開講学期 Course Start |
2012年度 前期 |
授業区分 Regular or Intensive |
週間授業 |
対象学科 Department |
応用理化学系専攻 |
対象学年 Year |
1年 |
必修・選択 Mandatory or Elective |
選択 |
授業方法 Lecture or Seminar |
講義 |
授業科目名 Course Title |
蛋白質化学特論 |
単位数 Number of Credits |
2 |
担当教員 Lecturer |
徳樂清孝 |
教員室番号 Office |
U210 |
連絡先(Tel) Telephone |
0143-46-5721 |
連絡先(E-mail) |
tokuraku@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー Office Hour |
木曜日 13時〜17時 その他在室時は随時可 |
授業のねらい Learning Objectives |
生体内でタンパク質は最も重要な分子であり、多種多様な役割を担っている。タンパク質の性質を知り、その役割を理解するためには、化学的視点に立脚した分析や考察が必須である。そこで、本講義では、タンパク質の化学的性質とそれを分析するための手法について、実際の研究事例を紹介しながら解説する。具体的には以下の5項目について解説し、必要に応じて演習等も行う。(1)ペプチドの化学的性質、(2)タンパク質の構造と機能、(3)タンパク質−リガンド間相互作用の分析、(4)酵素反応速度論、(5)遺伝子工学、タンパク質工学によるタンパク質機能の分析。 |
到達度目標 Outcomes Measured By: |
(1)ペプチドの構造、化学的性質について理解し説明できる。 (2)タンパク質の構造と機能の相関について理解し説明できる。 (3)タンパク質−リガンド間相互作用の分析方法の原理を理解し、実際の実験データをもとにタンパク質の性質を評価する。 (4)酵素反応速度論を理解し、実際の実験データをもとに酵素の性質を評価する。 (5)タンパク質機能を分析するために多用されている遺伝子工学、蛋白質工学の手法についてその原理を理解し説明できる。 |
授業計画 Course Schedule |
総授業時間数(実時間):24時間 第1週 シラバスをもとに、講義の概要、講義の進め方、および成績評価方法について説明 第2週 ペプチドの構造、化学的性質 第3週 蛋白質の構造 第4週 蛋白質の機能 第5週 蛋白質-リガンド間相互作用(1) Langmuirの結合等温式、協同的結合、Scatchardプロット、Hillプロット 第6週 蛋白質-リガンド間相互作用(3) 蛋白質-リガンド間相互作用に関する演習問題 第7週 酵素反応速度論(1) Michaelis-Mentenの式、KmおよびVmaxの理解 第8週 酵素反応速度論(2) 酵素反応に関する演習問題 第9週 遺伝子工学的手法を用いた蛋白質の生産 第10週 遺伝子工学的手法を用いた変異蛋白質の作成 第11週〜15週 文献調査、レポート作成 |
教科書 Required Text |
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参考書 Required Materials |
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教科書・参考書に関する備考 | 必要に応じて資料を配布する。 |
成績評価方法 Grading Guidelines |
演習(30%)およびレポート(70%)で評価し、60点以上を合格とする。 |
履修上の注意 Please Note |
学部時に学んだタンパク質に関する事項をよく復習しておくこと。 |
教員メッセージ Message from Lecturer |
試験は行わず、複数回のレポートおよび演習の成績で評価しますので、講義には必ず出席すること。 やむを得ない理由で欠席する場合は必ず相談すること。 |
学習・教育目標との対応 Learning and Educational Policy |
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関連科目 Associated Courses |
遺伝子工学特論、生体高分子学特論 |
備考 Remarks |