarks
オフィスアワー以外にも在室時には質問などに対応します。