開講学期 Course Start |
2011年度 後期 |
授業区分 Regular or Intensive |
週間授業 |
対象学科 Department |
機械航空創造系学科・材料工学コース |
対象学年 Year |
3 |
必修・選択 Mandatory or Elective |
必修 |
授業方法 Lecture or Seminar |
講義 |
授業科目名 Course Title |
システム材料学 |
単位数 Number of Credits |
2 |
担当教員 Lecturer |
香山 晃(特任教授・環境・エネルギーシステム材料研究機構) 幸野 豊(世話人) |
教員室番号 Office |
Y203(香山) K606(幸野) |
連絡先(Tel) Telephone |
0143-46-5680(香山) 0143-46-5660(幸野) |
連絡先(E-mail) |
kohyama@mmm.muroran-it.ac.jp(香山) kohno@mmm.muroran-it.ac.jp(幸野) |
オフィスアワー Office Hour |
随時(香山) 火曜 15:00〜17:00(幸野) |
授業のねらい Learning Objectives |
材料が持つ様々な性質とそれら互いの関係(材料選択チャート)を理解し、使用される環境、部位、目的に応じて適切な材料選択(ときには必要とされる新材料の設計)を行うのに不可欠な知識を習得する。本講義では、具体的な事例をいくつか取り上げ、モノ(道具、機器、装置、構造物 等)を作る際にどのように材料を選択し活用すれば良いかについて基本的な考え方を学ぶ。更に新しいエネルギーシステムを例として、将来の材料のあるべき姿とそのための設計概念を示す。 |
到達度目標 Outcomes Measured By: |
1. 各種材料の力学的性質、熱的性質、電磁気的性質、化学的性質、材料価格とそれら互いの相関関係(材料選択チャート)を理解する。 2. 使用環境、使用部位、使用目的に応じて、適切な材料選択あるいは新材料の設計を行うための視点を養う。 3. 現在のエネルギーシステムの問題点を材料面から理解し、材料によって解決できる可能性を理解できるようにする。 |
授業計画 Course Schedule |
総合授業時間数(実時間):22.5時間 1. 序論 2-3. 工業材料の基本的な性質 例)・強度特性(ヤング率、引張強さ、クリープ強度、破壊靭性、疲労特性 等) ・熱特性(熱伝導率、熱膨張率 等) ・電磁気特性 ・化学的特性(腐食耐性 等) ・共存性 4-6. 材料選定の基礎 ・材料選定チャートの例 (ヤング率ー密度線図、破壊靭性ー強さ線図、強さー熱膨張線図 等) ・総合評価レーダーチャートの例 (原子力システム、宇宙推進システム、宇宙発電システム 等) 7-8. 材料設計の考え方 9-15. 新しいエネルギーシステムにおける材料課題と材料選択の概要(ケーススタディー) (原子力・核融合発電システム、先進火力発電システム、風力発電システム、 地熱発電システム等) |
教科書 Required Text |
無し。 (必要に応じて資料を配布、または資料入手法の指導を行う。) |
参考書 Required Materials |
|
教科書・参考書に関する備考 | |
成績評価方法 Grading Guidelines |
成績はレポートと小テストにより評価し,60点以上を合格とする。不合格者にはレポートを課した後に一度だけ試験を実施し、60点以上を合格とする。その試験にも不合格の場合は最履修すること。 |
履修上の注意 Please Note |
|
教員メッセージ Message from Lecturer |
|
学習・教育目標との対応 Learning and Educational Policy |
この授業の単位修得は、JABEE基準1(1)の(d)(3)、学科の学習・教育目標の(A)多面的思考能力および(D)材料工学の専門能力に対応している。 |
関連科目 Associated Courses |
この科目の履修にあたっては、3年次開講の材料電気化学、金属材料学A, B、材料強度学の内容を十分理解していることが望ましい。 |
備考 Remarks |