開講学期
Course Start
2011年度 前期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
建築社会基盤系学科(建築学コース)
対象学年
Year
3
必修・選択
Mandatory or Elective
必修
授業方法
Lecture or Seminar
講義及び演習
授業科目名
Course Title
建築鉄筋コンクリート構造
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
荒井康幸
教員室番号
Office
D-323
連絡先(Tel)
Telephone
0143-46-5202
連絡先(E-mail)
E-mail
yarai@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー
Office Hour
火曜日12:00〜12:30,木曜日17:00〜17:30
授業のねらい
Learning Objectives
建物自体の重量や積載物の重量をはじめ,地震力,風圧力,雪の重量などを支えている柱や梁等の主要構造体がコンクリートと鉄筋で構成されている構造物を鉄筋コンクリート(RC)構造という。本授業では構成材料の力学的性質やRC構造に要求される性能と設計手順を理解した後,鉄筋コンクリート構造に関する基本的理論を修得する。
到達度目標
Outcomes Measured By:
1.鉄筋コンクリート構造に関する基本的な用語を理解し,使用することができる。
2.コンクリートと鉄筋の力学的性質を理解する。
3.鉄筋コンクリート部材の曲げ挙動を理解する。
4.鉄筋コンクリート梁及び柱の断面を設計することができる。
授業計画
Course Schedule
総授業時間数(実時間);24時間
1週目 コンクリート構造の概要と地震被害例
2週目 コンクリートの種類と力学的性質(1)
3週目 コンクリートの種類と力学的性質(2)
4週目 鉄筋の力学的性質,コンクリートと鉄筋の応力分担
5週目 曲げを受ける梁(単筋梁)(1)
6週目 曲げを受ける梁(単筋梁)(2)
7週目 中間試験
8週目 梁の断面設計(1)
9週目 梁の断面設計(2)
10週目 梁の断面設計(3)
11週目 梁の曲げモーメントと変形
12週目 曲げと軸力を受ける部材(柱)
13週目 柱の断面算定(1)
14週目 柱の断面算定(2)
15週目 柱の曲げモーメントと変形
(16週目 定期試験)
教科書
Required Text
島津孝之他著「新しい鉄筋コンクリート構造」森北出版 3,045円
参考書
Required Materials
日本建築学会「鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説」 5,800円 
教科書・参考書に関する備考 他に授業に使用する必要な資料は適宜プリントとして配付する。
成績評価方法
Grading Guidelines
100点満点で中間試験30点,定期試験60点,レポート10点の割合で評価し,60点以上を合格とする。
履修上の注意
Please Note
@レポートの提出が必要(未提出の場合は,非履修とみなす)。
A授業中の質問は大歓迎。オフイスアワーなどでの質問も適宜受け付ける。
B授業の変更や緊急時の連絡は授業中または掲示板で通知をする。
C再試験は1回のみ行い,60%以上の得点を合格とするが,評価は最高80点とする。
教員メッセージ
Message from Lecturer
レポート(設計課題)を課しますので,教科書および設計例の説明を熟読し,他人のレポートを見ることなく自力で作成して下さい。
課題を仕上げることだけを目標にすることなく,考え方を理解するして下さい。採点しやすいように,見やすいレポート(文字や書き方)を心がけること。
何時でも質問を歓迎しますが,先ず自分で何が解らないかを整理して下さい。
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
この授業の単位修得は、学科(建築コース)の学習・教育目標の,(C):未来に対する深い洞察力をもって高い視点から問題に対処し,将来にわたって豊かな能力を身につける,(G):構造演習や実験を重視した教育により,建築の構造に関する基礎的知識と応用力を修得する,に対応している。
関連科目
Associated Courses
この科目の履修にあたっては,1学年開講の材料の力学と2学年開講の建築構造力学T,建築構造力学Uを修得しておくこと。今後の関連科目は,建築鉄筋コンクリート構造演習と建築構造設計演習である。
備考
Remarks