開講学期
Course Start
2012年度 後期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
機械創造工学系専攻
対象学年
Year
1
必修・選択
Mandatory or Elective
選択
授業方法
Lecture or Seminar
講義
授業科目名
Course Title
材料強度学特論
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
幸野 豊
教員室番号
Office
K606
連絡先(Tel)
Telephone
0143-46-5660
連絡先(E-mail)
E-mail
kohno@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー
Office Hour
火 15:00 〜 17:00
授業のねらい
Learning Objectives
主として金属材料の強度特性を対象とし、微視組織と強度特性の相関を基礎として強度発現や劣化のメカニズムについて理解し、クリープ・疲労など材料強度特性、高エネルギー粒子照射による強度劣化等の実用上重要な事象について、最新の理解を学ぶ。微小試験法など新しい材料強度試験法についても学ぶ。
到達度目標
Outcomes Measured By:
1.金属材料の強度特性や強度評価方法に関する現象や用語を理解し、使用することができる。
2.材料強度の基本支配因子である転位の諸性質について理解し、破壊機構、高温強度等について転位論に基づいた考察を行うことが出来る。
3.材料の微細組織と強度特性の相関関係を理解し材料強化の機構を知るとともに、実用材料への応用例を理解する。
4.高エネルギー粒子照射による強度変化、特に延性・脆性遷移、破壊靭性等への影響について機構を理解する。
授業計画
Course Schedule
総合授業時間数(実時間):22.5時間
第1週 転位の基本的性質。ひずみ場、ひずみエネルギー、相互作用等。
第2週 引張り変形の諸様相。すべり系。降伏の転位論。
第3週 材料の強化機構1。
第4週 材料の強化機構2。
第5週 加工硬化。回復。
第6週 クリープ1。
第7週 クリープ2。
第8週 疲労1。
第9週 疲労2。
第10週 破壊機構1。
第11週 破壊機構2。
第12週 強度劣化の主要因子。
第13週 各種材料強度試験法1
第14週 各種材料強度試験法2
第15週 微小試験片試験法
教科書
Required Text
日本材料学会編「材料強度学」(2500円+税)
参考書
Required Materials
木村宏 著「改訂 材料強度の考え方」アグネ技術センター 定価(4500円+税)。#
加藤雅治 著「入門転位論」裳華房 定価(2600円+税)。#
石野栞 著「照射損傷」東大出版会#
G.S.Was 著「Fundamentals of Radiation Materials Science」Springer 
教科書・参考書に関する備考 講義で使用するOHPをホームページに掲載する。
閲覧方法は初回講義時に連絡する。
成績評価方法
Grading Guidelines
随時課すレポートの成績により評価する。100点満点で60点以上を合格とする。
履修上の注意
Please Note
応力や歪み、結晶構造、転位構造の基本パラメーター、鉄鋼材料の熱処理組織などについて十分基礎知識を有していること。
教員メッセージ
Message from Lecturer
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
関連科目
Associated Courses
備考
Remarks