開講学期
Course Start
2011年度 後期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
情報電子工学系学科
情報システム学コース
コンピュータ知能学コース
対象学年
Year
2年生
必修・選択
Mandatory or Elective
選択
授業方法
Lecture or Seminar
講義 一部演習
授業科目名
Course Title
数値解析
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
施建明 / Jianming Shi
教員室番号
Office
A 333
連絡先(Tel)
Telephone
0143-46-5423 (内線: 5423)
連絡先(E-mail)
E-mail
shi AT mmm DOT muroran-it DOT ac DOT jp
オフィスアワー
Office Hour
Mon. 4:45pm-5:45pm
授業のねらい
Learning Objectives
計算機内部での数値表現と誤差発生の仕組みを理解し, 工学の数学における諸問題について, 数値解法を求める手法について学ぶ。
到達度目標
Outcomes Measured By:
1. 計算機内部での数値表現と誤差発生の仕組みを理解する。
2. 1変数方程式に対する反復法, 補間法, 数値微分積分, 連立1次方程および行列の固有値問題に対する様々な数値計算手法を理解する.
授業計画
Course Schedule
第01回 ガイダンス, 講義を受けるための学力測定試験
第02回 数値表現と誤差とアルゴリズム
第03回 方程式の反復法(1)
第04回 方程式の反復法(2)
第05回 補間(1)
第06回 補間(2)
第07回 スプライン
第08回 中間試験
第09回 数値積分と数値微分(1)
第10回 数値積分と数値微分(2)
第11回 連立1次方程式の解法(1)
第12回 連立1次方程式の解法(2)
第13回 連立1次方程式の解法(3)
第14回 最小2乗法
第15回 行列の固有値問題
教科書
Required Text
E.クライツィグ著,田村義保訳,「数値解析」- (技術者のための高等数学) - ,培風館,2003.
参考書
Required Materials
a) Erwin Kreyszig (2006): Advanced Engineering Mathematics, 9th Edition, Wiley.
b) Octave入門 {http://envmm.jp/data/docs/octave/Octave_Lecture.pdf}
c) Octaveの使用{http://www.nasl.t.u-tokyo.ac.jp/katsu/lectures/optimization/octave-digest.pdf}
 
教科書・参考書に関する備考 教科書と参考書a)
E.クライツィグ著,田村義保訳,「数値解析」- (技術者のための高等数学) - ,培風館,2003.

E.クライツィグ先生のAdvanced Engineering Mathematicsがアメリカを中心に世界的によく使われている名著である。この授業に使われる「数値解析」はその名著の第19−21章の和訳である.
大学院へ進学する学生や, 将来, 数理関係のお仕事を(希望)する学生に英文の原本お勧めである。

2. Octave入門と使用について
数値解析は計算の実践科目であるため,Octaveを使用し,実際に計算することで,その面白さが始めて体験できると思うので,是非,インストールし,実践してみましょう.
成績評価方法
Grading Guidelines
課題と中間試験(60%)+期末試験(70%)
で評価します.60点以上の者は「合格」と認定します.
履修上の注意
Please Note
(1) 再試験は行わない. 不合格者は再履修すること.
(2) 授業中にも質疑歓迎. また, 授業のオフイスアワーを利用し, 質疑をして下さい.
(3) 解析A,B,C,線形代数,情報数学を履修していることを前提とするので, これらの知識を適宜に復習して下さい.
(4) 授業の変更や緊急時の連絡は授業中, または学科掲示板(V棟2F)で掲示し, 通知する.
教員メッセージ
Message from Lecturer
易しい講義ではないので, 授業を受ける前に, 予習をしなさい.
また,課題も多いかも知れないが,頑張ってください.
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
この授業科目は情報電子工学系学科情報システム学コース・コンピュータ知能学コースの学習目標の以下の項目に対応している.
情報技術者「情報基礎」数学と自然科学の基礎知識を身に付ける.
関連科目
Associated Courses
解析A,B,C, 線形代数,情報数学, 線形システム論,基礎物理学
備考
Remarks
再履修になると,授業を受ける友人も少なくなり,かなり不利な条件ばかりになる.
再履修で合格することがかなり難しくなると予想される.
是非,日頃の復習・予習をよくし,再履修にならないように頑張りなさい.