開講学期
Course Start
2011年度 前期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
<思考と文化>コース
対象学年
Year
3年
必修・選択
Mandatory or Elective
選択
授業方法
Lecture or Seminar
講義
授業科目名
Course Title
行動の科学
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
石橋 伸恵
教員室番号
Office
Q301(Q棟3F非常勤講師控室)
連絡先(Tel)
Telephone
0143-46-5822(二宮)
連絡先(E-mail)
E-mail
bscience@hotmail.co.jp
オフィスアワー
Office Hour
授業の前後15分程度
授業のねらい
Learning Objectives
人はどのような心を持つのか。心はどのような行動を生み出すのか。行動はどのような社会を作り上げるのか。人の心が行動を生み出し、その行動が社会を形成し、形成された社会環境がまた人の心や行動に影響していく過程を理解することは、現在の日本社会あるいは国際社会を理解するうえで非常に重要である。本講義では社会心理学における様々な実験研究を通じて、人の心と行動、社会との関連を紐解いていく。
到達度目標
Outcomes Measured By:
人間の行動には、個人の心と周囲の環境の双方の要因が必ず関わっている。個人と環境はどのような相互作用を起こしているのか、そのメカニズムについて充分に解明されてはいないが、様々な切り口から行われている研究や調査知見を通じて理解を深める。また、ある切り口を選ぶことは、多くの要因を無視することでもあるため、社会と人間行動の研究手法に理解には制約を伴うことを理解する。同じように、人間は持てる資源の中で効率よく生き抜くという制約を抱えて行動しているのだという考え方を獲得して欲しい。
授業計画
Course Schedule
社会心理学を中心に、心理学、脳科学、遺伝行動学、社会学等の知見を交えながら多面的に進めていく。
1) 人間行動を理解するための様々な視点と学問分野
2) 社会心理学の古典的研究1
3) 社会心理学の古典的研究2
4) 社会心理学の古典的研究3
5) ゲーム理論(経済学と人間行動の関わり)
6) 生態学的視点(動物としての人間)
7) 進化学的視点(進化と人間行動)
8) 脳科学的視点(脳と人間行動)
9) 行動遺伝学的視点(遺伝と行動の関わり)
10) 社会学的視点
11) 現代の諸問題と社会
12) 社会調査
13) 分析の手法
14) 合理的な行動とは何か
15) まとめ
[総授業時間:(45分/60分)×2×15=22.5時間]
教科書
Required Text
参考書
Required Materials
山岸俊男(編)「社会心理学キーワード」有斐閣双書
池上知子・遠藤由美「グラフィック社会心理学」サイエンス社 
教科書・参考書に関する備考 教科書は特になし。必要に応じてプリントを配布する。
成績評価方法
Grading Guidelines
テスト期間に行う試験によって評価する。
積極的に授業に参加した場合には加点をする。
100点満点中60点以上を合格とする。
履修上の注意
Please Note
特別な理由が無い限り、再試験・再履修は行なわない。
教員メッセージ
Message from Lecturer
人間と社会に対する様々な視点について学ぶことは、他者の立場に立って物事を考える基礎となり得ます。他者視点取得は皆さんが社会人になるにあたって意識して訓練して欲しいスキルです。この授業がその助けになることを願っています。
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
JABEE基準1(1)「(a):地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養」に対応。
関連科目
Associated Courses
こころの科学、現代心理学
備考
Remarks