開講学期
Course Start
2012年度 後期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
情報電子工学系専攻
対象学年
Year
1
必修・選択
Mandatory or Elective
選択
授業方法
Lecture or Seminar
講義
授業科目名
Course Title
知能情報工学特論 (数理)
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
工藤 康生,渡邉 真也
教員室番号
Office
工藤:V408
渡邉:V613
連絡先(Tel)
Telephone
工藤:0143-46-5469
渡邉:0143-46-5432
連絡先(E-mail)
E-mail
工藤:kudo[at]csse.muroran-it.ac.jp
渡邉:sin[at]csse.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー
Office Hour
工藤:火16:00〜17:00
渡邉:月15:00〜16:00 
授業のねらい
Learning Objectives
膨大な情報の中から意味のある・価値の高い情報を見出すことは、情報化社会を支える基盤技術の1つである。この講義ではその具体的手法として、特に「遺伝的アルゴリズム」および「形式概念分析(Formal Concept Analysis)」に焦点を絞り、その理論的基礎および応用について学ぶ。
到達度目標
Outcomes Measured By:
1.遺伝的アルゴリズムなど古典的な進化計算手法の概要およびそのパラメータ設定
理論について理解できる。
2.形式概念分析に基づくデータマイニングの考え方を理解し、具体的に説明することができる。
授業計画
Course Schedule
第1回  ガイダンス
第2回 遺伝的アルゴリズム概論
第3-4回 最適化問題,代表的な最適化手法,ヒューリスティック解法全般について
第5-6回 遺伝的アルゴリズムにける設計理論について
第7回 組み合わせ最適化問題・実数最適化問題へのアプローチについて
第8回 多目的最適化への応用について
第9回  形式概念分析の数学的基礎:関係と順序,順序集合,束(Lattice)
第10回 形式概念分析の基礎(1):形式概念(Formal concept)と概念束(Concept lattice)
第11回 形式概念分析の基礎(2):形式概念と概念束の諸性質
第12回 概念束の生成アルゴリズム
第13回 形式概念分析に基づくデータマイニング
第14回 形式概念分析の応用事例
第15回 形式概念分析のまとめ

第2回〜第8回は渡邉が、第9回〜第15回は工藤が担当する。
教科書
Required Text
講義資料を随時配布する。
参考書
Required Materials
・鈴木 治,室伏 俊明:形式概念分析―入門・支援ソフト・応用―,日本知能情報ファジィ学会誌, Vol. 19, No. 2, pp. 103−142, 2007.
・棟朝 雅晴 著:遺伝的アルゴリズム −その理論と先端的手法−森北出版、2008年
・M.ミッチェル著, 伊庭斉志監訳:遺伝的アルゴリズムの方法,  東京電気大学出版会, 1997年   
教科書・参考書に関する備考
成績評価方法
Grading Guidelines
・担当者2名がそれぞれ課したレポートの内容で評価する。
・各レポートは50点満点で計100点とし、合計60点以上で合格とする。
・提出期限までにレポートを提出しなかった場合は、成績評価の対象とせず不合格とする。
履修上の注意
Please Note
不合格の場合には再履修すること. 
教員メッセージ
Message from Lecturer
進化計算について、遺伝的アルゴリズムなど単純かつ古典的な手法については、一般に知られているが、パラメータ設定などの理論的背景や、先端的な手法を網羅的に紹介する講義は、全国的に見ても極めて少ないので、積極的な受講を勧めるものである。
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
この授業科目は情報工学専攻の学習・教育目標の全ての項目に対応している.
関連科目
Associated Courses
知能情報工学演習
備考
Remarks