開講学期
Course Start
2011年度 後期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
機械航空創造系学科 
機械システム工学コース
(ロボティクストラック)
対象学年
Year
3
必修・選択
Mandatory or Elective
必修
授業方法
Lecture or Seminar
演習
授業科目名
Course Title
ロボティクス演習
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
風間俊治(取り纏め),花島直彦,湯浅友典,山下光久,成田幸仁,船水英希
教員室番号
Office
B319(風間),B312(花島),B309(湯浅),B313(山下),B317(成田),B203(船水)
連絡先(Tel)
Telephone
0143-46-5349(風間)
連絡先(E-mail)
E-mail
kazama@mmm.muroran-it.ac.jp(風間),hana@mmm.muroran-it.ac.jp(花島),
yuasa@mmm.muroran-it.ac.jp(湯浅),yamasita@mondo.mech.muroran-it.ac.jp(山下),
y-narita@mmm.muroran-it.ac.jp(成田),funamizu@mmm.muroran-it.ac.jp(船水)
オフィスアワー
Office Hour
(月) 15:00-16:30 (風間),(火) 10:25-11:55 (花島),(月) 16:00-17:00 (湯浅),
(水) 10:00-12:00 (山下),(木) 13:30-15:30 (成田),(火) 14:00-16:00 (船水)
授業のねらい
Learning Objectives
ロボット工学において,「計測」,「制御」,「設計」は礎となる「3分野」である.「3分野」の知識を駆使して,機械システムを設計,機能させるためには,機械系エンジニアにおいてもコンピュータ言語の修得が強く望まれる.各回授業の前半では,コンピュータを用いた演習を通して,必要とされるプログラミング技術の基礎を学ぶ.後半では,「3分野」の事例について理解するために,4年開講の卒業研究1,2あるいは関連した事柄の内容や手法の基礎を学び,さらに,卒業研究を通したキャリア形成について熟思する.
到達度目標
Outcomes Measured By:
- 数値計算やハードウェアとのデータ入出力などに広く用いられているC言語の基礎と応用を修得できる(知識力).C言語を用いて,「計測」,「制御」,「設計」分野のプログラム作成に必要な基本的事項(構想したものを図,文章,式,プログラム等で表現する能力を含む)を修得できる(実践力).
- 卒業研究1,2に関連するテーマの内容および手法について基礎的な事項を理解し,説明できる(理解力,知識力).自己のキャリアデザインについて説明できる(構想力).
授業計画
Course Schedule
総授業時間数(実時間);24時間
[プログラミング技術に関する部分]
【第1〜5回】<C言語の基礎>ガイダンス,授業の概要説明,計算機利用環境の整備,データ型と関数,標準入出力関数と演算子,分岐処理と繰り返し処理,数値計算(方程式の求解)[レポート課題1]
【第6〜10回】<C言語の応用>配列,記憶クラスとプリプロセッサ,ポインタ,ファイル操作[レポート課題2]
【第11〜15回】<C言語の活用と実践>ロボットプログラムの導入,ライントレースの原理とプログラム・障害物回避のセンシング[レポート課題3]
【第16回】定期試験
[プレ卒研に関する部分]
【第1回】ガイダンス(10/3)
【第2〜5回】「制御」,「計測」,「設計」,「ロボットアリーナ」の各分野と関連研究室の説明(10/17,24,31,11/7)
【第6回】テーマ選択(研究室割当)(11/14)
【第7〜14回】各研究室での学習・実習・演習.キャリアデザインの構想など(11/21〜)
【第15〜16回】レポート作成(学習・実習・演習の説明.キャリアデザインの説明など)
※毎回,課題等が与えられるので,自己学習を怠らないこと
教科書
Required Text
杉江日出澄・鈴木淳子(著),「C言語と数値計算法」,培風館,定価(2,415円(税込),平成22年現在).
参考書
Required Materials
【ソフトウェア】
B.W.カーニハン,D.M.リッチー共著,「プログラミング言語C」,共立出版.[附属図書館蔵,007.64]#
杉江日出澄・鈴木淳子共著,「Cプログラミングの学習」,培風館.[附属図書館蔵,1Fシラバス007.64//シラバス]#
ハーバートシルト著,「独習C」,翔泳社.[附属図書館蔵,007.64]#
【ハードウェア】
米田完・坪内孝司・大隈久共著,「はじめてのロボット創造設計」,講談社.[附属図書館蔵,421888]#
横山直隆著,「C言語によるH8マイコンプログラミング入門」,技術評論社.[附属図書館蔵,1Fシラバス007.64//シラバス]#
藤沢幸穂著,「H8マイコン完全マニュアル」,オーム社[附属図書館蔵,548.2] 
教科書・参考書に関する備考 教科書を除く教材等は,必要に応じて,別途,配布・提供 (Web site への upload を含む).
成績評価方法
Grading Guidelines
成績は,プログラミング技術に関するレポート課題(20+20+20=)60点満点および期末テスト(定期試験)20点満点,プレ卒研に関するレポート課題20点満点の計100点満点で評価する(全てのレポート課題の提出とテストの受験が必要).無断欠席,遅刻,途中退席ならびにレポート提出日の遅延は減点対象となる.合格点に達しない場合(60点未満)は不合格(再履修).出席率が授業実施回数の4/5未満の者は単位認定されない.(特別な理由のない限り)再試験は行わない.
履修上の注意
Please Note
- 本授業は,機械情報トラックの「ロボティクス設計法」の導入編にも位置づけられる内容です.次年度に「ロボティクス設計法」を履修する予定の方は,必ず,受講して下さい.
- プレ卒研における研究室割当は,「卒業研究1,2」の研究室配属に引き継がれます.研究室は,4月に卒研着手できなかった場合も,変更はありません.研究室毎に受け入れ可能人数(枠)が決まっています.希望者数がこの枠を越えた場合は,話し合いあるいは成績を加味して割り当てられます.
教員メッセージ
Message from Lecturer
1.演習を主としますので毎回の出席が原則です.自ら積極的に取り組む姿勢を期待します.教科書,ノート,筆記用具を持参して下さい.
2.情報メディア教育センターの端末を使用します.開講日までに,操作や手順の復習ならびにIDとパスワードの確認などを済ませておいて下さい.
3.授業の内容に関する質問や授業に対する意見,希望などがありましたら,各単元担当教員のオフィスアワーを利用して下さい.
4.急病や事故など,止むを得ない事情が生じた場合には,できる限り早く,メール,電話,来室,友人等への言付けなどで担当教員に連絡して下さい.
5.授業の進捗状況や諸般の都合により,授業計画に変更が生じる場合があります.
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
【学科の学習・教育目標との対応】
 (B)工学基礎力の修得
 (C)工学専門知識の修得
 (D)デザイン能力の修得
【JABEEの学習・教育目標との関連】 
 (d)-(2) 機械工学の主要分野(材料と構造,運動と振動,エネルギーと流れ,情報と計測・制御,設計と生産・管理,機械とシステム)のうち各プログラムが重要と考える分野に関する知識と,それらを問題解決に応用できる能力.なお,各分野の内容要件については別に定める.
 (e) 種々の科学,技術および情報を利用して社会の要求を解決するためのデザイン能力
関連科目
Associated Courses
[必要とする主科目]情報メディア基礎
[必要とされる主科目]ロボティクス設計法,卒業研究I,II(テーマ毎)
備考
Remarks
機械システム工学科機械情報コースの過年度生(機械情報演習の未修得者)は本授業を履修して下さい.