開講学期
Course Start
2011年度 前期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
機械航空創造系学科・機械システム工学コース
対象学年
Year
3年
必修・選択
Mandatory or Elective
選択
授業方法
Lecture or Seminar
講義形式
授業科目名
Course Title
計測電子工学U
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
相津佳永
教員室番号
Office
Y401
連絡先(Tel)
Telephone
0143-46-5348
連絡先(E-mail)
E-mail
aizu@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー
Office Hour
火曜日15時〜17時
授業のねらい
Learning Objectives
計測の基本概念を理解し,産業において計測の果たしている役割の位置付けを理解する.
到達度目標
Outcomes Measured By:
計測の基本的事項を理解し,機械工学をはじめ様々な工学・科学分野で利用度の高い具体的計測手法を学習する.計測の基本と,計測電子機器の原理を理解することで,正しい計測を行うことのできる機械技術者としての基礎を築くよう努める.具体的には,
1)計測量の取扱いに必要な確率統計の基礎が習得でき,使えるようになる.
2)測定量とその誤差を定量的に解析評価できるようになる.
3)信号処理の為の各種方法(フーリエ変換と自己相関関数,フィルタリング,コンボルーション,アナログーデ
ジタル変換など)が理解できる.
4)電気量,温度,熱,応力,ひずみ,位置,速度,加速度等の物理量の計測原理と方法がわかるようになる.
授業計画
Course Schedule
週 授業内容
1.物理量の単位と標準 pp. 1-10
2.測定の不確かさとその統計・評価 pp.11-32
3.測定値の相関と回帰 pp.33-37
4.時系列データの処理 pp.38-52
5.出力信号の応答とフィルタリング pp.53-62
6.デジタル量 pp.63-69
7.抵抗の測定と電気・電子回路 pp.70-89
8.温度および熱量の測定 pp.90-99
9.放射線計測 pp.100-118
10.材料計測 pp.119-128
11.応力とひずみの計測 pp.129-143
12.流速の測定 pp.144-155
13.位置・速度・加速度の計測 pp.156-169
14.計測機器とまとめ
15.最新トピックスについて
定期試験
教科書
Required Text
「計測工学」鈴木亮輔 他著昭晃堂
参考書
Required Materials
「計測の科学と工学」苅谷公明・前田親良・共著産業図書 
教科書・参考書に関する備考 必要に応じ,他の参考書を紹介することがある.
成績評価方法
Grading Guidelines
定期試験100%で判定する.ただし,レポートを課した場合,その提出がない分について定期試験の得点から
減点を行うことがある.出席は当然であり出席点は設けていない.講義中に課題演習を行うことがあるので,
演習の主旨から,逆に欠席した分について定期試験の得点から減点を行うことがある.その他,状況により小
テスト,中間試験を実施した場合は,これらを20%,定期試験を80%の割合で評価することがある.いづれも
合計60点以上を合格とする.
履修上の注意
Please Note
1.80%以上の出席が必要.
2.再試験は原則実施しないが,もし実施した場合は,80点満点で評価するので注意.
3.不合格者は再履修すること.
教員メッセージ
Message from Lecturer
なぜ,計測が重要なのかを考えて受講してほしい.
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
(A)−2:数学基礎とその応用能力
(A)−4:機械システム工学に関する知識とそれらを問題解決に応用できる能力
●JABEEの学習・教育目標との関連
(c)数学、自然科学および情報技術に関する知識とそれらを応用できる能力
(d)−(2) 機械工学の主要分野(材料と構造、運動と振動、エネルギーと流れ、情報と計測・制御、設計と生産・
管理、機械とシステム)のうち各プログラムが重要と考える分野に関する知識と、それらを問題解決に応用でき
る能力。
関連科目
Associated Courses
履修科目:物理学実験,情報メディア基礎
この科目を必要とする科目:ロボティクス演習,ロボティクス実験,ロボティクス設計法,データの統計解析,システム情報工学,卒業研究T・U
備考
Remarks
特になし