開講学期
Course Start
2011年度 前期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
応用理化学系学科
対象学年
Year
2
必修・選択
Mandatory or Elective
選択
授業方法
Lecture or Seminar
講義
授業科目名
Course Title
計測工学
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
空閑良壽
教員室番号
Office
H308
連絡先(Tel)
Telephone
46-5765
連絡先(E-mail)
E-mail
kuga@mmm.muroran-it.ac.jp
連絡の際はまずは,研究室を訪ねてください。
オフィスアワー
Office Hour
月 13:00〜15:00。
上記以外の時間も対応しますから気軽に訪ねてください。
授業のねらい
Learning Objectives
化学工学・物理・化学実験における,測定データの解析に必須となる,誤差解析について丁寧に学ぶ。測定データの不確かさの程度,誤差の伝播などの基礎概念を学び,さらにデータの統計的取扱い法の理解に重点を置き,実験レポートのデータ解析を論理的に行うための基礎力を身につける。
到達度目標
Outcomes Measured By:
1. 実験レポートのデータ解析に必須の,誤差解析に関する基礎的概念を理解する。(20%)
2.誤差の伝播則を理解し,使い方を習得する。(30%)
3. 誤差解析の統計的取扱い法を含めた使い方を習得する。(30%)
4. ヒストグラムと分布の概念を理解し,取扱い法を習得する。(20%)
授業計画
Course Schedule
総時間数(実時間)24 時間。
講義には主に教科書と配布プリントを使用し,パワーポイント形式で行なう。講義中に複数回演習を行う予定であり,電卓や作図を要する問題を解く機会も多いため,必ず電卓と定規を毎回用意すること。 演習は採点して,返却しますので,かならず復習して理解度を確認してください。
第1週  誤差解析とは何か (教科書第1章)
第1週  実験レポートにおける誤差評価の使い方(1)(教科書第2.1―2.4章)
第2週  実験レポートにおける誤差評価の使い方(2)(教科書第2.5―2.6章)
第3週  実験レポートにおける誤差評価の使い方(3)(相対誤差)
第4週  誤差の伝播 (1)平方根則 (教科書第3章)
第5週  誤差の伝播 (2)和と差,積と商 (教科書第3章)
第6週  誤差の伝播 (3)独立な誤差,一般式 (教科書第3章)
第7週  これまでのまとめ1
第8週  ランダム誤差の統計的取扱い(1) (教科書第4.1--4.3章)
第9週 ランダム誤差の統計的取扱い (2)(平均値の標準偏差)
第10週  ヒストグラム (1)(教科書第5章)
第11週  ヒストグラム (2)(教科書第5章)
第12週  正規分布(教科書第5章)
第13週  測定値の受容の可能性(教科書第5章)
第14週  データの棄却(教科書第6章)  
第15週 最小2乗法によるあてはめ(教科書第8章)  
定期試験
教科書
Required Text
#John R. Taylor 著,林・馬場 訳 「計測における誤差解析入門」 東京化学同人 \4410 [附属図書館蔵]
参考書
Required Materials
#谷口修 「計測工学 第2版」 森北出版[附属図書館蔵]
#William C. Hinds 「Aerosol Technology 2nd Ed.」 John Willey & Son Co. Ltd. [附属図書館蔵]  
教科書・参考書に関する備考 講義中に適時, 予習・復習用のプリントを配布します。
成績評価方法
Grading Guidelines
60点以上を合格とする。その成績は定期試験(70%),授業中に10回程度行う演習(30%)で評価する。到達度目標1は,演習を主に,定期試験を副として評価する。到達度目標2,3,4は定期試験と演習で評価する。
履修上の注意
Please Note
本講義は全出席と予習,復習を十分行なうことを前提としている。やむ得ない事情で欠席した場合は,次回までに十分な準備をして臨むこと。 再試験は行わない。
教員メッセージ
Message from Lecturer
実験レポート作成に必要なデータの取り扱い方,誤差解析を丁寧に学ぶこと。化工実験A,Bでも,その成果を試す機会がある。講義で直接的に取り扱うことができないが,パソコンを用いたエクセルなどの表計算,統計解析について自主的に学んで欲しい。これについては,化工実験Bでも,その成果を試す機会がある。
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
応用化学コース・バイオシステムコース)
(B−1)(専門基礎知識)の達成
(応用物理コース)
(D)理工学基礎 技術者としての素養および応用物理を理解するための基礎として,数学,自然科学,情報科学を修得する。 
関連科目
Associated Courses
化学工学実験A,B,物理化学実験,物理実験,化学実験,化学工学基礎,拡散単位操作など
備考
Remarks