開講学期
Course Start
2011年度 前期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
公共システム工学専攻
対象学年
Year
1年
必修・選択
Mandatory or Elective
選択
授業方法
Lecture or Seminar
講義
授業科目名
Course Title
科学技術社会論
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
吉田省子
教員室番号
Office
Q301(Q棟3F非常勤講師室)
連絡先(Tel)
Telephone
0143−46−5822(窓口:二宮)
連絡先(E-mail)
E-mail
yoseikoy@vmail.plala.or.jp
オフィスアワー
Office Hour
窓口の二宮教員を通して連絡してください。
授業のねらい
Learning Objectives
高度科学技術社会における科学・技術と社会の相互作用を歴史的視野のもとで考察し,新しい科学技術が社会に埋め込まれるときに生じる様々な軋みを「市民参加型意思決定」「協働」「公共空間」といった概念を借りて検討し,今後のあり方を考察する。
到達度目標
Outcomes Measured By:
事例調査の実習とその発表会を実践できたことをもって,授業のねらいが達成されたと考える。
授業計画
Course Schedule
初回   導入。科学技術社会論の技法。トランス・サイエンス。
第2回〜第5回 事例分析の「事例」 参考書・藤垣Aの第6章を中心に
            (1) 科学的知識に根ざした予備的考察
            (2)〜(3) 遺伝子組換え食品規制のリスクガバナンス
第5回〜第7回 専門主義と公共性
            (1)  専門主義と公共空間
            (2)  科学的合理性と社会的合理性
            (3) 状況依存性
第8回  実習:事例調査(履修者による)のガイダンス
第9回〜第10回 科学政策論(毎回15分程度の実習の進捗状況の把握)
            (1)  公共空間での意思決定の仕組み
            (2) 科学のガバナンス
第11回〜第13回 事例分析「北海道のGMO論争とGM作物ガバナンス」
            ※北海道GM条例−北海道GMコンセンサス会議を束ねた力
            (1)  事実の記述
            (2)  論点の可視化
            (3)  再構成
第14回〜第15回 実習発表会「事例調査報告」(学会発表形式)
教科書
Required Text
参考書
Required Materials
藤垣A:藤垣祐子編,『科学技術社会論の技法』,東京大学出版会,2005年;
藤垣B:藤垣祐子,『専門知と公共性』,東京大学出版会,2003年;
小林傳司,『トランス・サイエンスの時代』,NTT出版,2007年 
教科書・参考書に関する備考 特定の教科書は使用しない。授業ごとに資料等を配布する。参考書は事例調査報告に役立てるためにも各自用意した方がいい。授業理解にも役立つ。
成績評価方法
Grading Guidelines
「事例調査報告」をベースに作成した学期末のレポートによる。また,報告会で活発な質疑応答を行った場合,加点する。
履修上の注意
Please Note
大部分は講義形式であるが,履修者の人数を斟酌した上で「調査―報告」を課し,合評会を兼ねた報告会を組み込む予定なので,受身の姿勢ではレポートは完成しないかもしれません。
教員メッセージ
Message from Lecturer
科学技術社会論を机上の知識として学習するのではなく,実社会とのつながりにおいて理解するよう心がけましょう。
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
(1)分析・解決能力(1単位分)、(2)マネージメント能力(1単位分)
関連科目
Associated Courses
公共システム構造論,環境化学基礎,環境政策論
備考
Remarks