開講学期
Course Start
2011年度 前期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
情報電子工学系学科
機械航空創造系学科
機械システム工学科
対象学年
Year
4
必修・選択
Mandatory or Elective
選択
授業方法
Lecture or Seminar
講義及び演習
授業科目名
Course Title
計算機システム
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
永野宏治
教員室番号
Office
V508
連絡先(Tel)
Telephone
46-5420
連絡先(E-mail)
E-mail
nagano(at)mmm.muroran-it.ac.jp  スパム対策として@を(at)にしています。
オフィスアワー
Office Hour
月曜日10:30-11:30  
授業のねらい
Learning Objectives
計算機のハードウェア,アーキテクチャ及びシステムプログラムに関する基礎知識を学び,計算機の動作原理を理解する。
到達度目標
Outcomes Measured By:
1.計算機の構成を理解する。
2.計算機内での数値の表現方法を理解する。
3.中央演算装置,順序制御装置,記憶装置,入出力装置の構造と働きを理解する。
4.オペレーティングシステムの基本的役割を理解する。
5.ネットワークの基礎原理を理解する。

授業計画
Course Schedule
1週目 身近にある計算機を知り、計算機の構成を学びます。
2週目 学生諸君が触れてきた計算機,OS,ソフト,言語を紹介する小論文を書いてもらいます。
3週目 計算機システムの構成方法と処理形態の典型例を学びます。
4週目 情報が量として測れることを学び、情報の単位を理解する。(1.1)
5週目 数値を分類し、計算機内での数値の表現方法を学びます。2進法,浮動小数点,負の数の補数表現。(1.1)
6週目 計算機の構造を学び、内部装置の構成を学びます。計算機の発展の歴史を学びます。(2.1.1)
7週目 機械語とその動作を学びます。(2.1.5)
8週目 プロセッサの機能と演算器の働きを学びます。(1.1.12-1.1.15, 2.1.2, 2.1.4)
9週目 計算機内で命令が順番だてて実行されるメカニズム(順序制御機構)を学びます。マシン命令の実行順序の管理と制御,割り込み,スタック。(1.2.3-1.2.4, 2.1.2-2.1.4)
10週目 オペレーティングシステムのプロセス管理の原理を学びます。(2.2.1-2.2.3)
11週目オペレーティングシステムのメモリ管理の方法を学びます。広大なメモリ空間を実現する仮想記憶の原理を学びます。仮想記憶。(2.2.4-2.2.6)
12週目 ネットワークの接続原理を学び、ネットワーク上で計算機が特定できる方法を理解します。(第7章)
13週目 ネットワーク機器とOSI参照モデルの関係およびプロキシの働きを学びます
(小高計算機システム第6章)
14週目 講義全体をまとめます。最近の研究について話します。
15週目 まとめのテスト

教科書
Required Text
小高知宏,「基本情報処理技術者に向けての情報処理の基礎と演習(ハードウェア編)」近代科学社,2000円
参考書
Required Materials
藤広哲也,「CPUは何をしているか」すばる舎
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梅津信幸,「あなたはコンピュータを理解していますか?」技術評論社
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矢沢久雄,「プログラムはなぜ動くのか」日経BP社
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清水謙多郎,「オペレーティングシステム(情報処理入門コース2)」岩波書店
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柴山潔,「ハードウェア入門」サイエンス社
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柴山潔,「コンピュータアーキテクチャの基礎」近代科学社
#
齋藤忠夫,大森健児「現代計算機アーキテクチャ」オーム社 
教科書・参考書に関する備考
成績評価方法
Grading Guidelines
計算機システムの構造の基本的な知識を筆記試験で判定します。
筆記試験において,60点以上を合格とします
履修上の注意
Please Note
(1) 授業は、毎回必ず出席すること。
(2) 講義の最後に,毎週小テストを行います。小テストでは,その週の内容を問います
(3) 再試験は行なわない。
(4) 不合格者は再履修すること。
教員メッセージ
Message from Lecturer
情報工学を学ぶ上で計算機システムを理解していることは必須の条件であるので,しっかり勉強してほしい。
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
関連科目
Associated Courses
備考
Remarks