開講学期
Course Start
2011年度 前期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
建築社会基盤系学科
対象学年
Year
1年次
必修・選択
Mandatory or Elective
必修
授業方法
Lecture or Seminar
講義
授業科目名
Course Title
基礎物理A (建築)
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
清水一道
教員室番号
Office
T207
連絡先(Tel)
Telephone
0143-46-5651
連絡先(E-mail)
E-mail
shimizu@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー
Office Hour
通常:毎週月曜日 15:00-17:00(時間があればいつでも対応可)
授業のねらい
Learning Objectives
・「質点の力学」、「質点系と剛体」の2つの章で、力学の基本的概念と物体の運動を記述する力学法則を学ぶ。
・複雑な力学現象の本質をとらえ、多くの要素の中から最も重要なものを取り出して単純化、抽象化する手法と運動を記述する数学の手法を学ぶ。
到達度目標
Outcomes Measured By:
1. ベクトルや微分積分の基本的な公式を理解し、問題を解くことができるようになる。
2. 質量や速度、加速度など力学の基本概念を理解し、説明できるようになる。
3. 物理量の単位や次元解析を理解する。また、概算で答えを出せるようになる。
4. 問題に応じた運動方程式や保存則をたてることができるようになる。
5. 運動方程式(微分方程式)を解くことができるようになる。
6. 解いた結果から何が言えるかを考える習慣を身につける。
授業計画
Course Schedule
総授業時間数(実時間);24時間
 第1週 ガイダンス、質点とベクトル
 第2週 変位と速度、加速度
 第3週 力と慣性
 第4週 物理量と単位
 第5週 放物運動
 第6週 単振動、単振り子
 第7週 仕事と運動エネルギー、束縛運動
 第8週 保存力とポテンシャル、位置のエネルギー
 第9週 平面運動の極座標表示、万有引力と惑星の運動、ガリレイ変換と回転座標系
 第10週 2体問題、重心とその運動
 第11週 運動量と角運動量、運動量保存則と衝突(1)
 第12週 運動量保存則と衝突(2)、重心運動と相対運動
 第13週 質点系の角運動量、剛体とそのつり合い
 第14週 固定軸の周りの剛体の運動
 第15週 慣性モーメントの計算、剛体の平面運動
 第16週 定期試験
教科書
Required Text
小出昭一郎著「物理学(三訂版)」裳華房
参考書
Required Materials
「基礎物理演習2010」 高野,中川,村山,戎,関根,湊 共著
「基礎物理ハンドブック2010」 高野,中川,村山,戎,関根,湊 共著
(最初の講義のときに配布します) 
教科書・参考書に関する備考
成績評価方法
Grading Guidelines
60点以上を合格点とする。その成績は定期試験の成績(60%),レポート・課題の提出(40%)により総合評価する。また,授業態度により評価点からその20%を上限として減点する。不合格者にはレポートを課した後に一度だけ再試験を実施し、60点以上を合格とする。再試験に不合格の場合には再履修すること。
履修上の注意
Please Note
1)知識力、理解力、計算力などの向上を目指すために、適宜小テストを 行うことがあるので十分復習をしておくこと。
2)授業中の質問は大歓迎。オフイスアワーなどでの質問も適宜受け付ける。
3)授業の変更や緊急時の連絡は授業中または掲示板で通知をする。
4)再試験は一度しか行わない。
5)不合格者は再履修すること。
教員メッセージ
Message from Lecturer
最後まで、あきらめずに、粘り強く講義に出席してほしい。また、レポートを数回、課す予定である。他人のレポートを見ることなく自力で作成すること。採点しやすいように,見やすいレポート(文字や書き方)を心がけること。
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
この授業の単位修得は、建築社会基盤系学科(建築学コース,土木工学コース)の学習・教育目標
「(A) 未来をひらく科学技術者に必要となる総合的な理工学知識を習得する」「(C) 未来に対する深い洞察力をもって高い視点から問題に対処し,将来にわたって豊かな能力を身に付ける」と対応している。
関連科目
Associated Courses
基礎物理B, 物理学実験
備考
Remarks