開講学期 Course Start |
2012年度 前期 |
授業区分 Regular or Intensive |
週間授業 |
対象学科 Department |
公共システム工学専攻 |
対象学年 Year |
1 |
必修・選択 Mandatory or Elective |
選択 |
授業方法 Lecture or Seminar |
講義 |
授業科目名 Course Title |
基層文化特論 |
単位数 Number of Credits |
2 |
担当教員 Lecturer |
松名 隆 |
教員室番号 Office |
Q614 |
連絡先(Tel) Telephone |
46-5834 |
連絡先(E-mail) |
pine@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー Office Hour |
木曜日12:00〜12:50 |
授業のねらい Learning Objectives |
本特論は,公共システム構築の一環としての環境政策を立案するにあたって、地域固有の自然環境との共生を図ることが基本条件であることから、このような身の周りの自然との共生のなかから形成された、歴史的地域文化としての基層文化について、その大枠の理解を通して、地域環境政策立案のための基礎を学ぶことを目的とする。 This class aims at learning further the significance of nature-based culture while we discuss the validity of a development in a region in terms of the public system. |
到達度目標 Outcomes Measured By: |
基層文化の基本概念を踏まえて、自然との共生の観点から、公共政策立案の基礎となる、技術と人間・社会・自然とのあるべき関係を探る素養を身につける。 |
授業計画 Course Schedule |
第1回 本講義の意義と概要について〜基層文化とは何か 第2回 生命史における自然環境と生命体との普遍的つながり 第3回 生命史のなかの人類の誕生と文化(基層文化)の発生 第4回 人類史(世界史)の文明史的発展と近代世界 第5回 グローバリズムがもたらした諸問題 第6回 文明史の見直しとしての地域先住民文化(基層文化)の意義 第7回 伝統技術(技能)と近代技術〜武谷技術論を媒介として 第8回 世界諸地域の基層文化と近代システムとの矛盾(1) 第9回 世界諸地域の基層文化と近代システムとの矛盾(2) 第10回 日本諸地域の基層文化と近代システムとの矛盾(1) 第11回 日本諸地域の基層文化と近代システムとの矛盾(2) 第12回 北海道の基層文化(アイヌ文化)と近代システムとの矛盾(1) 第13回 北海道の基層文化(アイヌ文化)と近代システムとの矛盾(2) 第14回 生命地域主義と基層文化 第15回 基層文化の今日的意義とこれからのあるべき環境政策について |
教科書 Required Text |
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参考書 Required Materials |
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教科書・参考書に関する備考 |
教科書:教科書は特に定めず、資料を適宜配布する。 必要に応じて、音声、画像資料を利用する。 参考書:配布する資料で適宜紹介する。 |
成績評価方法 Grading Guidelines |
レポートによって評価する。100点満点で60点以上を合格とする。 |
履修上の注意 Please Note |
履修締め切り後毎回出欠を確認し、6回以上欠席の場合は、履修を認めない。不合格者は再履修することができる。 |
教員メッセージ Message from Lecturer |
自然との共生とは何か、如何にあるべきかについて、公共政策の観点から、一緒に議論し考えていきましょう。 |
学習・教育目標との対応 Learning and Educational Policy |
公共システム工学専攻学習・教育目標の (1)環境保全や再生、自然災害の抑制・制御、災害時の人々の安全性の確保などの課題に対して、問題点を分析し、最適な解決策を見出す能力の修得(分析・」解決能力) (3)社会に対して分かりやすい情報発信を行うための、文章力とプレゼンテーション能力の修得(コミュニケーション能力) に対応する。 |
関連科目 Associated Courses |
環境政策原論、環境政策各論 |
備考 Remarks |
This class is supposed to be done partly in English when a foreign graduate student takes it. |