開講学期 Course Start |
2011年度 前期 |
授業区分 Regular or Intensive |
週間授業 |
対象学科 Department |
応用理化学系学科 応用物理コース |
対象学年 Year |
3年 |
必修・選択 Mandatory or Elective |
必修 |
授業方法 Lecture or Seminar |
講義 |
授業科目名 Course Title |
統計熱力学 |
単位数 Number of Credits |
2 |
担当教員 Lecturer |
近澤 進 |
教員室番号 Office |
K602 |
連絡先(Tel) Telephone |
0143−46−5618 |
連絡先(E-mail) |
chika @ mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー Office Hour |
金曜日13:30-15:00 |
授業のねらい Learning Objectives |
ミクロな体系(力学的視点)とマクロな体系(熱力学的視点)の橋渡しをする統計熱力学を学ぶ。 |
到達度目標 Outcomes Measured By: |
1. 確率統計の基礎がわかる。(基礎力) 2. ボルツマン分布を理解できる。(論理力) 3. 統計熱力学の基本的な用語を理解し、使用することができる。(理解力) 4. 基本的な例題を解いて統計熱力学の意味を説明できる。(応用力) |
授業計画 Course Schedule |
総授業時間数(実時間);24時間 週 授業内容 1.確率と統計の基礎1 2.確率と統計の基礎2 3.統計熱力学の基礎 4.ミクロカノニカル分布の方法 5.ミクロカノニカル分布の応用 6.カノニカル分布の方法 7.カノニカル分布の応用1 8.カノニカル分布の応用2 9.量子統計の基礎 10.ボーズ統計の応用1 11.ボーズ統計の応用2 12.フェルミ統計の応用1 13.フェルミ統計の応用2 14.相互作用の強い系における統計力学1 15.相互作用の強い系における統計力学2 16.定期試験 |
教科書 Required Text |
教科書は使わない。必要に応じてプリントを配布する。 下の参考書を適宜参照してください。 |
参考書 Required Materials |
久保亮五 編「大学演習 熱学・統計力学」裳華房(図書館所蔵)# 小暮陽三 著 「統計力学」森北出版 (図書館所蔵) # 市村浩 著「統計力学(改訂版)」裳華房基礎物理学選書10 (図書館所蔵)# F.ライフ 著「統計物理(上)(下)」丸善バークレー物理学コース5(図書館所蔵)# F.ライフ 著「統計熱物理学の基礎(上)(下)」 吉岡書店(図書館所蔵)# C.キッテル 著「熱物理学第2版」丸善(図書館所蔵) # 香取眞理 著「統計力学」裳華房フィジックスライブラリー |
教科書・参考書に関する備考 |
「統計熱力学」に関する教科書は非常にたくさんあります。 初学者用のものは熱力学に比重を置き、統計力学は付け足し程度になります。 「統計力学」という名の本格的教科書の多くは導入部が非常に難解です。 本応用物理コースに適切な教科書が今のところ見当たりませんので、 上に挙げた参考書など、自分にあった教科書・参考書を各自見つけてください。 |
成績評価方法 Grading Guidelines |
理解度の確認のため数回小テストを行う。 小テスト40%+定期試験60%=100点満点で評価し、60点以上を合格とする。 不合格者には再試験を1回行う。 |
履修上の注意 Please Note |
自己学習のためセルフチェック問題を提供する。 これらをすべて提出することが成績評価の条件である。 |
教員メッセージ Message from Lecturer |
|
学習・教育目標との対応 Learning and Educational Policy |
「応用物理コース」:コース学習目標 F.材料物性を含む応用物理分野の専門知識を修得し、 これを自ら取り組む課題に応用できる能力を身に付ける。 「応用物理コース」:JABEE基準 この授業の単位修得は、JABEE基準1(1)の (d)-(1a):専門分野の基礎能力、に対応している。 学習・教育目標の(D):理工学の基礎、に対応している。 |
関連科目 Associated Courses |
熱力学、物理化学A、量子論 |
備考 Remarks |